本会議会議録
質問文書
令和5年9月定例会建設委員会 質疑・質問
![]() | 質疑・質問者: | 中谷 多加二 議員 |
![]() | 質疑・質問日: | 10/04/2023 |
![]() | 会派名: | 自民改革会議 |
○中谷委員
一問一答方式で答弁を願いたいと思います。
まず、定年延長と定数管理についてです。
例えば、勝又交通基盤部長は今年度末で定年予定で、あなたの代から1年ずつ定年延長になりますね。当然ながら定数管理があって、交通基盤部にとどまらず他部局を含めて定年延長後の職員が県庁の中を闊歩して、生きのいい大卒、高卒、専門卒の職員が少しずつ減っていくのではないかと想像しています。
まず、そのことについて勝又交通基盤部長のご意見はありますか。
○勝又交通基盤部長
定年延長制度が私たちの年代から始まったことについて、やはりいろいろ思うところがございます。
例えば、今2番委員が言われたように私たちの年は1年、次の年は2年、3年、4年と延びて役職定年にはなるけれど、それなりに残っていくときに数が減らないので新規採用が抑えられてしまうのではないか。それは人事の問題で分からないんですけれど、若手の採用問題も出てきます。
土木職員だけの話ですと、現在土木技師は700人ぐらいおりまして、私たちの年代から三、四年は年間20人ぐらいしかいないんですけれど。その後平成になってから採用が多い時代が続きます。40人ぐらいの年代が三、四年ぐらい続くのかな。そのような方々がこれから65歳定年なったときにどうなるのか正直心配しております。
ただ、今御案内のとおり土木技師が非常に足りません。60歳といっても70歳ぐらいまでは平気で働ける体力もありますので、逆に60歳を超えた我々が、例えば土木技師が足りなくなっている市町に再配属されて助けるとか、盛土とか水防の監視だとかいろんな業務を現役を応援する形でうまく回っていけば若手も助かるところがございます。
ただ、その採用枠の問題は人事の話ですから言えないんですけれども、やはりうまく考えながらやっていく。私の後ろにいる職員はまだまだ自分は元気で若いと思っているはずですので、しっかりそこは磨き上げながら60歳以降のことも考えるべきだと思っています。
○中谷委員
人事委員会から資料をもらいました。
令和に入ってから順調に採用もされていますし、途中でほかの道へ行く職員があっても今のところそれほど危惧することはないと思ってます。
1つの考えとして、例えば役職定年を含めてOBの方がもう既に次の職に行かれていますね。通常5年ぐらいで後任に譲るのを中には居心地がよくて10年ちょっと居座っている方もおいでですが、再任用された職員はできるだけ早く譲ってもらう。
心配するのは、役職定年になって再任用になった後に、例えば昨今の気象状況で言うとあんなに暑い中で現場はなかなか大変じゃないかと思うんです。それぞれ今の若い職員がやっていることを再任用の人たちがやればいいとのことですけれど、検査だとか設計だとかその道のプロの方はそこそこいいでしょうが、現場に携わる職に就かれることは結構大変ですよ。私も一次産業をずっとやってきましたが、44歳で県議会議員に当選させてもらって10年たったらもう山なんかろくに歩けない。ですから事務職の方がどうなるか心配もします。
意見、要望として、できるだけ定数管理のためにこの業界のOBの方にも御協力頂いて、生きのいい職員をどんどん採用して組織の活性化を図るように考えてはどうかとお願いして終わります。
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