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委員会会議録

質問文書

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令和4年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
質疑・質問者:岡本 護 議員
質疑・質問日:10/31/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


○岡本委員
 それでは、分割質問方式で2点お願いいたします。
 まず、主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書46ページ、カ高齢運転者支援ホットラインについてです。
 相談件数は、結構だと思うんですが昨年から比べると半減しました。件数が減った要因についてどのように分析されているのかお聞かせ頂きたいと思います。

○有馬交通部参事官
 令和3年度中の減少の要因についてお答えさせていただきます。
 令和3年度中における高齢運転者支援ホットラインの相談受理件数のうち、高齢者講習に関するものが約1万件減少しております。
 この減少は、一部の自動車学校において高齢者講習専用施設を設けたことなどにより高齢者講習の受講枠が拡大し、高齢運転者が高齢者講習の予約を取りやすくなったことによるものと分析しております。

○岡本委員
 今のお答えでおおよその見当がつくわけですが、もう一度具体的に主な内容は何か。また昨年度大きな成果があったことを受けて今年度また相談件数が増えると予想されているか。分かりましたらお聞かせ頂きたいと思います。

○有馬交通部参事官
 まず、令和4年度の推移ですけれども、9月末におけるホットラインの受理件数は約5,000件で前年同期と比べ約2,400件増加しております。
 ほとんどが高齢者講習に関するものです。本年5月に施行された運転技能検査の導入等に関する事前の広報を強化したことにより多くの高齢者からの問合せにつながっていると考えております。

○岡本委員
 分かりました。今言ったように昨年度とは少し状況が変わってきています。また相談を寄せる高齢者は同じ人ではなく新しい方です。高齢者は毎年新たに生まれてくるわけですので、これからも相談はあろうと思います。高齢者が一番今疑問を抱く、心配になることはできるだけ前もって広報していただける体制をしいていただくよう要望したいと思います。

 次に、説明資料15ページの特殊詐欺対策についてお伺いしたいと思います。
 説明資料に書かれているように、特殊詐欺に対してしずおか関所作戦の活動を積極的に進めてこられたと思います。
 1つ目は、説明資料にある@電話機対策の推進ですが、具体的に電話機についてどんなことをやったのか、もう少し具体的にお聞かせ頂ければと思います。また例えば電話は固定電話だけではなく、取組内容によっては携帯電話にも通用するのかお聞かせ頂きたいと思います。

 2つ目は、A高齢者の警戒心・防衛心の醸成、高齢者の意識改革への意識時対策になりますけれども、呼びかけ――テレビCMなども流しているところですが――にはどの程度効果があったと見るんでしょうか。県民が呼びかけによってどの程度詐欺にかからなかったり、とどまることがあったのか。なかなか難しいと思いますが、その辺についての県警察の見解をお聞かせ頂ければと思います。

 また、民間企業の皆様方にも協力頂きながらいろんな講習をするなどかなり積極的にやっておられることと同時に、説明資料にはATMの被害を防いだとあるわけですが、具体的にお聞かせ頂きたいと思います。

○原田生活安全企画課長
 特殊詐欺の対策のうち電話機対策の推進についてであります。
 特殊詐欺のほとんどが固定電話にかかる電話から始まっております。被害を防ぐため留守番電話にしておく、迷惑防止対策機器を取り付けるといった対策が必要であることを折に触れ広報しております。また電話機の迷惑防止装置につきましては、各市町にもお願いしまして補助金あるいは貸出し制度を普及していただくようお願いしているところであります。

 次に、高齢者の警戒心・防衛心の醸成の取組のうちテレビCM放送についてであります。
 本取組については、令和2年から開始し昨年2回目、今年が3回目になるわけです。県民へのアンケート調査をしたところ効果があるとの回答を頂いておりますことから、一定の有効性が認められると考えております。

 次に、ATM出金制限対策ですが、金融機関に対してお願いしているところであります。
 内容につきましては、県内の全信用金庫では平成29年11月から、70歳以上かつ過去3年においてATMから出金取引が50万円以下の場合、一日の利用限度を50万円に制限する取組を開始していただいたところであります。令和2年12月1日からはさらに強化する形で70歳以上かつ一定期間においてATMから出金取引が20万円以下の場合には一日の利用限度額を20万円以下に制限する取組が開始されております。
 ATM出金制限対策につきましては、高齢者がキャッシュカードをだまし取られてもATMでの一日当たりの出金額が制限されていることから被害金額を抑える効果がありますし、利用限度額引き下げによってさらに効果が期待されるところです。
 また、県内に本店を置きます地方銀行各行にも同様の対策を今後取っていただくようお願いしているところであります。

○岡本委員
 状況はよく分かりました。
 最初の電話機対策で、固定電話がほとんどとのことでしたが、固定電話を備えている場合には出るのは比較的高齢者が多いような気がします。そうすると次の高齢者の警戒心を高めていくことにもつながってくると思います。CMを含めた高齢者への呼びかけに効果が認められることは十分理解できます。
 我が家にも高齢者がおりまして、テレビCMを見ているときは分かります。ただ見た効果は継続しにくいんです。テレビを見ました、なるほど気をつけないといかんねと言いながらも時間が過ぎると忘れてしまう可能性が十分にあります。ですので1回、2回で済むことではないと思います。常に繰り返し、繰り返し、いろんな手で呼びかけをしていくことが必要かと思います。

 次に、ATM出金制限対策については、金融機関の協力もあって、振込み寸前でストップされた事例も何度か報道もされていますし、それなりの効果があろうと思います。同時にカードも含めて現金で渡してしまうケースもあるようですが、どうしても高齢者が中心となっているように思われますので、高齢者への呼びかけを繰り返しやらないとどうしても特殊詐欺に引っかかってしまうことが多分にあると思います。ぜひこれからの繰り返しの呼びかけ、大変だと思いますが今まで以上に皆さん方の積極的な活動に期待して終わりにします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp