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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:野崎 正蔵 議員
質疑・質問日:03/08/2022
会派名:自民改革会議


○野崎委員
 分割質問方式で質問させていただきます。
 月曜日から新聞でもいろいろ報道されておりますけれども、県スポ協知事の名で供花、公選法に抵触、理解が不十分だったといった見出しで新聞報道もされましたが、この件について少しお尋ねします。
 私もいろいろなところからお話をお伺いする中でまず経緯を確認したいのですが、供花が出ている、知事の名前が書かれているということで県民の方から県に問合せがあり、その連絡を受けた県職員が選挙管理委員会に確認したところ違法性があるとの答えが返ってきたと。違法性があるということで、その職員は担当部局であるスポーツ振興課にその旨を伝え、スポーツ振興課は県スポーツ協会に連絡して供花を外すように指示をしたという経過でよろしいですか。

○高松スポーツ振興課長
 5番委員のおっしゃる内容でよろしいかと思います。

○野崎委員
 つまり、県スポーツ協会は違法性のある行為をしたという認識でよろしいですか。

○高松スポーツ振興課長
 現時点で私どもが聞いている情報では、公職選挙法に抵触するおそれがあるものであります。

○野崎委員
 公職選挙法第199条の3では、公職の候補者等の関係会社等の寄付も禁止ということで、公職の候補者または公職の候補者になろうとする者――公職にある者を含む――がその役職員または構成員である会社その他の法人または団体は、当該選挙区内にある者に対し、いかなる名義をもってするを問わず、これらの者の氏名を表示し、またはこれらの者の氏名が類推されるような方法で寄附をしてはならないとあります。その公職選挙法に抵触するおそれがあるという言い方をしましたけれども、そのおそれというのは限りなく抵触するという認識の下に連絡したんですか。

○高松スポーツ振興課長
 今の法令の内容でありますとか、逐条解説等、もしくは経営管理部から連絡があった内容に照らし合わせますと、どのくらいの割合かは私も何とも判断がつかないところでございますが、繰り返しになってしまいますけれども、法に抵触するおそれがあるということでございます。

○野崎委員
 分からない状態でそれをやめろとか、外せとか、しかもお金を払って出しているものを撤去しろというのはあまりにおかしな話なので、そこの認識をきちんと説明してください。どういう認識の下に連絡をしたのか。

○高松スポーツ振興課長
 分からないという言い方で語弊を生じさせてしまいました。こういった逐条解説から見ると、法に抵触するものである割合が高いという認識を持っております。

○野崎委員
 つまり、県スポーツ協会は違法性のある行為をしていたので、所管するスポーツ振興課としては是正の措置を求めたことになろうかと思います。そうした場合に知事は記者会見の中で、自らのペナルティーについては、組織の幹部とお目にかかってどのようなことだったのかをしっかり聞いて、それで対応するように考えたいという返答をしております。
 県のスポーツ協会は指定管理も受けておるわけですが、指定管理を受ける団体が違法行為をしたときには何かしらのペナルティーはあるのでしょうか。

○高松スポーツ振興課長
 指定管理をするに当たりまして、県とスポーツ協会で基本協定を結んでおります。その中のペナルティーの条項から見ますと、指定管理業務においてやらなければいけないことが履行できないといった規定はございますが、正直に申し上げて今回の事例は初めての事例でございまして、今回の案件に関して、今は具体的に何かペナルティーをこちらから課すというものにはなってございません。

○野崎委員
 何かしらの過ちを犯したときには、ペナルティーなりそれへの指導があってしかるべきかなと思うんです。特に指定管理においても、暴対法も含めてそういった団体にはやってはいけないだとかいろいろあるわけじゃないですか。
 今回は初めてだというお答えですが、初めてでも起こっていることなのでどう対応するか、どのように方針を考えておられるのか伺います。

○高松スポーツ振興課長
 今回の件に関しましては、法令遵守の観点からも県から厳重に注意を促したいということと、今後の再発防止につきましても報告を求めていきたいと考えております。

