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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年9月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:廣田 直美 議員
質疑・質問日:10/06/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


○廣田委員
 分割質問方式でお願いします。
 第132号議案「静岡県教育委員会委員の任命について」に関してお伺いしたいと思います。
 今回、天城さんが候補者ということで経歴、実績等を拝見させていただいて、非常に教育委員会の委員として適している人だと思います。
 そこで、教育委員会委員として適任であると判断した理由、そしてほかに候補者がいたかなど選考過程について教えてください。

○縣行政経営局長
 まず、教育委員会委員として適任であると判断した理由についてでございます。
 天城氏は、平成23年度から地元のPTA活動に携わられ、小学校のPTA会長等の役員を経て、現在は静岡県PTA連絡協議会副会長として学校教育活動に尽力されていらっしゃいます。
 また、地域における活動として、天城氏が主導となって学校や地元自治会、行政等関係者が連携した地元小学校への放課後子ども教室の開設を実現するなど、地域全体を巻き込んだ子供の育成にも非常に熱心に取り組まれている方でございます。
 加えまして、お配りした履歴にございますように、沼津市放課後子ども総合プラン運営委員会委員、静岡県教科用図書選定審議会委員、静岡県教職員コンプライアンス委員会委員、民生主任児童委員といった県や市の多くの教育関係の公職をお務めになるなど、教育行政に関しても広い識見を持っていらっしゃいます。
このような天城氏の実績、識見を踏まえまして教育委員会として適任であると判断いたしました。
 選考手順でございますが、現職の渡邉委員が退任されることを受けまして、法律に定められています人格高潔あるいは教育学術文化に関する識見を持つといった要件のほか現在の委員の皆様の年齢、性別、専門分野、あと関わりを持っていらっしゃる地域などの委員全体の状況や構成を踏まえて人選を進めてきたところでございます。
 任命権者である知事が判断するに当たり、退任する渡邉委員が地域における教育活動に長年尽力をされてきたこと、あと女性委員でいらっしゃることなど大きな要素であったと認識しております。
 ほかの候補者ですが、具体的な名前は私どもは存じておりませんが、様々な選択肢の中から最終的に天城氏を候補者としたと認識しております。

○廣田委員
 天城氏が本当に委員に適任だということがよく理解できました。ありがとうございました。

 続きまして、総務委員会説明資料12ページのグリーンボンドの発行についてお伺いしたいと思います。
 グリーンボンドについては、我が会派が本会議で何度か質問で取り上げております。このことについて実現していただいたことに対し感謝申し上げたいと思います。
 ただ、このグリーンボンドというのは認識が低いと思いますので、改めて教えていただきたいんですが、グリーンボンドとはどのような債券であるのか、そして発行者、購入者にとってどのようなメリットがあるのかお伺いいたします。

○山田財政課長
 まず、グリーンボンドの概要でございます。
 グリーンボンドとは、調達した資金を地球温暖化などの環境問題の解決に資する事業に活用するために発行する債券でございます。いわゆるESG投資の対象となります。
 通常の県債との違いが2点ございます。
 1点目は、発行前に第三者機関から国際資本市場協会――ICMAが作成したグリーンボンド原則に適合しているとの評価を取得することです。
 2点目は、発行後に資金充当状況や環境改善効果を公表することが条件になっております。
 次に、発行者や購入者のメリットでございます。
 発行者のメリットも大きく2点あると思っています。
 1点目は、環境投資に関心の高い投資家層を開拓して本県の資金調達基盤を強化することです。
 2点目は、県が率先してグリーンボンドを発行することにより県内のグリーン投資の機運醸成につながることでございます。
 それから、購入者のメリットでございます。
グリーンボンドを購入した際には、買ったという事実をプレスリリースやホームページで公表することが通例になっておりまして、その投資を通じ環境問題に対する貢献を対外的にアピールできるというメリットがございます。

