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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:竹内 良訓 議員
質疑・質問日:03/01/2023
会派名:自民改革会議


○竹内委員
 一問一答方式でお伺いします。
 思い起こすと8年前に基本構想が県議会に出されてあれから大分期間がたっています。太田交通基盤部長は、本会議で今年の2月に基本計画を1本に絞って議会に提案すると答弁されましたけど、どのような理由でスケジュールが変わったのか改めてお尋ねします。

○太田交通基盤部長
 野球場タイプにつきましては、アカウミガメへの影響を考慮して照明のある屋外タイプは排除すべきという結論に至りましたが、それ以降のさらなる絞り込みにおいて、野球場のタイプ、構造、規模によりそれぞれのメリット、デメリットがあることから、もともとは一定の絞り込みをした上で官民連携導入調査を実施した結果で最終選定をし基本計画をつくっていく予定でおりましたが、現段階で絞り込むことが適切でないと判断し、様々なコスト、需要、官民連携導入の可能性といった要因を加えることで絞り込むことが適切だと判断いたしました。
 その結果、基本計画をつくった上で次のステップに行くところをまずは官民連携導入調査をやった上で絞り込んで適正に評価していくことにしたものです。

○竹内委員
 本会議で期日を切ったことを変更するってそんなに簡単な話じゃないですからね、太田交通基盤部長。要は変更も前提にしながら本会議で答弁を考えるべきだと思いますよ。まずは苦言を呈させていただきます。報道によると県議会の議論がまとまってないとか県議会のせいにされちゃうんですけど、そもそも違うと思っています。県当局の資料が甘いからこういうことになるんです。反省していただきたいと思います。

 建設委員会配布資料5基本計画策定の進め方についてお尋ねします。
 今の太田交通基盤部長の説明で、令和5年6月の基本計画の公表がこの配布資料だと令和6年6月になり、1年延びることによって新たな進め方になります。計画ができて規模は別として野球場が決まっていくわけですから、公園が完成し使えるようになるのは時期的には何年から何年に変わったことになるんでしょうか。

○伊東公園緑地課長
 建設委員会配布資料6ページの資料5を御覧ください。
 官民連携導入可能性調査は当初、右に記載してありますように公園基本計画策定後に実施することとしておりましたが、基本計画策定作業の野球場タイプ選定前に実施するようスケジュールを変更しております。官民連携導入可能性調査はおおむね1年を要することから基本計画の策定時期は1年程度遅れます。
 しかしながら、トータル的には順番が逆になって事業者選定調査、次のPFIのステップのときにはほぼ同じスケジュールと考えております。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 この配布資料5に関して何点か確認させてください。
 一番左端、地元との協議・調整とありますが、ここで言う地元とはどこを指しているんでしょうか。

○伊東公園緑地課長
 公園、野球場があります浜松市、そして商工会議所等を考えております。

○竹内委員
 この球場は県西部のスポーツ拠点と聞いていますけれども、浜松市のスポーツ拠点と捉えてよろしいでしょうか。

○伊東公園緑地課長
 県西部の拠点と考えております。

○竹内委員
 とするならこの地元とは県西部になるんじゃないですか。

○伊東公園緑地課長
 現時点でお話をさせていただいておりますのは浜松市で、3番委員からもお話ありましたように中東遠とも今後しっかり議論を深めたいと考えております。

○竹内委員
 ここで言う役割分担とは具体的にどういうことになりますでしょうか。

○伊東公園緑地課長
 公園整備の分担です。野球場につきましては、どういった施設を浜松市がやるのか、県がやるのか。以前からお話が出ています用地費用も同じです。浜松市が負担するとなっておりますけれども、その辺りの役割分担をしっかり決めていきたいです。

○竹内委員
 今日出された公園整備プラン3みんなが楽しめる健康・スポーツ公園の概算事業費140億円に関して運営は浜松市にやってもらって、メイン球場は県ということも考えているということですか。

