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委員会会議録

質問文書

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令和4年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 哲司 議員
質疑・質問日:02/21/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


○大石(哲)委員
 分割質問方式でお願いいたします。
 総合計画後期アクションプラン案154ページです。
 外国人留学生の受入れ促進についてですが、午前中の植田スポーツ・文化観光部長の説明でもありましたが、入り口から出口までということで、一体的な支援をしていくと。
 この工程表で示された支援事業への参加者数は、どちらかというとまだ途中経過のような話で、出口をはっきりさせるのがここでの指標にふさわしいのかなと私は思ったのですが、どうでしょう。

○手老大学課長
 工程表につきましては、今後4年間の活動指標の達成に向けた進捗状況を記載しているものです。ふじのくに地域・大学コンソーシアムによる留学生支援事業への参加留学生数につきましては、これまでも受入れから生活、交流、就職支援まで幅広い事業を実施しておりまして、就職支援はそのうちの1つとなっております。今後も多くの留学生に参加してもらうことで、入り口から出口までの一体的な支援を実現するための活動指標として適当なものであると考えております。

○大石(哲)委員
 出口は就職ができて完結ではないかなと思うんですが、どうでしょう。そういうふうには考えられませんか。

○手老大学課長
 学生が入学してから卒業して就職するまでが一連の流れにはなると思います。しかしながら留学生の就職希望者に関しましては、具体的に現在数字を把握しておりません。留学生につきましては、国内にとどまったり、また勉強した後に帰国して母国で就職するケースもございまして、入学から就職に至るまでの一連の中で留学生が最終的に希望に沿った就職を実現できるよう大学等と連携して支援を実施していく形で考えております。

○大石(哲)委員
 出口をどう捉えるかですけれども、就職する割合とかがつかめないということでいいんですか。

○手老大学課長
 卒業した後に具体的にどこへ行くかは日本人の学生もなかなかつかみにくいところですけれども、留学生に関しましては特につかみにくく、その辺につきましては、今後は把握ができる形にできればいいと考えております。

○大石(哲)委員
 次に、後期アクションプラン案187ページです。
 成果指標の県内旅行消費額の目標値8000億円です。これを達成するための政策は、189ページの付加価値の高いサービスの提供による観光産業の振興が該当するかなと思うんですが、毎年2,000近くのコンテンツを創出して8000億円を達成するならば、例えばどのような政策をこれから実施していこうとしているのか。

○川口観光政策課長
 県内旅行消費額8000億円の達成ですが、少なくとも観光交流客数の目標を達成した上で、さらに1人当たりの単価を5%上げれば達成できるということで目標値を設定しております。コンテンツ数を記載しておりますが、その付加価値を高めて単価を上げていく、ないしはリピーターを増やしていく、立ち寄り施設を増やしていく、滞在時間を伸ばしていくといった取組を進めていかなければならないと考えております。
 したがいまして、政策12に記載しておりますけれども、例えばマイクロツーリズムを進めていく、ワーケーションを進めていく、ガストロノミーツーリズムを進めていく。新しいツーリズムをしっかりと推進して、顧客のニーズであるとか来訪者の嗜好に応じたサービスをしっかりとつくっていくことであります。コンテンツ数と同時にその内容につきましては充実を図っていかなければならないので、新しいツーリズムを興すことも合わせ付加価値を高めていく取組を進めてまいりたいと考えております。

○大石(哲)委員
 ありがとうございます。突然出てきた毎年5%上げていくという記述はどこにありますか。

○川口観光政策課長
 本文中には5%高めてという文言はありません。現在静岡県の1人当たりの旅行消費額が全国15位で、これを5%程度上げると全国10位ぐらいになるという数字であります。県内旅行消費額の目標値を現計画の7500億から8000億円に設定する中で導き出したものであります。

○大石(哲)委員
 分かりました。
 それではちょっと質問を変えまして、先日頂いた追加資料についてお伺いします。パブリックコメントで頂いた意見についてどうしていくかが書かれたものです。
 例えば、追加資料13ページのナンバー18では、意見への対応として、後期アクションプラン案156ページに記載されています。そして御意見を踏まえ取り組むとあり、コロナ後には大学独自の寄附金等を活用した返済不要の奨学金や貸与型の奨学金制度を創設して学生への支援を行っていくとなっていますが、これは後期アクションプラン案156ページのどこを見れば理解できるのか。国の検討はいいとしても、大学独自の経済的な困窮にある学生の学びの保障に向けた取組の拡充を支援していくことが後期アクションプラン案156ページに記載されているということですが、御説明をお願いいたします。