○廣田委員
 よく理解できました。
 そうしますと、今後どのように展開していく方針か教えてください。

○山田財政課長
 グリーンボンドの今後の発行方針についてお答えします。
 本県初となるグリーンボンドにつきましては、昨日石川政策推進担当部長からも御説明しましたが、今回新しい投資家を39件開拓することができましたので、本県の資金調達基盤の強化という目的にしっかり結びついているという評価をしています。
 引き続き、投資家層の拡大あるいはグリーン投資の機運醸成を図るために、グリーンボンドの発行は継続したいと考えております。
 具体的な発行額、発行時期等につきましては、市場の状況あるいは投資家の意見等を聞きながら検討していきたいと思っています。

○廣田委員
 続きまして、説明資料13ページのオープンデータアイデアソン・ハッカソンの開催についてお伺いします。
 このアイデアソン・ハッカソンという言葉自体に非常になじみが薄い印象を持っておりますので、改めて概要について具体的に分かりやすく実施内容や目的、期待する成果についてお伺いしたいと思います。

○室伏データ活用推進課長
 開催目的については大きく3点ほどございます。
 まず、県や市町が公開しているオープンデータへの県民の関心を高め、そのデータの豊富さ、利用のしやすさ、有用性の高さを知ってもらうことです。
2つ目が、県民のニーズに合った公共データのオープンデータ化を一層進めていくことです。すなわち県民がどのようなニーズでオープンデータを必要としているかということです。
 3つ目が、オープンデータは行政のみならず地域の共有財産であることから、学生や社会人、自治体職員が参加して官民学協働でオープンデータを使って地域課題の解決や生活の利便性向上、経済活性化につなげていくことでございます。
 アイデアソンは、アイデアとマラソンを組み合わせた造語でして、一日で行います。
 内容は、今年度は移住・定住、過疎地域、食文化をテーマに現状と課題を説明した上で、参加者が5人〜6人のチームに分かれオープンデータを使って課題解決に向けたアイデアを考え発表していくイベントでございます。
 ハッカソンは、高い技術力を駆使してシステムを操るという意味のハックとマラソンを組み合わせた造語でございます。
 参加者がチームを組みアイデアソンで創出されたアイデアを実現させるため、利用しやすい形でアプリケーションとかゲーム、サービスを2日間で開発、発表するイベントでございます。
 期待される成果としては、オープンデータを使ってこういうことができるんだよという具体的な好事例を示し、県民の皆様によりオープンデータを利活用していただきたいと考えております。

○廣田委員
 今年度の事例を丁寧に御答弁頂きまして、よく理解できました。

 こちらの説明資料によると昨年度も開催したとのことですが、開催により得られた成果や本事業の目的としているオープンデータの利活用促進や地域課題の解決、経済の活性化等に結びついた具体的な事例についてお伺いいたします。

○室伏データ活用推進課長
 昨年度は、アイデアソンはコロナ禍のためウェブで実施しましたが、ハッカソンはウェブではなくリアルで実施しました。
 その中の例として、自転車の急ブレーキを感知して瞬時にスマートフォンのマップで通知するアプリの開発事例がございました。
 これは実際の自転車に加速度測定器を装着し急ブレーキをした際に感知しその場所をGPSで特定するというもので、そのデータと警察本部が公表しております事故発生場所のデータを地図上にプロットして、危機箇所のデータを蓄積するものでございました。県警のデータを使って自転車の急ブレーキの場所を特定し、それとミックスさせてオープンデータの利活用を進めております。
 今年度は、アイデアソンで生まれた9つのアイデアからハッカソンで4チーム、4つのアイデアが生まれました。
 その中では、県内企業への就職率を上げるために企業情報に加え静岡で働き生き生き暮らす人を紹介するウェブサイトを考えていただき、静岡の企業を知る機会の少ない学や求職者に対し職種、ライフスタイルごとにウェブサイトを作成して、静岡の情報、静岡で輝ける姿をイメージしてもらうアプリをつくった事例がございます。

○廣田委員
 説明資料30ページ、令和4年度の監査等の実施状況の中にオープンデータの利活用の推進との御指摘がございます。今の御説明を聞くと非常に貢献できるんではないかと思っておりますので、ぜひ推し進めていただければと思います。

お問い合わせ

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