本会議会議録
質問文書
令和6年決算特別委員会産業分科会 質疑・質問
![]() | 質疑・質問者: | 松井 優介 議員 |
![]() | 質疑・質問日: | 10/29/2024 |
![]() | 会派名: | ふじのくに県民クラブ |
○松井委員
一問一答方式で何問かお伺いします。
マーケティング課にお伺いしますが、主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書44ページ、カ県産品の輸出物流拠点化に、清水港から山の洲(くに)産品を輸出する商流・物流を構築するため国内物流改善のための実証実験等に取り組み、お茶やカンショなどの輸出が増加した一方でコーヒー、ココア、香辛料類や鮮魚、冷蔵魚、冷凍魚の取扱額が減少したため、結果として清水港の食料品の輸出額は令和4年度よりも減少したと書かれています。
恐らく中部横断道を使って物流を図っていると思うのですが、もう少し具体的に理由についてお伺いします。
○室伏マーケティング課長
清水港からの輸出額の減少については、ロシアやウクライナ情勢の不安定化でコーヒーが大きく減っております。また魚介類は近年の漁獲量減少の影響が大きいと推測されます。
山梨県、長野県からの物流については、山の洲(くに)輸出物流協議会が昨年度国の補助金を使って長野県から清水港への直送ルートをつくりました。今年度も山梨県から清水港への直通ルートを補助金でつくっており、今後は物流量が大分増えると考えております。
○松井委員
つまり、実証実験が終わって減ったのではなく世界情勢の影響で減ったとのことでよろしいですか。
○室伏マーケティング課長
そうでございます。
実証実験である程度仕組みができて民間事業に移って動きやすくなりましたが、世界情勢の不安定化により減少しました。
○大石(健)委員長
ここでしばらく休憩します。
再開は13時30分とします。
( 休 憩 )
○大石(健)委員長
休憩前に引き続いて分科会を再開します。
ここで当局から発言を求められていますので、これを許可します。
○浅田労働委員会調整審査課長
午前中に7番委員から御質問を頂きました労働委員会が作成した学生向けのリーフレットをお手元に配付しました。
両面刷りになっており、表面が学生の皆様へと呼びかける形で県民生活センターの相談窓口等を示す構成です。裏面にアルバイトを始める前にチェックしましょうと労働条件の書面交付など学生に知っていただきたいことを記載しております。
○牧野委員
ありがとうございます。
○大石(健)委員長
質疑を継続します。
では、発言願います。
○松井委員
休憩前に引き続いてエネルギー政策課に質問しますが、EV――電気自動車の関連について説明資料47ページ2主要施策の実施状況及び評価、課題及び改善(イ)EVの普及促進に県有急速充電器の維持管理として、県内に11基の急速充電器を一般開放するとあります。先ほど昼の休憩時に県庁前の充電器を見てきたのですが無料ですよね。11基全部が無料だと思うのですが、説明資料53ページの評価の活動指標に電気自動車用充電器設置数1,200基を目標として2023年度は1,237基と書かれておりますが、これも全部無料なのでしょうか。
○小笠原エネルギー政策課長
県有施設に設置しているEV急速充電器11基は無料です。それ以外で普及台数として載せているものは県が設置したものではないので、多くのものは無料ではないと思われます。
○松井委員
1,200基の一覧が県のホームページにあるので確認したのですけれども、多くは自動車販売店や大型スーパー等に恐らくお客様サービスとして集客のために無料で設置されていると思いますが、県に関しては県民の財産で設置されているものですから私個人は無料である必要はないと思っています。2011年度からスタートしてもう13年たっておりますし1,200基まで増えてきているので、今後有料にしていくのか様々な方法があると思いますが、受益者負担の考え方もぜひ取り入れていただきたいと感じています。
続いて、就業支援局にお伺いします。
説明資料58ページのふじのくにパスポート事業費約2500万円をどういったことに使っているのか具体的に御説明頂きたいです。
