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委員会会議録

質問文書

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令和2年決算特別委員会総務分科会 質疑・質問
質疑・質問者:伊丹 雅治 議員
質疑・質問日:11/04/2020
会派名:自民改革会議


○伊丹委員
 それでは、よろしくお願いいたします。
 一問一答方式で質問させていただきます。
 まずは、県民の声の観点から質問させていただきたいのですが、令和元年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書の13ページ、知事広聴について伺います。
 この事業を通じてどのような課題を認識されて、どのようにその声を県政に反映したのかお聞かせ頂きたいと思います。

○横山広聴広報課長
 知事広聴についてお答えします。
 知事広聴は知事が県内各地に出向き地域の実情や課題を参加者と語り合い、県政への反映に努めております。
 昨年度は牧之原市、南伊豆町、静岡市など6回開催いたしました。地域ごとに様々な課題が出ておりそれぞれ関係部局と共有し施策への反映を図っております。
 具体例を幾つか挙げたいと思いますが、先ほどの牧之原市では県内企業への人材確保等の御意見が出され、ふじのくにパスポートや県外大学との協定締結につながっております。南伊豆町では伊豆の定住対策について意見が出され、移住・定住対策の情報発信につなげております。また静岡市では学生から政策提言について意見が出され、若者カフェへの参画を促す等施策につなげております。

○伊丹委員
 これに関連して説明資料の15ページに寄せられた意見等は県政に反映させたとありますが、どのように反映させたのか、その具体的な部分を教えていただきたいと思います。

○横山広聴広報課長
 個別広聴についてお答えします。
 個別広聴は知事への提言や広聴広報課に寄せられる御意見、また各部局に配置しております県民のこえ担当への意見等様々な御意見がございます。寄せられた御意見につきましては、各部局と共有して施策への反映を図っております。様々な具体的な御意見が寄せられますが、施策に反映させていただいた御意見の一部は県民だよりでも紹介しております。
 例えば、別館展望ロビーの展示の改良、富士山登山の注意喚起、外国人生徒への支援、海洋プラスチックごみの回収等について御意見が寄せられまして各部局で施策に生かしております。

○伊丹委員
 説明資料の17ページ、県民参画の促進の評価の部分で、県に意見要望がある人のうち伝えた人の割合が前年度よりも1ポイント減少した。「伝えなかった理由」として「伝えても無駄」という人の割合が64.8%を占めたとあります。
 今お話を伺いますと、しっかりと具体的に形にされていますし県民だよりでも発信しているので、この「伝えても無駄」と考えている人の割合を少しでも減らすために、ぜひ県民の声はしっかり届いて形になること、工夫して発信することを要望させていただきます。

 続きまして、今度は働きやすい職場環境の観点から質問させていただきたいんですが、説明資料の85ページに県庁働き方改革推進事業のうちワークプレイスの改善があります。
 このワークプレイスの改善事例としてピックアップされたセクションが示されていますが、実施前と実施後の職員の皆さんの声や効果についてのアンケートを採られているのか、もし採られていればどういった声があったのかお聞かせ頂きたいと思います。

○室伏行政経営課長
 ワークプレイス改善に関するアンケートについてお答えいたします。
 ワークプレイス改善に際しては、実施前と実施後にそれぞれアンケートを実施しています。具体的には執務環境、コミュニケーション、仕事のツールの3つの項目を中心に、昨年度で言いますと3つの所属の皆さんに対してアンケート調査を実施し、職員のそれぞれの満足度を聞いているところでございます。
 結果としましては、全ての所属において満足度の向上が見られ、個別の意見では職場の雰囲気が非常に明るくなって仕事がしやすくなった、班内で相談しやすくなったと。一部窓際の管理職の席も普通の職員と同じように中に移動するワークプレイス改善を行っているところもございますので、課長等管理職とも話がしやすくなった、併せて書類整理も行っていますので、打合せスペースが増えて業務効率が上がったという意見も寄せられております。

