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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成31年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:江間 治人 議員
質疑・質問日:02/27/2019
会派名:自民改革会議


○江間委員
 それでは分割質問方式で、3点お伺いしたいと思います。
 まず1点目ですが、産業委員会説明資料76ページの農林大学校の専門職大学への移行についてお伺いします。
 いよいよ来年の春開学ということで、私の地元でも駅の開業とともに非常に楽しみにしているところでございます。
 今、文科省へ申請中とのことで、秋に本格的に募集等が始まるとのことです。学長に静岡大学の副学長が決まったとのことですが、あそこはもともと磐田の農大と言われて静岡大学農学部があったんですね。そう親しまれたものが再来するなと思います。
 その他の項目のところに産業界及び地域社会との連携により教育課程を編成していくと、教育課程連携協議会をつくられるとのことでございますが、具体的に産業界あるいは地域社会と連携するようなカリキュラムあるいはそういう施設があればぜひ教えていただきたいなと思います。

○佐野専門職大学整備室長
 教育課程の連携協議会につきましては、教育課程を各産業界ですとか地域の方の御意見を伺いながら見直していく機会を設ける趣旨で設置するものでございますので、そのためのカリキュラムといったものは特にございません。今年度は基本計画の検討委員会の有識者と生産者の方の代表から見ていただいてカリキュラムをつくって、今は文部科学省に設置認可申請をしています。それが通ったところで毎年関係の方々に集まっていただいて、それに対してまた状況の変化を踏まえて見直していく機会を設ける趣旨でございます。

○江間委員
 ありがとうございます。
 そういう形でも地域とかかわりを持っていただけるのはすごくありがたいですし、磐田には農業高校もございますので、地元の生徒、県外の生徒が本当に学問を学べるところにしていただければと思います。これは要望としてお願いします。

 2つ目ですが、説明資料113ページの資源管理であります。
 これも私の地元が浜名湖と争ってウナギのおいしいところでありまして、ウナギの資源管理については非常に地元としても関心があります。
 一昨年の冬は漁が解禁になってからも全くシラスウナギがとれず、私がいつも行くお店は夕方の営業をしばらく中止したこともありました。
 ことしになりましてからは、この数字を見ると大分回復しているようでございますが、ことしのシラスウナギのとれぐあいについて教えていただきたいと思います。

○森水産資源課長
 ことしのシラスウナギのとれぐあいですが、昨年は漁期初めずっと悪くて3月以降とれてきたんですが、ことしは比較的早い段階から少しずつ量がございました。2月20日の段階で200キロ弱ぐらいとれています。3月初めにまた闇の大潮が来るものですから、そこでの漁に期待している状況です。

○江間委員
 ありがとうございます。
 ちょっと安心しましたけれども、そういった中でもやはり不正な流通等がまだあるのではないかと心配がございます。いろんな規則をつくっていただいたりして防ぐ方策をしておりますが、その現状、実際にそういう不正業者がいたのか教えていただければと思います。

○森水産資源課長
 取り締まりの関係につきましては、県には取り締まり船がありましてそこの職員が対応していますが、それに加えて県警、海上保安部とも連携しながらことしで積極的に連携し始めて3年目になりますが合同巡視等を行っています。
 直接県で摘発した事例はないんですが、そういった形で取り締まりにも力を入れているところでございます。

○江間委員
 ことしは一昨年に比べて少しいいとは言え、やはりシラスウナギの資源はなかなか先行きが厳しい様子でございます。浜名湖でクラウドファンディング等で放流をやったり、あるいはまだどこまでの段階かわかりませんがシラスウナギを人工ふ化させる取り組みを始めていらっしゃると伺います。それをどういう形でこれから進めていくのか、あるいはどういう期待感があるのか、話せる範囲で教えていただきたいです。

○森水産資源課長
 シラスウナギの人工ふ化につきましては国が中心となってやっていますが、国では完全養殖まではできているんですがシラスウナギまで育つ割合が非常に少なくて難しいのが現状で、新しい発見があれば一気に進むかもしれませんが国を中心に地方も加わりながら研究を進めている段階です。
 資源管理につきましては国が中心になって池入量の上限を決めたり、静岡県だけじゃなくて全国で秋以降親ウナギが海に下る時期はとらないようにすることで資源管理を行いながら、ウナギ資源の回復につなげていこうと取り組んでいるところでございます。