○八木労働雇用政策課長
ふじのくにパスポート事業の内訳は、学生目線による企業情報誌の発行に689万2600円、大学1、2年生に向けた取組として973万3240円、それ以外が情報発信となっております。
○松井委員
説明資料にホームページのQRコードを記載したカード配付とありますが、恐らく相当数の枚数を配っても今の若い方々ってその場で登録しないと持って帰って登録するのか非常に疑問です。
カード1枚当たりの単価は微々たるものかと思いますが、カードを渡すところが非常に引っかかったのでぜひ御検討頂ければと思います。
同じく説明資料58ページ(5)高齢者の活躍の促進、障害のある人の活躍の促進で、説明資料59ページに高齢者雇用推進コーディネーター3人、障害者雇用推進コーディネーター14人、障害者職域拡大コーディネーター3人として20人のコーディネーターの業務内容が企業等へ訪問したとあります。高齢者と障害を持っている方々の仕事の支援として恐らく専門的な業務かと思うのですが、それぞれのコーディネーターが専門的な業務をされているのか、同じような業務を別々でやっているかを教えてください。
○八木労働雇用政策課長
まず、障害者雇用推進コーディネーター14名につきましては、ハローワークと連携して法定雇用率未達成の企業を訪問し障害者雇用に向けた働きかけや支援を行うほか、障害のある方のための人事改革を行うため広く企業訪問を行っています。
また、障害者職域拡大コーディネーター3名は、障害のある方の職域を拡大して活躍の場を増やすためにパソコンや就労支援機器等デジタル技術を活用した職場選定やテレワーク等の多様な働き方に関する助言や提案を行う企業訪問等を実施しています。
さらに、高齢者雇用推進コーディネーター3名につきましては、求人情報等を基に人手不足企業を訪問して高齢者に適した仕事の切出しや働き方の提案などを行い高齢者を活用した人材獲得支援を行っています。
○松井委員
それぞれが全く別の企業を訪問しているのでしょうか。3種類のコーディネーターがみんな同じ企業に行くことはないのでしょうか。
○八木労働雇用政策課長
障害者のコーディネーターと高齢者のコーディネーターの間では定期的な企業訪問の情報共有を行っていませんので、同一企業を訪問する可能性はあります。しかしながら目的が異なっていますので、支援内容については重複するものではないと認識しています。
○松井委員
それでは、最後の質問に移りますが、新産業集積課に伺います。
ファルマバレープロジェクトをはじめ県内7つの大きなプロジェクトの計画終了時期が明確になってきて、ゴールがようやく見えてきたかと思うのですが、今までの取組成果の検証作業は具体的に行っているのでしょうか。
○粂田新産業集積課長
先端産業創出プロジェクトにつきましては、それぞれプロジェクトの計画等を定め目標を設定しています。進捗状況等につきましては、有識者等の御意見を頂きながら評価し、実際に具体的な成果が上がっているか検証しています。
○松井委員
特にマリンバイオは私の地元清水区で行われていますので頑張っていただきたいと思っています。
MaOIプロジェクトについては令和6年度で計画終了となっていますが、検証して今後も続けることもあり得るのかお答え頂きたいです。
○粂田新産業集積課長
成果を検証し、社会課題の状況やこれまでのプロジェクトの進捗状況、今後の必要性などをしっかり整理した上で必要なものは継続することも十分あるので、しっかり見直して方向性を整理したいと考えております。
○松井委員
先日、委員長と共にふじさんめっせで開催されたCNFのイベントに参加しました。マリンバイオをはじめ7つの事業を本当に一生懸命やっていることは重々承知していますが、なかなか具体的な成果が見えづらいものです。この前我が会派でも質問が出たかと思いますが、我々に見せるための取組や成果ではなく、実際に地元企業の売上げが上がっていく支援をしっかりとしていただきたいと思っておりますので、ぜひ今後ともよろしくお願いします。
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