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委員会会議録
質問文書
令和４年９月定例会建設委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 田口 章 議員 |
| 質疑・質問日： | 10/05/2022 |
| 会派名： | ふじのくに県民クラブ |
○田口委員
一問一答方式でお願いします。
今日は、どうもありがとうございました。
馬塚参考人の環境を愛する気持ち、それから子供たちにかけられる気持ちよく分かりました。私も実は子供が小さいころ、ＰＴＡの役員で放流会に行ったことがあるんですけれども、子供たちが頑張れ頑張れというのを見て本当に胸打たれる思いがございました。先ほど３番委員からも御質問があったんですけれども、今浜松海岸で年間30頭から40頭ぐらい親亀が上陸して、4,000個ぐらい卵を産み70％ぐらいがふ化して、2,500頭くらいの子亀が多分育っていくというお話がございました。それが海岸で産まれる亀の全数なのか、それともどれぐらいの割合なのかは分かりますでしょうか。
○馬塚参考人
先ほどお話したのは産卵の数でして、上陸する亀はもう少し多いですね。大体65％から70％が産卵しますので、100頭上がってきても70頭しか卵を産まないということですね。それは亀が海岸を見に来ているというか、どこに産もうかなと思ってふさわしくなければ戻っていきます。ですから年によって違うんですが、産まない亀も30％から40％います。
○田口委員
ありがとうございます。私がお伺いしたかったのは、馬塚参考人の団体であの海岸に産まれた卵を100％回収しているのかどうかはいかがでしょうか。
○馬塚参考人
今は県が一生懸命頑張って、盗ってはいけないという条例をつくってくれたおかげで、今は１頭の盗掘もありませんので全数保護しています。今年は169頭保護しました。だから卵として２万個以上保護しました。
○田口委員
ありがとうございます。
ちなみに何人ぐらいの方が活動して、それをやっていらっしゃるんでしょうか。
○馬塚参考人
今現在、55キロメートルの海岸を32名で調査しています。それは土日しか出られない調査員、それからウイークデーでも大丈夫な調査員、そして勤務時間が早い人は早目に切り上げなきゃいけないから短く歩く。長い人は１時間、短い人でも三、四十分歩いて調査を行っています。その人たちの結晶のたまものというか、この保護した卵は１匹でも多く海へ帰したいという思いがあるということです。
○田口委員
すばらしい活動なのがよく分かりました。
ちょっと心配なのは持続可能性というんでしょうか。やっぱり子供たちがどんどんどんどん参画してくださるといいかもしれませんけれども、やっぱり今はなかなか地域で参加する人は減ってくるとか、いろんな壁があると思うんですけれども、これから先はいかがなものでしょうか。
○馬塚参考人
参加者は北海道から沖縄まで来ますから、どんどん増えています。だから野球場を造った経済効果のことを先ほどお話してましたけれども、ウミガメを見に来る経済効果はとてつもないと思います。ホテルオークラさんなんかはチケットまで出して、商品券まで出してやっているぐらいで、いろんな浜松市周辺の施設ではほとんどのホテルがうちと合体して、それを旅行にセットを組んでいることもありますけれども。今は浜松市民よりも東京都の人のほうが多いんですね。それは東京都の人たちは子供たちにこれから巣立っていくに当たってほかではできないような貴重な体験をさせてあげるんだという意識が強いので、本当に多いんです。今一番多いのは東京都、その次に多いのは愛知県。環境教育を受けに来る人も東京都の人と愛知県の人が一番多く浜松市が一番少ないです。本当に本当に情けないというか寂しい思いもしていますけれども、普通にしていても自然豊かであるから東京都の人とは違うなとは思いますけれども、私は環境教育としてこれはぜひもっともっと活用してもらいたいなと思いますね。
○田口委員
ありがとうございました。午前中も申し上げたんですけれども、やっぱり環境教育それから社会との共生は本当に大事なことだと私たちも思っています。そういった中で、今回野球場ということで県が取り上げていますけれども、いかに共生していくか、これからまた建設委員会の中で議論していきたいと思いますので、今日は参考になりました。ありがとうございました。
○飯田委員長
質問も出尽くしたようですので、このあたりで質問を終了することに御異議ありませんか。
（「異議なし」と言う者あり）
異議なしと認め、これをもって参考人の方への質問を終わります。
馬塚様におかれましては、大変お忙しいところ当委員会のために御出席頂き、誠にありがとうございました。
亀の現場の様子がよく分かりました。本当に参考になりましたのでお礼を申し上げます。
どうもありがとうございました。
ここでしばらく休憩します。
再開は午後２時35分です。
（ 休 憩 ）
○飯田委員長
それでは、休憩前に引き続いて委員会を再開します。
これから遠州灘海浜公園（篠原地区）野球場建設に伴う照明によるアカウミガメへの影響及び事業費等の検討内容に関し、当局に質問を行います。
当委員会の質問時間は委員１人当たり答弁時間を含めておおむね60分以内です。質問委員と答弁者は項目を整理して要領よく簡潔明瞭に発言するようお願いします。
では、発言願います。
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