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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和元年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:植田 徹 議員
質疑・質問日:10/02/2019
会派名:自民改革会議


○植田委員
 おはようございます。
 文教警察委員会説明資料の資料8の組織犯罪対策について、一括質問方式で数点お伺いをいたします。
 ことしの8月1日に暴力団排除条例が改正されたことは一応承知しているんですけれども、きのうも小嶋警察本部長が話しました藤友会の若頭。我々素人ですけれども多分ナンバー2に当たる人が出所するとのことですが、その拠点はどこに置かれるのかなと。私は元後藤組があった富士宮市の隣の富士市に位置するものですから、そういった拠点がどこにあるのか非常に関心がありますのでお聞かせ願いたい。
 この8月1日の改正を受けて、暴力団の情勢、状況等、活動の範囲がわかりましたらお知らせいただきたい。この条例の効果等があったのかもお伺いしたいと思います。 そしてけさ、静岡新聞に大々的に稲川会の森田一家云々と出ていましたが、その組織による拳銃発砲といった報復を捉えて警察当局も多分いろいろな方面から捜査等頑張ってくれていると思いますけれども、一刻も早く県民、市民のために鋭意努力していただきたいということも含めて、状況をお知らせください。

 それから、2薬物事犯の取り締まり状況ですけれども、私は富士市選出で15年ぐらい前、富士署管内において麻薬覚せい剤の取り締まり件数が全国5本指に入る話を伺ったことがあるんです。そのときの言い回しは麻薬覚せい剤だったんですよね。資料を見ますと大麻が非常に多いんですけれども、麻薬覚せい剤と称していたときの麻薬の中に大麻は含まれるのかどうかも含めて、大麻と麻薬にはどのような相違があるのかも伺いたいと思います。
 若者の間で大麻が非常に使用されている現状を踏まえて、とても心配になります。平成30年から31年、あるいは令和元年1月から8月までの大麻の取り締まり件数が非常にふえてることも気がかりであります。
大麻が若者の間で頻繁に使用されている現状を踏まえて、当局の対応等をお聞かせをください。以上答弁を求めます。

○山田組織犯罪対策局長
 まずは、県内の暴力団情勢について御答弁いたします。
 県内の暴力団情勢につきましては、昨年末現在、暴力団構成員と準構成員合わせて全体で約1,165人を把握しており、この数は前年に比べ約55人減少し過去最少人数となっております。
 相変わらず、ヤミ金や繁華街におけるみかじめ料や用心棒料徴収、違法薬物の密売などに暗躍しているほか、共生者や密接交際者と言われる者を利用して風俗営業や人材派遣などにまで手を出して資金源を獲得している実態にあります。
 暴力団排除条例改正に関してでございます。
 3番委員御指摘のとおり、本年8月1日改正条例が施行され、直罰規定により取り締まりが可能となっております。この条例につきましては本年の2月定例会において可決成立しており、施行までに大々的な広報啓発活動を行ってまいりました。その結果繁華街における暴力団排除機運は一気に高まりを見せております。警察に対する情報提供が増加するなど、暴力団と風俗営業者などの特定営業者との関係遮断が着実に促進されていると考えております。これを機会として繁華街のみならず社会全体から暴力団を初めとする反社会的勢力の排除意識の高揚を図ってまいります。
 続きまして、けさの朝刊に静岡市駿河区に所在する暴力団組事務所に対する拳銃発砲事件について若干触れさせていただきます。
 本年9月15日午前3時ごろ、静岡市駿河区に所在する稲川会四代目森田一家本部事務所に拳銃のようなものが撃ち込まれた事件でございまして、その跳弾が近所の住宅まで及んでいることは事実でございます。この背景、事情等につきましては今総力を挙げて捜査を展開しているところでございます。県警を挙げて事件を解明するべく捜査に励んでおります。一刻も早く県民の皆様に安心、検挙、解決をお届けしたいと考えております。

 続きまして、大麻、薬物の関係について御指摘がございました。大麻と麻薬でございますけれども、大麻は大麻取締法によって規制しております。
 大麻の検挙件数が近年増加しておりますのは、インターネットの普及により大麻を入手する環境が身近にあることが挙げられております。また一部では、有害性を否定する情報が氾濫しておりまして、警戒感や抵抗感が希薄になっていることが考えられます。
今後の取り締まりでございますけれども、やはり一番には末端乱用者を徹底的に取り締まるとともに、増加する栽培事犯の検挙、税関や麻薬取締部等の関係機関と連携した密輸密売組織の壊滅といった需要と供給の面から取り締まりを強化してまいります。

 それから、山口組の拠点でございますけれども、神戸市に事務所がございます。若頭は愛知県の弘道会の出身でございますけれども、現在は山口組のナンバー2のポストにありまして、それに専念していると把握しております。京都の恐喝事件によりまして服役し、最近出所する情報も把握しているところでございます。

 大麻は、先ほど申しましたように大麻取締法によって規制しております。麻薬は一口で申しますと、コカインとかヘロインで取り締まる法律も違ってまいります。効果としてはコカインやヘロインなどは直接身体に影響し、覚せい剤やその成分とは違うんですけれども、それに似た薬物の効果があると考えられます。大麻は主に吸引するもので、薬効としてはヘロインよりも弱いのではないかと言われております。いずれにしましても法律によって規制も違うものですし、その種類も違うとお答えいたします。

○植田委員
 ありがとうございます。
 大麻の使用についてですけども、若者に使用される確率が多くなっているのは我々にとって脅威でありますし、心配の種であります。当局の皆さんには、けさの新聞の発砲事件もそうですけれども鋭意頑張っていただきたい。そのことに期待を込め、お願い申し上げ質問を終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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