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委員会会議録

質問文書

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令和2年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:蓮池 章平 議員
質疑・質問日:12/14/2020
会派名:公明党静岡県議団


○増田委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○蓮池委員
 分割質問方式でお願いします。
 まず初めに、災害対応への備えについて伺いたいと思います。
 東日本大震災――3.11のときは、静岡県も東部地域の東京電力管内は停電が発生しほとんどの信号機が消え、停電により社会生活に非常に大きな不安が広がったわけであります。当然県警では発動・発電機等で主要な信号は対応される予定だと思いますけれども、燃料の供給に関し若干心配しているところがございます。
 パトカーなどの警察車両や発動・発電機の燃料の確保について、現状の対策をまずお聞かせください。

○青木災害対策課長
 県警察では、県下5か所に燃料の備蓄設備を有しているほか災害発生時には現に契約している業者と契約することとなっております。
 また、国の施策として大規模災害発生時には緊急自動車などに対する優先給油を要請するシステムが経済産業省資源エネルギー庁により構築されておりますので、それらを基に給油を実施することとなっております。
 今後、災害発生時において各警察署管内の契約業者が被災などにより給油ができない場合を想定して、契約業者以外の給油所においても迅速に給油が可能となるよう、静岡県石油業協同組合と警察車両の優先給油に関する協定の締結に向けた準備を現在進めております。

○蓮池委員
 県下5か所に備蓄されていると今伺いましたが、具体的にどこにどのぐらいの量を備蓄されているのでしょうか。

○青木災害対策課長
 5か所でございますが、東部運転免許センター、中部運転免許センター、西部運転免許センターの合計でガソリンを1,745リットル、軽油を1,745リットル、合計で3,490リットル。その他として機動隊にガソリンを5,000リットル、軽油を1万リットル、下田警察署松崎分庁舎にガソリンを4,000リットル、軽油を2,000リットル備蓄しております。

○蓮池委員
 備蓄施設はこの量で十分なんでしょうか。それとも大規模災害においては場所とか備蓄量とかを見直す予定でしょうか。

○青木災害対策課長
 県警察といたしましては、有事に備えた燃料の供給体制などについて現状では対応可能と考えておりますが、今後あらゆる災害や緊急事態、さらに国のガソリン車ゼロとする目標など各種の情勢を勘案いたしまして、その必要性を見極めながら対策を実施していきたいと考えております。

○蓮池委員
 本県においては東海地震、また南海トラフなどの巨大地震が想定されておりますし、また毎年のように山間部を中心とした豪雨災害に備えて、見直しも含めてぜひ万全の体制でお願いしたいと思います。

 続きまして、交通安全施設についてです。
 先ほど信号機の話も出てまいりましたが、具体的にどことは言いませんけれども新しい道路が設置されると交通量や人の移動場所が変わり、これからも新しい道路ができていくわけであります。
 新しい道路ができると横断歩道の設置とか地元要望があるわけですけれども、一般論として、県警察の考え方は信号機も同じで、交通安全施設の要望については周辺の安全施設との兼ね合いですぐに設置とはいかない例がございます。新しい道路ができてそこが子供たちの通学路になると、どうしても横断歩道が必要なときには当然ほかの歩道を止める必要があるが、こことここをやめないと新しくできませんよと地元に説明されてもなかなか地元で理解を得られないというせめぎ合いで、新しいものができても必要な交通安全施設がなかなか設置されない事例を幾つか私も聞き及んでいます。
 県警察は当然基準にのっとって交通量調査をした上での判断だと思いますが、例えば今まであった横断歩道や信号機などの既存施設の交通量調査が具体的にここが変化しこれだけ少なくなっていると、またたくさん安全施設ができても逆に事故が多発するケースもあると地元に納得していただかないといけない。
 そのために、例えば交通量調査から住民を巻き込んで地元調整していただくのはどうでしょうか。一般論で結構ですのでよろしくお願いします。

○齊藤交通規制課長
 横断歩道の新設または移設等をする際には、設置しようとする場所の道路幅員や交差点形状、交差点の見通し等の道路構造それから7番委員御指摘の交通量や横断歩行者の数、また交通事故の発生状況、多数の人が利用する商店や公共施設等の沿道施設の有無等について調査、確認し総合的に設置の必要性を判断しております。
 ただ、交通規制の見直しにつきましては各警察署に設けられております交通規制審議会において住民や道路利用者等の意見、要望を求めるなどして、警察だけの観点に偏ることなく県民の皆様の意見、要望を交通規制の見直しに反映するよう努めておりますので、引き続き地元の御理解を得ながら必要な交通安全施設等については基準に則して設置されるよう努めてまいります。