○野崎委員
 私が申し上げたいのは、違法な行為をしたところが県の指定管理を受けたりする団体でもありますし、そこのトップが知事であったことも含めると、何かしらの責任論が発生するのではないかと思っております。
 いずれにしても、この団体にペナルティーを課すのか、知事自らが自らにペナルティーを課すのがいいのか、担当課としてはどう考えるのでしょうか。

○高松スポーツ振興課長
 会長であります知事の責任に関しましては、昨日の記者会見にもございましたが、記者から本事案の受け止めを問われまして知事からは、会長として監督責任を感じている、組織の長として責任を感じており、協会から具体的に説明を頂いてからにしたいという発言もございましたものですから、私どもとしては、その御発言を受けて今後の知事の動向を注視したいと考えております。

○野崎委員
 ここであまり言ってもなかなかつらいところもあるかもしれませんけれども、やっぱり進言は進言としてきちんとするべきだと思うんです。県庁の中での対処の仕方であったりだとかね。両方絡んでいるわけですよね。それを片一方だけ罰して片一方は守るだとか、そういうことは何となくすっきりしない感じになろうかと思いますので、ぜひきちんとした進言をしていただくよう要望しておきます。

 次の質問に移ります。
 非常勤特別職についてお伺いします。
 文化観光委員会が所管している非常勤特別職は、どういった方がどういう役職として設置されるのかをまず伺います。

○林政策管理局長兼総務課長
 非常勤特別職でございますけれども、2種類あると考えております。
 まずは附属機関、いわゆる審議会の委員でございます。今、5審議会に73人を委員として任命させていただいておりますが、その73名が非常勤特別職になります。
 もう1つ、地方公務員法の中に専門的な知識を持って助言指導するというカテゴリーの方が4人いらっしゃいます。

○野崎委員
 今言われたのは、地方公務員法第3条3項に該当している方が4人いるということでよろしいですか。

○林政策管理局長兼総務課長
 地方公務員法第3条第3項第3号でございます。

○野崎委員
 それでは、その地方公務員法第3条第3項第3号の規定に基づいて設置されている方の職名と氏名、設置目的と職務内容、勤務実態、報酬額、勤務日数、活動費、それらについてはどの規程に載っているのか。予算計上している事業名。令和4年度当初予算に計上している額、令和3年度の年間の所要額、令和2年度の決算額、予算に含まれていない処遇の実態、例えば旅費の規程であったり、交際費であったり、その方に何か部屋を用意していたりとか、机があるとかないとかを含めて。それからその職務の必要性と規程、その役職が非常勤特別職でならなければならない理由。
 たくさんありますので、まずは説明していただいて、後で文書で回答していただければと思いますけれども、要求してよろしいですか。

○林政策管理局長兼総務課長
 概略を説明させていただきます。
 まず、スポーツ担当補佐官の溝畑宏氏。県立美術館長の木下直之氏。ふじのくに地球環境史ミュージアム館長の佐藤洋一郎氏。富士山世界遺産センター館長の遠山敦子氏の4名でございます。それぞれ設置目的、職務内容につきましては設置要綱がございまして、設置要綱に実際の業務ですとか設置目的を示しております。
 スポーツ担当補佐官の溝端宏氏の業務内容につきましては、プロスポーツチームとの連携によるスポーツの活力の創出に関する助言ですとかスポーツ振興一般に関する助言を頂戴しております。
 木下直之氏につきましては、県立美術館の運営に関する御助言を頂いております。
 佐藤洋一郎氏には、ふじのくに地球環境史ミュージアムの運営に関する御助言を頂いているところです。
 遠山敦子氏については、同じくですけれども、富士山世界遺産センターの運営に関する御助言を頂いているところでございます。
 報酬につきましては、溝畑氏が日額で3万5300円。木下氏、佐藤氏、遠山氏につきましては月額でそれぞれ60万円でございます。
 勤務実績でございますが、溝畑氏は今年度の勤務日数が10日間。この10日間は御助言を頂くという趣旨もありますのでこちらにおいでいただくこともありますし、大阪府の役員もやられておりますので、そちらで御助言を頂くこともあります。木下氏は令和3年度の予定も含めて77日。佐藤氏は令和3年度の勤務実態が2月末までで50日。遠山氏は令和3年度の勤務実態が2月末までで31日となっております。