○江間委員
 ありがとうございます。
 本当に資源管理についてはぜひしっかりと取り組んでいただければと思います。

 最後の質問ですが、労働委員会に1つお伺いします。
 最近、よくテレビ番組でバイトテロみたいなことがよく放送されています。セブンイレブンなんかでの解雇や賠償請求の検討といったことが話題になっていますが、SNSで出てくる、私の世代で言えばまだえたいの知れないものが、労働関係の法律にどうかかわってくるのか非常に関心のあるところで、例えば不当解雇の問題も当然出てくる可能性があるかなと思います。そういう時代の背景の中で先ほど数字を伺いましたけれども、平成29年度に比べて今年度は合計の件数は大分減っている。
 この中で個別的労使紛争のあっせんについてはそれほど減ってはいませんが、労働争議の調整という組合と使用者との争議についてはかなり減っているとのことですが、この減少の理由と今後の見通し、今後も減っていくのか、あるいは個別の紛争のあっせんが逆にふえていくのではないか、そういった予測等がありましたら教えていただければと思います。

○河森労働委員会事務局長
 平成30年度の取り扱い件数は、1番委員御指摘のとおり不当労働行為の審査がゼロ件で、これは調べてみましたところ労働委員会事務局始まって以来初めてのことでした。
 それから、労働争議の調整事件も今年度新規事業2件と非常に少ないです。
 この傾向ですけれども、やはり非正規労働者が非常にふえておりまして、労働組合は今まで大体企業内の組合だったものですから非正規の方々が組合に入っていない実態がかなりございます。
 ですので、組合とその使用者側との協議は非常に円満に行われていて、正社員については十分行われているのではないかと思われます。その結果がこのような状況ではないかと推測しているところですが、確たるものは分析できておりません。
 一方で、非正規の方々がどういう形で挙がってくるかというと個別のあっせんで挙がってまいります。そこで働いている間はなかなか訴えにくい傾向がございますので解雇されてからの訴えがふえているのが実態でございます。
 今後ですけれども、昨年6月に働き方改革関連法案が成立いたしまして、労働基準法のもとでの新たな時間外労働規制がこの4月からまず大企業に適用になるといった大きな労働法制が転換するときでありますので、またそういった状況をもとにした労働紛争が増加するのではないかと想定しております。
 そのために、今回の説明資料にも記載させていただきましたけれども、昨年委員研修会で働き方改革法の改正内容について勉強する機会を持ちましたが、それ以外にも他の団体で行っている研修会に職員が行って勉強するなどして準備しているところであります。
 働き方は非常に多様でございまして、私もその実態はこの委員会に来て初めて知ったわけでございますけれども、なかなか厳しい状況の中で私どものところまで挙がってきたケースはしっかりと満足のいく解決ができるように努めてまいりたいと思っております。

○江間委員
 先ほどのバイトテロについては、関係する状況が今後あるということですので特に回答は求めません。
 ただ、やはりSNS等でパワハラとかセクハラといったものが本当に簡単に表に出てくる時代の中で、労働力不足の中で個人の主張が強くなる可能性もありますし、いろんな職場環境の中で不満が噴出する。かといって賃金がどんどん上がっていくかというとそうばかりでもないと思いますので、そのあたりで労働争議が、特に個別的労使紛争は減る傾向にはないような気がするんですが、予算については争議件数によって決めているのではないかと思います。昨年とことしの当初予算がほぼ同じ金額になっていますがこのような状況でよろしいか確認させてください。

○田澤労働委員会調整審査課長
 当初予算の積算の考え方についてのお尋ねと思います。
 もともと、労働委員会で取り扱う事件をあらかじめ見込むことは不可能です。申し立て申請がありましたときに迅速に対応できるよう、こちらは準備している状況です。
 毎月2回総会がございまして、その総会に参加するために要する費用は固定的ですけれども、それ以外に事件処理に当たるもの、それから委員、職員の資質向上を当然図らなければいけませんから会議に参加したり研修に行く費用が想定されております。
 先ほど申しましたように事件の見込みを立てることは基本的に不可能ですので、これだけあれば大丈夫であろうと見込んで事件件数を設定し、それは過去の例を積み上げた上で、さらに上乗せする形で予算を組んでいます。そういった影響がありますので、今年度の補正予算でも1000万円以上に及ぶ減額補正と大きな減額をさせていただいていますが、実際に事件取り扱い件数が昨年度より少ない状況の中で減額しているところでございます。

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