○伊丹委員
 非常に効果があって大変すばらしいと思います。
 こういったものを今後どのように他部署へ横展開していくのか、お考えがあったらお聞かせ頂きたいと思います。

○室伏行政経営課長
 他部局への波及についてでございます。
 この点が我々にとって非常に重要な課題だと考えております。まずワークプレイス改善を行う際に、書類を片づけて不必要な書類を捨てることを第一に行っていますので、その観点で周辺職場環境の片づけ、整理整頓を各職場、他部局に対しても伝えていきたいと考えております。
 その後、フリーアドレスのような職場環境そのものの改善をできる範囲で部局で行っていただきたいと考えております。

○伊丹委員
 ありがとうございます。
 まずは書類整理からということですが、すばらしいことなのでどんどん横展開していただきたいですけれども、始めていくに当たってはエネルギーがすごく必要だと思うんですよね。その部分は課題だと思いますけれども、ぜひ職場の効率、環境をよくするために推し進めていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 次に、説明資料の126ページです。
 メンタルによる長期療養者数でありますが、残念ながら目標を達成できずに悪化しています。この要因をどのように分析しているのか、お伺いしたいと思います。

○島村健康指導課長
 メンタルによる長期療養者が増え続けている原因についてどのように分析しているかお答えします。
 令和元年度メンタルヘルス不調による長期療養者は78人、平成30年度より1人増加となっています。年代別に見ると――職員数に対する発生割合ですが――30代、続いて20代が高くなっています。平成30年度からは若年層の割合が高い傾向が見られています。
 要因は様々ですが、20代、30代の職場に関する要因としては職場の人間関係、例えばなじめない、相談しにくいなど、仕事量の関係では業務量の増加、日常的な多忙、それから仕事の質の関係では初めての業務への負担感や難しい対人業務などが挙げられています。そのほか御自身のメンタル疾患の既往や完璧主義などの性格要因なども挙げられています。また家庭内の要因として家族との関係や育児、介護の問題がある方もいらっしゃいます。それらの要因は1つではなくて複雑に複数重なっている場合が多いと捉えております。

○伊丹委員
 30代、20代の方が多いことは非常に心配だと思います。
 特に人間関係や業務量など仕事の質の部分の要因は特に何とか改善していかなければいけないし、改善できる部分だと思いました。

 そういった中で、長期療養者の数ですけれども、業務やセクションによって偏りがあるのか、多い部署はあるのかどうかお聞かせ頂きたいと思います。

○島村健康指導課長
 業務やセクションによって偏りがあるかですが、その年により長期療養者の発生割合は所属ごとに異なると把握しております。
 例えば大きなイベントや何か大きな出来事があって対応している部署などは負荷がかかりやすく、ほかの部署よりも長期療養者が発生しやすい状況になることもあります。

○伊丹委員
 メンタルによる長期療養者数の目標に向かって少しでも減らしていくためにも、ぜひ部署や仕事内容に一歩踏み込んで、違うアプローチでこの問題を見詰めることをお願いしたいと意見として申し述べます。

 最後になりますけれども、説明資料の99ページ、
人材育成の施策について伺います。
 選択研修の受講者ですが、ポイントは職場で研修に出やすい環境かどうかという部分なので、ここ数年の状況推移と令和元年度がどうだったのかお聞かせ頂きたいと思います。

○縣人事課長
 選択研修の受講者数の推移でございます。
 過去3年間におきましては、平成29年度が221人、平成30年度が429人、令和元年度は説明資料99ページの表のとおり764人で、傾向としては増加しております。できるだけ受けてもらえるように行政課題に応じて内容等の見直しを行っております。

○伊丹委員
 ここ数年で非常に伸びていてすばらしいと思います。研修会に参加したくても職場の雰囲気でなかなか参加しにくいこともあるのかなと勝手に思っていますので、参加しやすい職場風土をさらに意識していただきたいと思います。
 研修がぜひ時代の変化を先取るような魅力ある講座になることを期待しております。

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