○野崎委員
 報酬額はどこに定めてあるんですか。例えば我々だと条例で定めているわけですけれども、どこに書いてあるんですか。

○林政策管理局長兼総務課長
 それぞれ設置要綱を設けておりまして、その中に今申し上げた額を定めております。

○野崎委員
 3人の方は月額60万ということですけれども、今の勤務実態の日数でいいますと、月6日程度だとか、あるいは4日程度だとか開きがあるということは日額に非常に開きがあるんですよね。報酬額の規程が要綱ということは県庁でつくれるわけですね、職員の方で。その金額の設定基準はどういうふうに定めているんですか。

○林政策管理局長兼総務課長
 60万円という金額の多寡でしょうけれども、今申し上げたような実際にこちらに勤務頂く内容もありますし、研究内容につきまして常時オンラインや電話等で御助言を仰いでいることもあります。あとは美術館やミュージアムの顔といいましょうか看板をしょっていただいていますので、看板という言い方は大変失礼かもしれませんけれども、実際にそのお名前で講演会も開いていただきますし、シンポジウムなどにも出ていただくといったことも総合的に勘案しまして月額60万円と積算しております。

○野崎委員
 先ほど言われたように、附属機関の審議会の委員だとかは、我々もときどき充て職みたいな形で行ったときに報酬が出たりしますけれども、それは日額だと思うんです。日額の規定もあれば月額の規定もあったり、月額も金額の違いがあり、その妥当性は総合的に勘案してという何かいかにも曖昧な基準でいいのかなという気はしているんです。じゃあ誰の勘案なんですかという話だと思うんです。
 こういうのはしっかりとルール上定めるべきだと思いますし、規程に書いてあると言うけれども、規程に書く前に予算も必要ですので、それぞれ職員の方の給料だとかは示されていますし、我々も示されておるわけです。報酬は労働の対価ですので、我々は報酬審議会とかにかけられて――皆さんもそうですけれども――その妥当性がはっきりして定められているわけですよね。だけどこの方々は何も審査を受けずに誰が決めたのか。誰かが勘案してその金額にするという理解でよろしいですか。

○林政策管理局長兼総務課長
 要綱につきましては、見直しをかけるといいましょうか年度年度の当初予算の中で予算措置をさせていただいておりますので、そこでの審査といいましょうか、その中でのチェックをかけているところでございます。

○野崎委員
 これはここだけで全部答えが出る話ではないと思いますけれども、今聞いたような状況ですと、全体としてこの非常勤特別職の報酬の在り方だとか、規程であったりとかをちゃんとルール化する必要があると思うんです。こうした委員会の中でそれが出たということで、また庁内協議の中できちんと定めていくのが適当かなと思いますので、それは意見として言わせていただきます。
 先ほど言いました令和4年度予算の計上額と令和3年度の年間所要額、令和2年度の決算額は資料として提出していただけると思いますのでお願いします。

○江間委員長
 ここでしばらく休憩とします。
 再開は午後3時30分とします。

( 休 憩 )

○江間委員長
 休憩前に引いて、委員会を再開します。
 では、発言願います。

○野崎委員
 文化観光委員会説明資料に基づいて質問させていただきます。
 説明資料10ページのスポーツ政策課の主な取組のスポーツコミッション推進事業費の中にエコパ活用モデルの構築とあります。
 収益モデルということで合宿企画の商品化、基盤整備、エコパ周辺まちづくり計画案作成。大規模国際スポーツ大会レガシー推進事業費ではエコパ拠点化推進、全国中学大会等々と書いていますけれども、内容をもう少し詳しく説明していただけますでしょうか。

