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委員会会議録

質問文書

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令和2年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中谷 多加二 議員
質疑・質問日:03/09/2020
会派名:自民改革会議


○中谷委員
 一問一答方式で、1問だけ質問させてもらいます。
 校則についてですが、最近ブラック校則という見出しが新聞に載っていました。他県で例えば、もともと茶色い髪の毛の女性と思うんだけど黒くしなさいとか、極端なこと言うと下着の色まで規制する校則があると聞いていますが、静岡県内でこういう校則を指定しているところがあるのを把握していましたら、あんまり具体的過ぎないように教えてください。

○小関義務教育課指導監
 現在、義務教育課にブラック校則として上がっている声はございません。

○小関高校教育課指導監
 校則につきましては、各学校の実情に応じまして作成しておりますので、県教育委員会としては個別の具体的なことは把握してございません。

○中谷委員
 いろいろ調べてみましたら、ユニークな校則があります。例えばポニーテール禁止やマフラーをして登校するのはだめだと。それからなぜかシャープペンシルはだめだと。それから恋愛禁止。よくわかりませんがそういうのもありました。ちなみにポニーテール禁止の理由はよくわかりませんが、男子が劣情を誘うと。この劣情を三省堂の辞典で調べたら、卑しい心情、性的な欲望や感情と書いてある。こんなのが世の中にあっていいのかなと思います。ちなみに把握していないということですけれども、校則の教育的意義――多分いろんなことを校則で指定していると思うんですが――その意義をどう考えているかと、学校に対して県教育委員会はどのように今後関わっていこうとしているのか伺いたいと思います。

○小関義務教育課指導監
 まず、校則の教育的意義についてですが、文部科学省による生徒指導提要においては、校則は学校が教育的目的を実現していく過程において児童生徒が遵守すべき学習上、生活上の規律と定められております。児童生徒が心身の発達の過程にあることや、学校が集団生活の場であることなどから学校には一定の決まりが必要であると考えます。
 校則について定める法令の規定は特にありませんけれども、判例では学校が教育目的を達成するために必要かつ合理的範囲内において校則を制定し、児童生徒の行動などに一定の制限を課すことができ、校則を制定する権限は学校運営の責任者である校長にあるとされております。
 学校教育において、社会規範の遵守について適切な指導を行うことは極めて重要なことであることから、校則の存在は大きな教育的意義を有していると考えております。
 また、教育委員会と学校とのかかわりについてですが、小中学校を所管する各市町教育委員会では、各学校において児童生徒が自主的に尊重することができる校則が定められ適切な運用が行われよう指導に努めているところでございます。

○小関高校教育課指導監
 校則の意義につきましては、先ほど義務教育課長のお話したとおりでございます。
 高校につきましては、高校卒業後社会にすぐ出る生徒もいますので、社会通念上ルールの観点からも重要かと考えております。ただ校則につきましては時代に応じて絶えず見直しをしていくべきと考えておりますので、生徒を交えて、時代の要請であったり生徒、保護者の考え方を踏まえて見直ししていく必要があるかと思います。
 県教育委員会としましては、生徒指導主事研修会とか、昨年度から行っておりますスクールロイヤー活用事業を通じまして時代に合った、生徒に合った校則に見直していくように指導してまいります。

○中谷委員
 ありがとうございました。
 それでは最後に、今年度末をもって退職を予定されておりますお二人の方。
まず鈴木一吉教育部長。昭和58年4月生活環境部統計課採用。その後保健衛生部、企画部、健康福祉部、交通基盤部、文化・観光部等を経て、平成29年4月から教育委員会教育次長として転任、出向されております。平成30年4月から教育部長として教育長を補佐し、本会議場での答弁など県教育委員会への功績は多大なものがありました。転任、出向という経験を踏まえ、教育行政に対し、あるいは後輩に一言いただければ幸いです。
 次に中川福利課長。昭和57年9月1日、裁判所事務として地裁浜松支部に採用。翌58年4月1日、学校事務として浜松工業高校に採用。その後も教育委員会、県総務部勤務などを経て、平成30年4月に教育部文化財保護課長に就任。翌年、この課が文化・観光部に移管され、平成31年4月から福利課長として教職員の福利厚生に御尽力されてきました。長年の経験を踏まえ、教育行政あるいは後輩に対して一言いただければ幸いです。
 まずは、鈴木教育部長からお願いいたします。