○手老大学課長
 回答欄には記載がありませんけれども、中期目標達成に向けた取組の支援のところに県立大学、静岡文化芸術大学の中期目標の達成に関して記載があります。そちらが該当すると考えております。
 後期アクションプラン案156ページの公立大学の教育・研究機能の充実の中の1つ目、「公立大学法人の中期目標を策定し、それぞれの強みを発揮した特色ある教育・研究活動や地域貢献の推進など、中期目標達成に向けた取組を支援します」の中でうたっております。

○大石(哲)委員
 公立大学法人がつくる中期目標、県が策定した中期目標。私はうまく理解できないんだけれども、この後の質問も全部そうです。この後期アクションプラン案156ページを読めば分かると、書いてあるんですね。それで、この整理の仕方が政策5の子どもが健やかに学び育つ社会の形成に分類されていますよね。
 追加資料15ページにある、大学にも校内カフェを推進するように勧めてほしいとの意見への回答も後期アクションプラン案156ページを読めば分かると書いてありますよね。このパブコメは門前払いという意味なんですか。御意見を踏まえ取り組むという回答は、このパブコメに意見を寄せた人に対してどこでどう読み取れということになるんでしょうか。

○吉良総合教育局長
 今回のパブコメに対する対応の前提ですが、総合計画は県政運営の基本方針という最上位計画であり、施策の方向性を示すと考えております。その基本方針――総合計画に沿った形で政策分野ごとに具体的な政策目標、取組を盛り込んだものが分野別計画となるわけですが、公立大学にこの考え方を当てはめますと、総合計画において、先ほど手老大学課長が申し上げた「特色ある教育・研究活動や地域貢献など、中期目標の達成に向けた取組を支援」するという方向性を示しているところです。県が議会の議決を頂いた上で大学に示す中期目標につきましては20を超える項目があるわけですが、その中で今回のパブコメで頂いた意見に対応する部分は、学生の学習、健康管理、生活支援に取り組む目標を県から明示しているところです。
 このため、今回のパブコメに対しては、分野別計画とも言えます中期目標の達成に向け大学法人の取組も盛り込みながら回答したということです。
 ナンバー26の意見を寄せていただいた方につきましては、中期目標を県から示した上で大学が中期計画を策定することを十分御存じで、学長をトップとする学生支援の取組を中期計画に盛り込んでいただきたいことまで記載していただいております。こちらにつきましては門前払いではなくて、そういった内容も全て御承知の上で御意見を寄せていただいているものと考えております。県の中期目標についても十分御理解頂いているかなというところであります。

○大石(哲)委員
 パブリックコメントに意見を寄せてくれた人にはもっと丁寧に説明して理解してもらっているよということでよろしいんですかね。

 新規事業として学びの継続支援事業が来年度当初予算で10億8000万円とありますが、後期アクションプラン案のどこにはまるんですか。これは奨学金云々で10億8000万円とで、パブリックコメントに意見を寄せた学生らの気持ちに近いと思うんですよ。追加資料ではこれを政策6の才徳兼備の人づくりの中で回答していますが、政策5の子どもが健やかに学び育つ社会の形成の内容になると私は思うんですが。

○吉良総合教育局長
 県内全ての大学に共通すると思います。先ほども申し上げました県から示す学生の学習支援、つまり学びの継続は全ての大学に共通するベースとなると思います。本当の基盤として、ベースとしておくべき部分を支援することが7番委員御指摘の当初予算に計上した事業に当たると考えております。
 こちらにつきましては、大学生の学びの継続ということでいえば政策の6になろうかと思います。ただ一方で政策の5を見ますと、全ての子供が大切にされる社会づくり、ヤングケアラーに対する支援等もございます。全ての政策について再掲は行っておりませんが、政策5にも深く関わりがあると考えております。

○大石(哲)委員
 分かりました。理解できました。ありがとうございます。以上で質問を終わります。

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