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委員会会議録

委員会補足文書

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令和3年12月定例会文教警察委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 12/14/2021 会派名:


○山本警察本部長
 本日お諮りしております議案はお手元の公安委員会・所管事項等説明資料の資料1から2にお示ししました第125号議案「令和3年度静岡県一般会計補正予算」、第132号議案「静岡県手数料徴収条例の一部を改正する条例」及び追加の公安委員会・所管事項等説明資料の第150号議案「令和3年度静岡県一般会計補正予算」の3件でございます。
 提出議案につきましては、後ほど関係部長から御説明申し上げますので私からは所管事項の重点について申し上げます。
 第1は、犯罪の起きにくい社会づくりについてであります。
 資料3を御覧ください。
 その1は、刑法犯認知状況と防犯対策であります。
 本年10月末現在の刑法犯の認知件数は1万1949件で前年同期と比べて912件減少しており、本年も減少傾向で推移しております。一方日々巧妙化する特殊詐欺に対しましては地元タレントを活用した啓発動画やポスターを製作し医療機関、金融機関、自動車教習所など高齢者が利用する施設において掲示しますほか、県下を7ブロックに分けてサギ電話の多発時に警報や注意報を発令し県民に広く注意を呼びかけております。引き続き県民の安全安心を確保するため犯罪の発生状況に対応した犯罪の起きにくい社会づくりを進めてまいります。
 その2は、人身安全関連事案への対応状況であります。
 ストーカー、配偶者暴力、児童虐待などの人身安全関連事案の認知件数は本年10月末現在2,430件であり、警察に寄せられる相談は増加傾向にあります。特にここ数年児童虐待事案の増加が顕著であるほか、前年同期比ではDV事案が大幅に増加しており、コロナ禍においてテレワークや外出自粛などにより被害者と加害者が共に過ごす時間が増えていることも要因の1つになっているものと考えられます。これらの事案の特徴として事態が急展開して重大事案に発展するおそれがあることから初期の段階から県や市町の担当部署、児童相談所などの関係機関と緊密に連携するとともに、被害者の安全確保を最優先に関係法令を駆使した被疑者の検挙などによる組織的な対応を推進してまいります。
 資料3−1を御覧ください。
 その3は、少年保護対策であります。
 県警察では非行少年を生まない社会づくりのため少年警察活動を通じ問題を抱える少年の早期発見に努めるとともに、スクールサポーターによる学校訪問や少年警察ボランティアと連携した農業体験などの立ち直り支援活動を一層推進してまいります。
 その4は、サイバー犯罪対策であります。
 本年10月末現在のサイバー犯罪の検挙件数は240件で前年同期と比べて62件増加しております。社会のデジタル化が進展する一方で、深刻化、巧妙化するサイバー犯罪に対処するため他県警察との合同、共同による効果的な捜査に努めるなどサイバー犯罪の取締りを強化するとともに、学校や企業などを対象としたサイバーセキュリティ・カレッジによる被害防止対策を推進してまいります。あわせまして、専門捜査員の育成のためサイバー犯罪等対処能力検定や研修会を実施するなど、サイバー空間の安全・安心の確保に取り組んでまいります。
 第2は、110番通報の状況及び初動対応能力の向上についてであります。
 資料4を御覧ください
 10月末現在、110番通報の総受理件数は15万5894件、1日当たり513件となっております。これは2分48秒に1回の割合で警察への通報が寄せられていることになります。内容別に見ますと刑事関係と交通関係を合わせて約半数を占めており、このうち発生から間がなく犯人が逃走している強盗やひき逃げ事件などについては緊急配備を発令するなどして迅速に対応しております。緊急配備の発令件数は10月末現在で44件、うち14件を発令中に検挙しております。今後も地域部門を中心とした緊急配備訓練や外国人からの通報対応訓練を重ねるなどして、被害の拡大防止や事件事故を早期に解決するための初動対応能力のさらなる向上を図り県民の安全・安心の確保に努めてまいります。
 第3は、各種犯罪の取締りについてであります。 資料5を御覧ください。
 その1は、重要犯罪の推移であります。
 本年10月末現在の重要犯罪の認知件数は197件で前年同期と比べて5件減少しております。一方検挙件数は179件で前年同期と比べて10件増加、検挙率は90.9%で前年同期と比べて7.2ポイント上昇しております。今後も重要犯罪が発生した際は徹底した初動捜査を行い、早期に被疑者を検挙し体感治安の向上に努めてまいります。
 その2は、特殊詐欺の推移であります。