○伊東公園緑地課長
 整備分担につきましては、今後浜松市としっかりと詰めてまいります。

○竹内委員
 費用に関してお尋ねします。
道路や橋を造る場合、受益者の市町に負担を求める場合が過去にもあったと記憶してますけれども、この場合公園全体あるいは野球場に対して費用負担を求める考えがあるかどうか。12月議会でも確認しましたけど改めてお尋ね申し上げます。

○伊東公園緑地課長
 まず、来年度の官民連携導入可能性調査で野球場の規模や構造をしっかり決めていきたいと考えております。地元がそれより大きな規模や構造を求めるなら考えることはあるんですけれども、例えば公園建設について県内ですと県営愛鷹球場や草薙総合運動場の球場は県が全部費用を負担して建設しております。道路や橋梁を造る場合のアロケーション的なものはまだルールとしてないですから、ルールも含めて来年度検討していきたいと考えております。

○竹内委員
 そういう費用負担に関しては地元の県西部と考えていいのか、浜松市と考えていいのかいかがですか。

○飯田都市局長
 現在市や商工会議所等からの要望を受けていることもございますので、まず県として野球場をどうするかを来年検討し、それを上回る場合には事業費の増加分について応分の負担を求めることも考えています。

○竹内委員
 脱炭素、様々な時代の流れの中で再生可能エネルギーの活用は、今までの都市公園の在り方とは違う感性、観点が必要ではないかと考えているんですけれども、太陽光パネルを載せるとか隣の西部清掃工場の焼却場の火力エネルギーを借りるとイニシャルコストが高くなると思いますが、その点の考え方はいかがですか。

○伊東公園緑地課長
 西部清掃工場につきましては、隣接する浜松市総合水泳場トビオに電気とエネルギーを供給しています。西部清掃工場は今ちょうど次の建て替え計画をつくっていて、トビオに熱と電気を送るシステムを再構築すると聞いております。
 今度新たにできるメインとなる野球場は電気を消費しますので、新たなシステムはつくりますけれども過分なものはないと考えております。熱を送る送電線や多少のシステムは増えるかもしれませんけれども、西部清掃工場自体はそれほど大きな変更、負担はないと考えております。

○竹内委員
 聞き方が悪かったのかもしれませんけど、再生可能エネルギーの利活用によってイニシャルコストが高くなりますかという質問です。

○伊東公園緑地課長
 当然のことながらイニシャルコストは高くなる可能性はあると考えております。しかし浜松市としっかり役割分担をしながらコストが高くならないよう考えたいと思います。

○竹内委員
 都市公園、あるいは県有施設において県が目指す計画がありますが、ここで言う再生可能エネルギーの利活用は浜松市と相談することじゃないんじゃないですか。

○伊東公園緑地課長
 西部清掃工場のエネルギーの利活用につきましては浜松市としっかり協議してまいります。しかしながらそのほかの公園内の太陽光などは県独自で対応します。イニシャルコストが高くなりますが発電すると売電ができる。トータル的なライフサイクルコストを考えながら対応してまいりたいと考えています。

○竹内委員
 事業費よりも再生可能エネルギーの設置を優先すると考えてよろしいでしょうか。

○伊東公園緑地課長
 発電の効率や実際の電気の売電価格を検討した上で考えてまいりたいと思います。

○竹内委員
 同じページの官民連携導入可能性調査についてお尋ねします。
 これは、具体的にはどういう企業に発注することになるんでしょうか。

○伊東公園緑地課長
 これまでの実績を確認しますと、一般的な建設コンサルタント系もありますけれども、シンクタンク系、銀行系のコンサルタントも多く受注しております。

○竹内委員
 複数応札があった場合の選定はどのようにされるのでしょうか。

○伊東公園緑地課長
 実際の設計費用から建設、維持管理、運営までのトータル的なコストとサービスの質の両方が一番良いところが受注する機会があります。しかしながら需要予測調査もやりますので、規模、構造が合致するときに初めて決まると思っています。
 今回の導入可能性調査では、実際にPFIのSPC――Special Purpose Company――特別目的会社というんですけれども――までの選定はしません。どういう可能性があるのか、PFI事業として成り立つのかまで考えて、また次のステップになります。

