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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和元年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:沢田 智文 議員
質疑・質問日:12/16/2019
会派名:ふじのくに県民クラブ


○沢田委員
 ふじのくに県民クラブの沢田智文です。よろしくお願いします。
 一括質問方式で4点質問させていただきます。

 1点目ですが、教職員の自転車保険加入状況についてです。
 自転車利用者が加害者となり、多額の賠償責務を負う事例がふえることによって全国的に自転車保険の加入義務化が進んでおります。本県においても10月1日から加入義務が施行されていますが、前回の文教警察委員会において9番委員から質問がありました。教職員の意識の高まり、加入状況がどのようになっているかを把握することが県教育委員会としては必要かなと思っております。自転車利用の多い子供及びその保護者に対して教職員は意識啓発を図る立場にあり、教職員自身が保険加入の義務化に関して理解が進んでいなければ、指導は浸透していかないと考えます。
 ついては、自転車を利用する教職員はみずからが意識を高め加入するべきで、県教育委員会として加入状況を把握する必要があると感じますが見解を伺います。

 次に、働き方改革に伴う部活動のあり方について伺います。
 教職員の働き方改革が進められている中ですが、部活動の問題は看過できません。中学校は教職員の働き方に伴う問題とともに生徒の健康と安全確保といった問題があります。このような中、地域によっては土日の2日間とも活動していたり、朝の活動を行っている実態があります。
また、放課後の活動についても終了時刻及び完全下校時刻は生徒の安全な下校を確保するため、日没を考慮した時刻の設定が必要だと感じますが地域によって差があります。このような部活動の実態を把握されているのか伺います。
 また、県内である程度の統一が必要だと感じられますが、各市町への指導についての見解を伺います。

 3点目、複式学級に所属している児童生徒の支援について伺います。
 少子化等により児童生徒数が減ってきている学校や地域では、学校の統合問題の検討が今後も進められるのではないかと考えます。複式学級の中には例えば3、4年生を1つのカリキュラムとして3、4年生が同じ学習内容を2年間で習得するといった独自のカリキュラムを組んでいる学校が県内にも数校あります。
ただ、統合した学校に行ったときに、特別な学習のカリキュラムを組んでいると学習していない内容がでる可能性があります。したがって統合を進めていく中で複式学級を解消し学習内容を保障しなければいけないと思いますが、今後このような状況がふえていく中、児童生徒の支援についての見解を伺います。

 最後です。今年度、設計図等を作成する県立高校の進捗状況について伺います。
 県教委は、今年度から老朽化対策として設計図等の作成に入る県立高校について慎重に準備を進めていると聞いています。該当校と協議を行っていく中で共通の課題がありましたら伺いたいと思います。
 また、該当校の教職員との意見集約はどのように努められているのか伺います。

○堀口教育総務課長
 まず、自転車保険の関係でございます。
 自転車保険は条例上の義務ですので、教職員に限らず全ての県民が公私問わず自転車を利用する場合には加入するのは当然だと考えております。
 教職員に関して、現時点でどれだけの加入状況か把握調査することは今の段階では考えておりませんが、加入の徹底を図っていくために、県立学校におきましては今後各校長に対して学校の教職員一人一人に改めて漏れなく周知するよう指導してまいります。
 それから、市町立学校につきましては各市町教育委員会に対しまして、管下の全教職員に周知するよう働きかけていきます。

○名雪健康体育課長
 中学校における部活動の実態ですが、各市教委が策定したガイドラインに基づいて例えば水曜日は学校で全部活休みにする、土日のどちらかは休むという取り組みをされているところもございますが、8番委員御指摘のようにまだら模様ではあるかなと。これはことしから始めたところが多いものですから、なかなかすぐにとはいかないと思います。
今後、県教育委員会としては中学体育連盟、あるいは市教育委員会と情報交換する中で、部活動が適正に行われ子供たちにとって最高の環境であり、教職員のワーク・ライフ・バランスあるいはモチベーションの低下にならない適切な部活動を展開していき、持続可能な取り組みをしていきたいと考えております。

○谷義務教育課人事監
 学校統廃合に係る支援ですけれども、先ほど宮ア義務教育課長からも答弁がありましたが、統廃合により学校数が減少する場合には統合前年度から統合翌年度までの3年間、国加配を配置して支援を行っています。
 もう1つ、複式学級につきましては現在小学校では15人から16人の複式学級、1年生を含む場合は8人の複式学級、中学校では全ての複式学級において複式解消加配による複式を解消した学級編制ができるように定数措置を行っているところです。その他の人的措置としては学校の実情に応じて各種非常勤講師を配置しております。
 県教育委員会といたしましては、今後も引き続き学校統合が行われる場合には児童生徒、教職員が新しい学校へ円滑に移行できるように支援の充実に努めてまいります。

○木野参事兼財務課長
 今年度は、老朽化対策で4校の建てかえを進めております。共通の課題ですけれども、やはり敷地がそれほど潤沢でないために建てかえる場所をどうするかということで、仮設校舎を設けますと2年以上プレハブの中で生活する生徒が出ますので、できれば負担を減らすためにあいている敷地に建てて、その後に引っ越すという方策を検討しております。沼津工業高校だけは狭いために仮設校舎で活動していますけれども、ほかの学校につきましては例えば昇降棟やプール、体育館を壊したところに建てております。
教職員との意見交換ですけれども、県教育委員会としては案を提示しまして、校長を初め関係者に意見集約してもらい将来的にどの校舎に移して、壊した後、何に使うかに対して意見をいただきながら、話がついたところから設計に着手しております。

○沢田委員
 答弁ありがとうございます。
 教職員の自転車の加入状況についてですが、生徒や教職員本人も守る観点からぜひ教職員への加入の働きかけについてお願いしたいと思います。
 それから、働き方改革に伴う部活動のあり方についてですが、市町教育委員会にも連絡していただき同じ歩調でやっていくことが必要かなと思います。それが生徒の健康、安全を守ることにもつながると思いますのであわせてお願いしたいと思います。
 複式学級の児童生徒への支援については、県教委は複式の解消についても常に努力されていると感じておりますので、子供たちの学習保障を引き続きお願いしたいと思います。
 最後ですが、磐田南高校は文化財が埋蔵されているので、建っている校舎を潰すともうそこには建物が建てられないこともあり、かなり慎重な協議を進めていく必要があると思います。沼津工業、焼津水産、清水東高校も同じような課題が出てくると思いますが、既に今までの経験が県教育委員会にはありますので、どのような解決策があるかという情報を提供していただくとともに、校舎の建てかえ等を進めると生徒の部活動の場所も考えていかなければいけないと思います。県の施設や市町の施設が事前に調整がきくようであれば、学校に情報提供しながら進めていただければと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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