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委員会会議録

質問文書

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令和元年12月多文化共生推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:蓮池 章平 議員
質疑・質問日:12/03/2019
会派名:公明党静岡県議団


○蓮池委員
 ありがとうございました。
 いろいろな外国人材と、企業や教育関係、さまざまなところとつないでいくという、非常に重要なお仕事だと思います。ちょっと立ち入った質問で申しわけないんですけれども、グローバル人財サポート浜松は、どこで収益を上げるという仕組みになっているんですか。

○堀永乃氏
 一番大きいのは、講師派遣の費用です。例えば、日本語教育について言うと、うち、ちょっと高目なんですよ。1時間1万3000円ぐらいいただくので、それは企業さんがお支払いしていただくんですけれども、何十社とやっていただくと、それが財源になります。あとは、介護の講座に関しても、例えばいわゆる介護の勉強をする、何々カレッジさんとかって、あるじゃないですか。そこだと、5万円とか6万円で資格の勉強ができるんですが、うち13万円とか、15万円とかとってるので、その分、サポートはするんですが、ちょっと高級です。

○蓮池委員
 御社のようなところが、もっとたくさんこれからは機能していかないと、社会全体が機能していかないんじゃないかと思うんですがね。そうすると、きちっとした体制、成り立っていくだけの仕組みがないと厳しいかなと思うんですけれども、そこら辺は例えば、行政的に何か要望みたいなのはありますか。

○堀永乃氏
 要望で言うなれば、介護保険課さんは、とてもうちに信頼を置いてくださっているんです。ただ、もうちょっとこれできるのになというところがあります。言っていいのかわからないですが、介護保険課さんが、ここにお願いしてます、ここにお願いしてますというところを見ると、結構長く同じところが受託をされていらっしゃるので、余りかわりばえのないことが進むななんて思うと、1回、うちと見直したほうがいいんじゃないかなとは思います。それを言うと、今の課長と、前の課長がすごく精力的に物を考えてくださっていて、いつも聞いてくださったんですよ。介護の業界で外国人が活躍するにはどうしたらいいかとか、これ、困るところはどういうところなんだということを、かなりヒアリングしてくださいました。私はこういう制度があったほうがいいと思うということを伝えたら、ちゃんとその制度、それがコーディネーター派遣と、現場にいてセミナーをするという事業なんですけれども、特にやりたかったのがコーディネーター派遣だったので、それをやってくださったおかげで、頑張って受け入れようと思ってくださった施設さんが生まれたのは、すごくよかったなと思うんですね。
 一方、それは介護の業界だけなんですよ。静岡県って、製造業が多いので、製造業の皆さん向けの正しい管理団体の見分け方とか。3,800ドルの借金を背負わせてきているとかって言われると、もうその子たち、借金まみれでずっと生きていかなくちゃならないので、静岡県じゃなくて東京行きたいってなっちゃって、それで失踪しちゃうんですよ。それはやっぱりだめだろうと思うと、そこを見る知恵というか。日本人ってとてもいい人たちなので、元来、この相手はいい人だろうというところからスタートをしていくんですね。それがかえってあだになってしまって、うまいぐあいにだまされてしまっていることっていうのが結構あるので、その見方とかをセミナーさせてもらえたらいいなと思います。
 それはなぜ思ったかというと、去年、私が独自で、お金一銭ももらわずに、企業さん向けの外国人受け入れの相談会やります、1回30分ですけれども、よかったら来てくださいというのを5日間、組んでやったら、満席になったんです、全部の相談が。須山建設さんとか、浜松ではよく知ってるような企業さんがどんどん来られて、これもっと長い時間やってほしいんですけどって言われたので、ここから有料ですよという話をして、うーんとか言いながら、ことしは無料ですけどなんて話をして。まだ今、続いてたりするんですが、それをことしは浜松市が、その動きを感じ取ってくださって、浜松市の受託事業という形で、浜松市でもどんな企業さんでもいいから相談に乗ってあげてくださいというのができたんです。
 それでも磐田市さんとか湖西市さんに、相談企業があっても行けないので、そういう意味では、県のように広くやってくださると、焼津市にも行けるし、清水町にも行けるし、藤枝にも行けるしって、もっとこう広がりがあって、少しでも心の不安とか、入れることに対する抵抗感を下げることができるのであれば、そういった仕組みが、産業政策なら産業政策としてもやってほしいなと思います。

○蓮池委員
 今、堀さんがやっておられる仕事が、一つの仕事として成り立てば、外国の皆さんがそれで起業できる。ある程度ノウハウを持ってれば、堀さんの支店みたいな形で、出先でそういう人たちの起業を支援するみたいなことは考えておられますか。

○堀永乃氏
 そうですね。起業させたいという気持ちはありますが、ケ・セラ・セラの人たちだったりするので、若い外国人の子たちは。要は自転車屋やりたいって、失敗した、じゃあ今度はバナナ売ろうとかっていうふうに、余り考えない人たちだったりするところがあるので、筋道というか、筋を見てから生きていける子がいいなと思います。ただ、私だからできる仕事にはしたくないんですよ。そのためには、人を育てておかなくちゃいけないんですけれども、静岡県内、国際交流協会で、これだけ企業とつながって、企業の声を聞いて、どうすればいいかって、コンサルできるかというと、できない人たちが多いんです。それが例えば、東部に1人、中部に1人、西部に1人とかっていてくれたら、もう少し広く、私がやろうとしていることをもっとたくさんの人たちが担ってくださるし、同じ日にいろんな人がもっと入り込むことができて、もっと幸せというか、もっと安定するんじゃないかなと思います。そろそろ私の役割を持つ人を、ちゃんと私自身として協力をしていく必要があるかなと。グローバル人財サポート浜松認定のそういったサポーターというのをつくって、それを商品化するのではなくて、各都道府県の行政担当者でもいいので、なってもらえたら、もう少し苦労が軽くなるんじゃないかなとは思います。

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