 本年10月末現在の特殊詐欺の認知件数は306件で前年同期と比べて26件増加しております。手口ではオレオレ詐欺、還付金詐欺、キャッシュカード詐欺盗が増加しており、被害額は約6億300万円余であり、前年同期と比べ約7500万円余増加しております。今後も不審者に対する職務質問やだまされたふり作戦を積極的に推進し被疑者の現場検挙を図るとともに、突き上げ捜査により中枢被疑者を検挙することで犯行グループを壊滅させるべく取締りを推進してまいります。
 資料5−1を御覧ください。
 その3は、暴力団の取締り状況であります。
 本年10月末現在、暴力団構成員の検挙人員は49人、暴力団対策法に基づく行政命令を35件発表しております。本年9月、六代目山口組藤友会幹部らを組織からの脱退を妨害しようとした強要未遂事件で逮捕いたしました。10月には稲川会八代目大場一家総長を暴力団事務所の土地建物に関し実態と異なる不正な登記を行ったとして電磁的公正証書原本不実記録・同供用事件で逮捕するなど、組織の中枢である首領幹部に的を絞った取締りを推進しております。また静岡県暴力追放運動推進センター及び富士宮市と連携し、富士宮市北山地区に所在する六代目山口組良知二代目政竜会事務所の撤去活動を推進した結果、11月までに本部事務所を撤退させるに至っております。対立抗争状態にある六代目山口組と神戸山口組に関しましては五代目山健組が六代目山口組に合流するなど水面下で激しい多数派工作が行われており、全国的にも依然として銃器などを使用した凶悪な抗争事件が断続的に発生するなど予断を許さない状況にあります。引き続き県民の安全を第一とした警戒体制を堅持するとともに、暴力団の壊滅、弱体化に向けた取組を全力で推進してまいります。
 その4は、薬物事犯の取締り状況であります。
 本年10月末現在の薬物事犯の検挙人員は305人で、前年同期と比べて13人増加しております。検挙人員の内訳は覚せい剤が151人、大麻が145人であり依然として覚せい剤の検挙人員が大麻を上回っているものの、大麻の検挙人員の増加が顕著となっております。本年8月には富士宮市内の山林において大麻草を多数栽培し自宅で大量の乾燥大麻を所持するなどした被疑者4人を検挙いたしました。引き続き末端乱用者の検挙や密売組織の壊滅を図りますとともに薬物乱用防止の広報啓発活動を推進してまいります。
 その5は、国際犯罪の取締り状況であります。
 県内の来日外国人犯罪の検挙人員は本年10月末現在275人で、前年同期と比べて3人増加しております。本年9月から10月にかけてベトナム人グループによるドラッグストアを対象とした組織的窃盗及び不正輸出事件捜査におきまして、盗品の海外輸出に関与していたベトナム人被疑者男女6人を検挙したところであります。引き続き来日外国人犯罪や国際犯罪組織に関する情報収集を行いまして関係機関と緊密に連携した取締りを推進してまいります。
 第4は、総合的な交通事故防止対策についてであります。
 資料6を御覧ください。
 本年10月末現在の人身交通事故の発生状況は、件数、死者数、負傷者数いずれも昨年と比べて減少しております。しかしながら例年10月から12月にかけて飲酒運転が増加する傾向にあり、本年も新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除され飲酒機会の増加が見込まれますことから、飲酒運転の根絶に向けた一層の取組が必要となります。
 このため、県警察では11月1日から12月31日までの間、飲酒運転防止対策としましてしずおか・アフターコロナ飲酒運転・ストップ作戦を実施し交通指導取締りや関係事業者への協力要請など各種対策を講じております。今後とも年間死者数を100人以下とすべく総合的な交通事故防止対策を推進してまいります。
 第5は大規模災害、テロ対策についてであります。
 資料7を御覧ください。
 その1は、大規模災害対策の取組状況であります。
 7月3日の発災におきまして県警察では被災者の救出救助、検視や身元確認、交通対策などに当たってまいりました。先日12月3日にも逢初川流域において一斉捜索を行ったところであります。今後も防犯警戒パトロールを継続しますとともに、行方不明者残るお1人の一日も早い発見に向け、引き続き関係機関と連携しながら捜索活動に当たってまいります。
 また、静岡県警察の総合防災訓練では南海トラフ地震などの大規模災害の発生に備え、警察本部や県下28の警察署において装備資機材の取扱い訓練や解体家屋を活用した救出救助訓練などを行いました。また11月5日の津波防災の日に合わせ警察本部と警察署の情報伝達訓練や鉄道会社と連携した津波避難誘導訓練、集客施設における津波防災に関する広報啓発を実施したところであります。引き続き大規模災害から県民の生命身体を守る取組を推進してまいります。
 その2は、官民連携によるテロ対策の推進であります。
 2年後にはG7サミットなどの大規模行事が予定されております。県警察では今回の東京2020大会での成果も生かしながら、ライフライン事業者との不審者対応訓練の実施や爆発物の原料となり得る化学物質を販売する事業者に対する指導を継続するなど、テロ対策ネットワーク静岡を活用した官民連携によるテロ対策を実施してまいります。
 所管事項の重点については以上でございます。