○竹内委員
 PFI事業の可能性調査に応募した企業が結果的に最後の事業決定のときに非常に有利に運ぶことも考えられるんですけど、その点はいかがですか。

○伊東公園緑地課長
 優れた提案、コスト、優れたサービスがあればやはり有利になると考えます。しかしながらそれは総体的に判断します。

○竹内委員
 総合評価など価格以外でも第三者委員会をつくって選定するとありますけど、その選定の仕方はどのようになりますでしょうか。

○伊東公園緑地課長
 選定委員会等を設けてしっかりと評価してまいります。

○竹内委員
 私は地元の議員ですから、地元の建設会社やエネルギー会社等ともいろいろお話をしますけれども、結果的に終わってみたら全部東京資本でしたと。地元を優先しろと言ってるわけではなくて、みんなで使うんだったらみんなで造らないといけないと思っているんです。なので決め方に関してはよく議会の意見も聞いて、官民連携導入調査のカンパニーの選定に関しては慎重にお願いします。

 それから、配布資料3の公園整備プランの評価について改めてお尋ねしますけれども、このプラン1と2と3で県当局は3が良いと言っていますけれども、官民連携の調査の中でいろいろ考えたけど、プラン1のほうが収益率が上がるという意見が出る可能性はあるか、それとも大前提でプラン3をベースにしてかけていくのかどちらですか。

○伊東公園緑地課長
 昨年度と今年度行いましたサウンディング調査によりますと、多目的広場が広く比較的利用の融通性があるほうが有利と伺っております。ですから施設がたくさんあるプラン1ですと、逆に選択肢は狭くなると理解しております。

○竹内委員
 配布資料11ページの屋外タイプ(照明あり)ドームタイプで、メイン球場が2.2万人から1.3万人と絞り込んでいますけれども、まずそれを前提に公園の在り方があるのかどうなのか。

○伊東公園緑地課長
 配布資料11ページにお示ししていますメイン球場2万2000人、メイン球場1万3000人につきましては県中部の静岡市にあります草薙総合運動場の球技場が2万2000人、東部の沼津市の県営愛鷹球場が1万3000人で県民の皆様に分かりやすい施設のサイズを示しています。ですから絞ったということではなくいろんな選択肢がある中での一つの例示になります。

○竹内委員
 配布資料4の野球場の概算事業費が結構大きいですが、PFIにするとイニシャルコストの負担は県が出すのか事業者が出すのかどちらですか。

○伊東公園緑地課長
 イニシャルコストの大部分は恐らく県が出すと思います。一般的に多いのがPFI事業者が設計から建設、運営管理までトータル的に幾らかかるかを出して、建設されてから20年ぐらいで割賦といって分割払いします。
 しかしながら、事業費が高い施設であればイニシャルコスト――一般的には県が最初の建設費用を出しているところが多いです。一回VFMをはじいた上でないとはっきりしたことは言えません。

○竹内委員
 PFI事業を活用したと仮定して県は指定管理契約を結びます。年間維持管理費がXタイプで4億8000万円、一番小さなGタイプで0.8億円とあります。施設が大きければ当然年間維持管理費がかかると思いますけれども、施設によって指定管理料がこれとは別にかかってくると理解してよろしいでしょうか。

○伊東公園緑地課長
 施設の維持管理費は純粋にこの施設を維持修繕するための費用で、それ以外に人件費や企画運営費がかかります。

○飯田委員長
 伊東公園緑地課長もう一度お願いします。

○伊東公園緑地課長
 ここに示されていますのは施設の維持管理費になります。

○竹内委員
 施設が大きくなるとPFI事業者と指定管理という形を取った場合に、指定管理料も高くなりますか。

○伊東公園緑地課長
 指定管理料も高くなります。維持管理費が増える分そのまま上がります。

○竹内委員
 小笠山総合運動公園エコパのメインスタジアムは公園全体でサッカー協会と指定管理契約していると承知してますけれども、メインスタジアムの維持管理費は今現在年間どのぐらいかかっていますか。