○鈴木教育部長
 2番委員から過分な御紹介をいただきまして恐縮いたします。
 今年度をもって退職ということで、私は知事部局の人間ですが最後に教育委員会ということで教育行政に携わらせていただきました。ここにいる皆さんに伝えることとすれば、教育行政はやはり社会総がかりの教育がポイントかなと思っておりまして、私の経験から言わせていただくと、いろいろなところを経験してきたからこそ、教育にものを言える部分があるかなと思っております。そういった意味では、学校の先生方を初め、いかに視野を広くするかが必要かなと思っておりまして、そういう仕組みをこれからもつくっていっていただきたいと思います。
 静岡県の教育は、恐らく底堅くしっかりしたものがあると思いますので、そこをさらに成長していくために、そんな観点から教育行政を運営していっていただければと考えています。
 37年間というあっという間でしたけれども、先生方、県議会の皆さんを初めいろいろな方にお世話になりました。どうもありがとうございました。(拍手)

○中川福利課長
 ただいま、2番委員から身に余るお言葉をいただき大変恐縮しております。
 文教警察委員会には、情報化推進室長2年、先ほど御紹介いただきましたが文化財保護課長1年、福利課長1年の合計4年間お世話になりまして、委員の皆様からさまざまな御意見や御要望等いただき、この場をおかりいたしまして改めて御礼を申し上げます。
 昨年度は、教育委員会最後の文化財保護課長になってしまい、今年度はまた最後の福利課長となり大変複雑な思いでもあります。公務員生活37年間と9カ月ぐらいですけれども、県立学校に7年、教育委員会事務局等に約30年間務めさせていただき、教育委員会事務局では特別支援教育課以外の課の全てを経験させていただきました。特別支援教育は浜松特別支援学校で事務長をやらせていただきましたので、一応教育委員会の全ての課の業務には携わることができて退職できるのかなと思い、本当に感謝しているところであります。
 これまでの公務員生活の中で一番の記憶は、掛川市の総合教育センターの建設にかかわったことでございます。敷地面積の約10万平米、建物の延べ床が約2万平米、総事業費約135億円の事業を3年間やらせていただきまして、県に入る前から地図に残る仕事がしたいという思いで県に入ったもんですから実現できて非常によかったなと思っておりますし、総合教育センターの建設にかかわったことが今の公務員生活の基盤となったなと感じております。
 これまで特に功績はなかったんですけれども、1つだけ学校教職員から褒められたことがございます。それは県立学校に校務用の教職員パソコンが1人1台導入されているんですけれども、導入当時は日本語ソフトと表計算ソフト、いわゆるワードとエクセルが導入されておりませんで、学校の教職員からは長年の懸案事項といいますか要望もあったんですけれども、私が情報化推進室長のときに、私がやったというよりも時代の流れに乗ってワードとエクセルを導入することができて、大変教職員からは喜ばれました。情報化推進室長の後、清水東高校に事務長で出たときには、教職員から大きな拍手をいただいたこともございまして、本当によかったなと思っております。
 今日まで仕事をやってこれたのも、今、後ろに控えている補助員の皆さんや課の仕事をしている職員、既に退職されました先輩や上司の方々の支えがあって、この37年間やってこれたと思っております。
 最後に、後輩の職員の皆さんに1つだけ言葉を残して終わりたいと思っています。これは私が中学校の修学旅行で、たしか大徳寺か薬師寺の和尚さんから聞いた言葉で、その後の人生にこれをいつも思っていたんですけれども、今やらなかったらいつやるんだっていう言葉を聞いて、公務員になってからもいつもその言葉を考えながら仕事をしてきました。要は懸案や問題事項を先送りにすることなく、自分のときにいかにこなしていくのかを考えながら仕事をしてまいりましたので、後輩の皆さんも次の人に懸案や問題を先送りするのではなく、自分が解決する意識を持って今やらなかったらいつやるんだという思いで仕事をしてもらいたいなと思います。
 皆さんの御活躍を期待して終わりたいと思います。本日はこのような発言の機会をいただきまして本当にありがとうございました。(拍手)

○中谷委員
 ありがとうございました。お二人には今後とも御壮健でお過ごしください。お達者で。お疲れさまでした。

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静岡県議会事務局議事課

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