○大石企画政策課長
 スポーツコミッション推進事業費は、エコパを題材としまして収益モデルをつくっていくと。
 具体的に言いますと、現在ラグビーの女子日本代表がエコパで合宿をしております。先日までアンダー19の合宿もしております。こういったものを恒常的に持って来るためにはどういった問題点があるのかとか、何が必要かといった課題を洗い出して、そういったものを委託して収益モデル化して今後につなげていくと。それとあと何が足りないか、どういった基盤整備をしたらいいのかもその中で検討を重ねていって、エコパだけではなくて周辺の方々が潤う形を目指していきたいと。
 実際に今回の日本代表ですと、1日当たり大体60人から70人ぐらいが宿泊しています。それだけでもかなりのお金が周辺に落ちることもありますので、そういったものを含めまして地域の活性化につなげていく合宿のモデルづくり。それからエコパだけではなくて周辺のほかのグラウンドとの連携も図っていくことも考えております。
 大規模国際スポーツ大会レガシー推進事業費のエコパ拠点化推進では、今までもラグビー協会を通じていろいろな事業をやったり、トレセンという形で静岡県内のラグビーをやる方々を年齢や性別で分けて集めていろいろなトレーニングをしていますので、そういったものを推進したりとか。全国中学生大会については、ラグビーは高校には花園がありますが、中学はいわゆる中体連という形もあまりできていないところもありますので、ブルーレヴズと連携しましてアンダー15の大会をつくっていこうと考えております。その経費を計上させていただいております。

○野崎委員
 要望にしますけれども、総合計画の審査のときにもお話しさせていただきましたが、交通基盤部などと連携を取りながら合宿にふさわしい基盤整備は当然必要だろうと思っておりますので、レガシーだとかいろんなことも掛け声だけじゃなくて、実質が伴う事柄をやらないとならないと思いますので、そういった取組をしていっていただきたいと思います。
 中学生の大会についても、やっぱり先んじてやったところが聖地になっていきます。以前磐田市でも女子サッカーの大会を契約して、何年かずっとやりますということで誘致したことがありますけれども、それからどこかへ行っちゃいました。やっぱりやったところがまず聖地になっていきますので、そういった試みは積極的に行っていただければと思います。

 説明資料の20ページになります。
 本会議の一般質問でも出ましたけれども、ヴァンジ彫刻庭園美術館からの申出への対応です。
 新聞に出たときに、私もどういうことなんだと行ってきました。本当にすばらしい場所だし、きれいだし、知事が大好きになってしまうだろうなという感じの施設でありました。
 しかしながら、申出があったということで、まだ検討段階なんでどうなるか分かりませんけれども、今コロナだとかいろんなことで、これは民間の施設ですが、市町が指定管理をしていたり、あるいはいい施設なんだけれどもちょっと今大変で県が運営してくれるなら何とかやってくれんかねという話もなきにしもあらず、出てくる可能性はあろうかと思います。
 ほかの市町から同様の要望があった場合に支援していく基準は、今どのように考えているのか。検討結果が出ていないのでそこまでは全く考えていませんよと言うのか分かりませんけれども、現状をお話しいただければと思います。

○紅野文化局長
 個別の文化施設については、基本的には運営者がそれぞれの創意工夫の下、経営を担っていくものだと考えています。今回は美術館から無償譲渡という具体的な提案があり、また美術館が閉館して地域の観光に影響を及ぼす可能性があるということで周辺市町からの支援要請があったものですから、県としてどのような対応が可能か検討しているところでございます。
 民間施設を県が支援するのは本当に例外的な事例であって、支援するしないについて一律の基準は現在ない状況です。そういうものが出てきた場合は、個別案件ごとにその状況を踏まえて判断するべきものと考えております。

○野崎委員
 これも要望にさせていただきますが、個別案件ごとにというのは、多分こういった施設は特殊な施設なんですよね。それぞれ設置の意図があってマニアックなものもあれば、一般的なものもあったりするんですけれども、一般的なものは大体あんまり受け入れなくなっちゃうのかなという感じはしたんです。
 いずれにしてもそれぞれ個別案件によって決めるということでありますけれども、例えば幾つかの連名で要望が来たとか、何かしらある程度一定の基準がないとどの施設も検討の対象になり得ます。検討の対象になり得たときに、こうして毎回委員会を設けてやるのかという話にもなりますので、そういった基準は少し設けたほうがよかろうと思いますので、これは要望として伝えておきます。以上で質問を終わります。

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