○伊東公園緑地課長
 小笠山総合運動公園エコパスタジアムの年間支出額が8億3000万円、そのうち維持管理費に該当する部分が約4億5000万円になります。

○竹内委員
 一番大きな費用がかかるタイプXは年間維持管理費が4.8億円で指定管理料を足すと幾らぐらいになるんですか。

○伊東公園緑地課長
 ドーム球場のタイプXですと年間維持管理費が4億8000万円です。先ほど私が申しました小笠山総合運動公園エコパ全体の維持管理費は4億5000万円でこれと同程度だと考えますと、小笠山総合運動公園エコパ全体の支出額が8億3000万円なものですからそれを少し上回ると考えます。しかしながら、県が支払う委託料である指定管理料は先ほどの8億3000万円ではなく、小笠山総合運動公園エコパ自体の収入があり6億8000万円になってます。1億2000万円ぐらいは別途収入があります。少し複雑なんですけれども、支出自体は8億3000万円で維持管理費が4億5000万円、県が支払う指定管理料は6億8000万円になります。

○竹内委員
 タイプXのドーム型の場合年間維持費4億8000万円を12で割ると月4000万円。指定管理料も今収入があるとおっしゃられたからあえて聞きますけど、年間どのぐらい収益があると想定していますか。

○伊東公園緑地課長
 収益等につきましては、来年度の官民連携導入可能性調査の中で需要予測をしっかりやって算出したいと考えております。

○竹内委員
 民間に任せるんじゃなくて県が造るんですから県が収入予測しないとうそだと思いますけど、いかがですか。

○伊東公園緑地課長
 需要予測として1万6000人程度のプロ野球が年間1試合、観客2万人規模の音楽フェスが年1回2日間と予測しております。それ以上の需要予測はやっておりませんので、再度検討してまいります。

○竹内委員
 利用料金についてお尋ねします。
前回の12月議会の委員会で施設照明代を示していただき、私は改めて空調も調べるべきだと申し上げました。施設照明・空調代が1試合ベースでお幾らかかるのか教えてください。

○伊東公園緑地課長
 施設利用料が2万円、それに照明を加えますと約9万円の5倍程度になるとお話させていただきました。空調の金額につきましては、各ドームで実際に現地調査して算定している状況です。

○竹内委員
 12月議会の委員会で質問して、2月議会でこんな大事な質問を今調査中って考えられないんですけど、どことどこに調査して大体幾らだったのか答えてください。

○伊東公園緑地課長
 ドーム名は申し上げられませんけれども、浜松市と一緒に2か所ほど電気料の支出を調査しております。実際に新しい浜松市の西部清掃工場でそういった電気を生み出せるのか検討しております。

○竹内委員
 まず、照明代と施設料で総額幾らかかって現行で空調費用が幾らかかる、ただしエネルギーの利活用により少なくとも何%は削減できる、それが答弁であるべきじゃないですか。改めて答えてください。

○伊東公園緑地課長
 現時点では資料を持ち合わせていません。また改めて回答させていただきます。

○竹内委員
 やっぱり調べることを調べないと。JR東海に対して無礼だとかよく言うけど、無礼なのはあなた方だよ。これでどうやって議論しろっていうの。総額費用だって使用料だって、県民の方々、特に県西部の方々は注目してますよ。ドームができたら使えるのかなって。うちのチームで使いたいなって。だけど高いんだってね。高いって幾らって、それは分かりませんて。どこでどう決めろというの。よく理解できないですね。
 県庁職員は、JR東海も含めて他者を批判するんだったらやるべきことをやってから、数字的なビハインドをしっかり出してからこの建設委員会に臨むべきだと思いますよ。一旦終わります。

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