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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年9月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:野崎 正蔵 議員
質疑・質問日:10/06/2022
会派名:自民改革会議


○野崎委員
 分割質問方式でお願いします。
 産業委員会提出資料5ページの榛南水道と大井川広域水道の統合に係る実施協定の締結に関し質問をさせていただきます。
 まず、ここに書いてあります統合の目的とメリットですけども、企業団施設の有効利用のことで、企業団の計画水量と使用水量の乖離が解消と書かれておりますけど、これについて少し意味を説明していただきたいと思います。

○岩井経営課長
 乖離の解消の意味ですけれども、統合の目標年度の令和11年度に向けて榛南水道を廃止するわけですけれども、それに伴い牧之原市と御前崎市が企業団の水を使っていただくことになります。
 それから、それに伴い牧之原市が大井川広域水道で使う水が増えますので今の牧之原市の大井川広域水道の基本水量では足りなくなることが見込まれておりまして、そこについて島田市、菊川市、掛川市から基本水量の一部を牧之原市に割り当てる形で今御了解を頂いています。大井川広域水道の基本水量に対して使っている水の割合が63.2%、それが統合の令和11年度には84.2%になる見通しでございまして、基本水量に対して水を有効活用していただく形になるという意味です。

○野崎委員
 ということは、今まで計画水量より使用水量が少なかったもので、この榛南水道が入ると計画水量に対して使用水量が近くなるという解釈でいいですか。

○岩井経営課長
 具体的に申し上げさせていただきますと、今現在、大井川広域水道が基本水量が約16万トン。統合で大井川広域水道の使用量が増えることで、より施設を効率的に使っていただけるようになります。

○野崎委員
 川勝知事が、2018年8月20日の日経ビジネスで、毎年のようにこの大井川広域水道というのは水不足に悩まされ、昨年も渇水で90日間も取水制限をしたと書いてるんです。要するにこの大井川広域水道は企業団なので直接企業局とは関係ないのかもしれないけれども、水が足りないと言っているんです。足りなくて節水を頼んでいるのに、ほかの市町の給水をここへかぶせるともっと足りなくなるんじゃないかと思うのは普通なんだけど、さっき言ったようにメリットになっているじゃないですか。どういうことか、説明していただきたいと思います。

○岩井経営課長
 市が御利用頂いている榛南水道と大井川広域水道の2つの施設が統合することで、大井川広域水道だけを使っていただく形になりますので、効率的に施設を使っていただくことができます。その中でほかの大井川広域水道受水の7市のうち残りの5市につきましても、効率的に基本水量を減らすとか広域的に水を使っていただくことに伴って負担が減ることが見込まれておりますので、メリットがあると考えております。

○野崎委員
 簡単に言うと、企業局としてはこの大井川広域水道企業団で供給している水は余ってると思っているのか、足りないと思っているのか、どっちなんですか。

○岩井経営課長
 今、大井川広域水道の水は余っています。

○野崎委員
 余ってるという認識を知事は足らないと言っているんだけど、この見解の違いについて説明を頂きたいと思います。

○岩井経営課長
 知事の御発言等もございましたけれども、先ほど申し上げたとおり現在大井川広域水道の使用率が先ほども申し上げたとおり63%で、施設が有効に使われていて6割程度の使用率であると。実際に水利権としましては水は16万トン使用できる状況でございますので、そういった意味で実際の数字から見ると、水は余っているという認識でございます。

○野崎委員
 マスコミの皆さんも見えておりますので、大井川広域水道企業団の水は余っているという見解が、企業局から出たと御記憶頂きたいと思っております。

 当然統合するに当たっては水域の受水者の人口等いろんなものも割り出して水が足りるのか、足りないのか計算していかないと。先ほど余っているという話でしたけど、企業団としては大井川広域水道は現在、統合しない状態でどれぐらいの給水人口を賄っていると認識しておられますか。

○内藤企業局次長
 このエリアの人口はおよそ60万人と承知しております。

○野崎委員
 大井川広域企業団のホームページでは流域60万人の生活水を賄っているという説明が載っています。直接は関係ないかもしれませんが、くらし・環境部に確認をしましたら、県が計算をすると27万人になっているんです。今までずっと60万人の命の水が失われるという説明が県のトップからありましたけど、これは間違っていたという認識でよろしいですか。

○木内委員長
 所管外となります。

○野崎委員
 答えられなければいいけど、認識をしっかり持ちながら、先ほど言ったように水が余っているのに足りないと思ったのか非常に疑問に思っていましたんで質問させていただきました。

 続いての質問に行きます。
 説明資料7ページの工業用水及び水道事業におけるDXの推進で、まず人工知能――AIによる殺菌をやるということですけど、これはどこの水道で使うのか、あと他県ではどういう状況でこういうのをやっているところがあるのか。次のページの管路台帳の3次元モデル化もそうですけど、お答え頂きたい。
 もう1点、AIによって注入していくんですが、電源はどうなっているのか。例えば、停電しちゃったり電源が断たれたときに、その行為はどういう格好でやるのか。永遠にやるのかどうなっているのか分かんないけど、そういったときは支障がないのか説明を頂きたいと思います。

○青山水道企画課長
 DXの推進についてお答えいたします。
 まず、説明資料7ページのAIによる殺菌消毒用塩素の注入についてですけれども、他県では広島県で先行事例がございます。それから導入する施設については、現在のところ遠州水道の寺谷浄水場で検討しております。
 それから、8ページの管路台帳の3次元モデル化につきましては、福島市で試行していると聞いております。導入する箇所については、今後整備していく企業局の管路全体を考えております。
 電源につきましては、まずAIにつきまして電気を使いますので、寺谷浄水場は自家発電装置を設置していますので電源が喪失した場合に、自家発電装置が作動し停電前と同じ運転ができると考えております。

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静岡県議会事務局議事課

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