○蓮池委員
 具体的にどことは今この場では申し上げませんが、学校のすぐ前に新しくできた大きな道路がありそこを子供たちが通るのですが、横断歩道がないので迂回せざるを得ない。そうすると雨のときとか子供は大変な思いをしていると。
 地元でも一番通るところにぜひ横断歩道を設置してほしいと言うんですが、4年ぐらい膠着状態にあって、周辺の横断歩道を廃止すれば付けますよと説明しても既得権があるところは、そこを使っている人のここを取られては困るという声もあってうまくいかない。
 ですから、新しい道路等ができた場合には交通安全施設について交通量調査から地元理解を得る御努力をしていただくなり、お金はかかりますけど、例えば膠着状態の場合は周辺の道路調査を地元でもやってもらうことを条件に必要なところにつくると。いろんな方法で子供たちや歩行者の安全を確保できるようにぜひ御努力をお願いしたいと思います。

 続きまして新聞記事でございますが、新型コロナウイルスの特例措置として現在国土交通省が歩道をオープンカフェなどとして使う路上営業の許可基準の緩和をしております。
 これは警察も関わっていると思うんですが、具体的に県下の申請状況は今どのような状況でしょうか。それから路上営業の申請から許可になるまでの期間は今どのような状況でしょうか。

○齊藤交通規制課長
 国土交通省が実施している道路占用の特例措置については警察としても承知しており、自治体等から相談があった場合には道路管理者と連携して対応しております。
 この措置に関する道路使用許可の件数ですが、10月末現在で県内で7件の許可をしております。また処理に要する日数についてですが、事前調整等の期間等について一概に申し上げることはできませんが、正式に申請を受けてからですと標準処理期間の7日以内で処理しております。

○蓮池委員
 まだまだコロナの状況は先が見えませんし、感染拡大の第3波が来ていることもあって飲食店関係は非常に厳しい状況が続いているわけです。その生き残りの1つとして路上営業。それでも厳しい状況になるかもしれませんが、それによって営業が継続できることも含めて、この許可については国の絡みがあるかもしれませんけれども、柔軟な対応をぜひお願いしたいと思います。

 最後に、決算特別委員会でもPDCAの回し方についてお話をさせていただきました。今、本県の警察行政の中で高齢者に関する事故割合また死亡事故に歯止めがかからない。
 静岡県の新ビジョン評価書案の中で、高齢者事故についてはくらし・環境部の交通安全対策推進事業で高齢者対象の参加体験型交通安全講習会が開催されていまして、この開催回数の目標値が毎年18回なんですよ。
 これで本当に高齢者の交通事故に歯止めがかかるのかと懸念を持っておりまして、警察として高齢者の事故防止や死亡事故防止について県のくらし・環境部と連携しながらどのような対策を進めていくのか。
 目標を掲げているので、この進捗は追っていかないといけないのですが、少し論点、視点が違うと思うものですから、これに対する所見をまず伺いたいと思います。

○加藤交通企画課長
 7番委員御指摘のとおり、現在警察では高齢者の安全確保を喫緊の課題と位置づけており、高齢者事故防止対策を推進しております。
 まず、高齢歩行者対策としまして地域ごとの交通事故の発生状況に即した参加体験実践型の交通安全教室の開催とか反射材や照明器具の着用促進、道路横断時の横断歩道を渡る指導やそれ以外の場所でも横断する際に自らの安全を守るための安全確認を促す指導、また高齢者宅への戸別訪問による交通安全指導等を行っております。
 また、高齢運転者対策といたしましては、安全運転サポート車――被害軽減ブレーキ等が搭載された車を活用した交通安全教室の開催でありますとか、運転に不安を覚える高齢者の方々がいた場合には適切な相談対応を取っております。
 また、高齢者の自転車対策といたしましては、指定自動車教習所等に委託して自転車運転体験講習等の実施等を行っております。
県や市町と連携しまして、これらの取組を強化してまいりたいと考えております。

○蓮池委員
 評価書案の指標の中で、飲酒運転については目標10万人に対して2019年度は12万4109人と具体的な数字目標を人数で掲げておりますが、交通事故防止の目標についても高齢者講習への参加人数とか具体的な数値目標を県警察として掲げてきちっと進めていくべきではないかと考えますが、そこはどうでしょうか。

○加藤交通企画課長
 10月末現在、高齢者に対する安全教室につきましては707回、2万人の参加がありますけれども、昨年と比べますとコロナの情勢で少ない状況です。
 7番委員御指摘のとおり、数値目標にすることについて検討してまいりたいと考えております。

○蓮池委員
 これは大きな課題の1つでありますので、高齢者の命を守る意味でも、AI分析なんかで時間とか場所とか発生しやすい箇所とか分析した上で細かく対応していただきたいと思います。
 高齢者講習についてもぜひ手を変え品を変え、知恵を出して高齢者の交通事故防止また死亡事故抑止が図られるようによろしくお願いしたいと思います。以上です。

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