本会議会議録


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令和6年11月人口減少社会課題対応特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:盛月 寿美 議員
質疑・質問日:11/25/2024
会派名:公明党静岡県議団


○盛月委員
 1点だけ御質問させていただきます。
 貴重なお話を頂きましてありがとうございます。
 改めて医療や介護分野の人手不足が非常に深刻だと再認識させていただきました。先ほど時間の関係だと思うんですが飛ばして御説明された変化8のところで、医療・介護産業の変化で近畿大学の看護学部を新設ということで資料がついてございました。新しい学部を1つ新設するのはハードルが高くて、どこもできることではないかと思うんですけれども、例えば静岡県内には看護系の専門学校等を含めて15校くらいあるんですが、これからの医療や介護の人材を育成する、確保することを考えると、そういった学校での教育環境――教育の中身、環境整備も含めて――をいかに充実させて将来の医療や看護の分野で働く人材に育てていくかはすごく重要だと思うんです。
 その点についてお考えやほかの自治体で少し支援をしているなどの具体的に取組をしているところを御存じであれば、参考に教えていただきたいと思います。

○坂本貴志氏
 具体的な事例まではないかもしれませんけれども、介護と医療の領域に関しては、今後も特に需要が伸びていくと思うんですね。やはり必要な方がどんどん増えていきますからそれに伴って介護職、医療職で活躍される方も増えていくと思います。
 ただ、ここも人手の奪い合いなんです。つまり、医療・介護業界だけに人手を取っていると、ほかの業界が人手が足りなくなりますから、これは先ほどの地方間の取り合いという話も同じですけれども、取り合いをしていてもなかなかマクロで見ると解決しないという問題があるかと思います。
 なので、やはり医療、介護も同じです。大事な産業だからたくさんの人を持ってこよう、あるいは学校も新設しようというような考えではなく、必要な人手を少ない人手でどうやったら回していけるのか、そういったことを介護職の方も医療職の方も今後は考えてほしいと思うんですね。
 そういった形で業界から変化が生じる取組が進んでほしいですし、事例の中でも紹介しましたけれども、やろうと思えばできることはたくさんあると思うんです。記録業務の自動化を説明しましたけれども、ほかにも介護の領域で言いますと、直接介助といった領域もロボットを使いながら例えば入浴作業もロボット入浴も少しずつ出てきていますし、あるいは見守り巡回のような業務は介護でかなり負担になっている業務ですけれども、これもセンサーを使ったり、システムを導入したりして、人手に頼らず見守りをしていこうという仕組みも結構広がりつつありますので、そういった新しい技術を導入していくことを、介護職、医療職の方もできるようになっていただけると今後はよいのかと考えてます。

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