○鎌田総務部長
 第125号議案「令和3年度静岡県一般会計補正予算」及び第150号議案「令和3年度静岡県一般会計補正予算」について御説明いたします。
 初めに、議案第125号について御説明いたします。
 公安委員会・所管事項等説明資料の資料1を御覧ください。議案7ページ、議案説明書では12ページに記載があります。
 警察費の補正予算額は2003万5000円の減額で補正後の予算現計額は801億6205万9000円となります。補正する事業のうち運転免許管理システム整備事業費につきましては運転免許管理システム改修に伴う業務委託の契約差金分の減額409万5000円。職員研修事業費につきましては新型コロナウイルス感染症の感染拡大による令和4年静岡県警察年頭視閲式の中止に伴う開催経費の減額96万6000円。大規模警備事業費につきましては東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会終了に伴う大会対策経費の執行差分の減額で1497万4000円。合計3事業で総額2003万5000円の減額であります。
 次に、議案第150号について御説明いたします。
 追加の公安委員会・所管事項等説明資料の資料1を御覧ください。追加議案では7ページと8ページ、追加議案説明書では16ページと20ページに記載がございます。
 国の令和3年度補正予算に対応した警察費及び災害対策費の補正予算であります。金額は6300万円の増額で補正後の予算現計額は802億2505万9000円となります。補正予算のうち警察費である特定交通安全施設等整備事業費については、通学路等における子供の安全を確保するため信号機等の交通安全施設を整備する経費の増額5800万円。災害対策費である交通安全施設災害復旧事業費につきましては、熱海市で発生した大規模な土石流で被災した道路標識の復旧経費の増額500万円。合計2事業で総額6300万円の増額であります。
 次に、追加議案第150号の第2表繰越明許費補正について御説明いたします。追加議案11ページ、追加議案説明書23ページに記載がございます。
 ただいま説明いたしました国の補正予算に対応した特定交通安全施設等整備事業費及び交通安全施設災害復旧事業費の補正予算分につきましては、年度内に事業を完了させることが困難であることから事業費を繰り越すものであります。
 以上でございます。御審査のほどよろしくお願いします。

○畠山警務部長
 上程しております条例1件につきまして御説明いたします。
 公安委員会・所管事項等説明資料の資料2を御覧ください。議案では49ページから55ページ、議案説明書では30ページから31ページに記載がございます。
 第132号議案「静岡県手数料徴収条例の一部を改正する条例」についてであります。
 本条例案は銃砲刀剣類所持等取締法の一部改正により、クロスボウの所持許可制に関する規定が整備されたことに伴い、その所持の許可の申請に対する審査等に係る手数料を新設するほか必要な改正を行うものであります。本条例案は令和4年3月15日から施行しようとするものであります。
 以上でございます。御審査のほどよろしくお願いいたします。

○野田委員長
 以上で当局側の説明が終わりました。
 これより、質疑等に入ります。
 また、所管事務調査も併せて行います。
 では、発言願います。

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