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委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年12月定例会文化観光委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 12/14/2020 会派名:


○植田スポーツ・文化観光部長
 おはようございます。よろしくお願いいたします。
 それでは、スポーツ・文化観光部関係で12月県議会定例会に提出しております提出議案及び所管事項につきまして、私と広岡スポーツ担当部長からお手元に配付いたしました文化観光委員会説明資料、議案及び議案説明書により御説明いたします。
 初めに議案についてですが、今回提出しております案件は議案2件、報告事項1件であります。
 説明資料の1ページをお開きください。
 第134号議案「令和2年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
 議案では6ページ及び8ページ、議案説明書では4ページ及び12ページとなります。
 スポーツ・文化観光部関係の補正予算は、表に記載のとおり新型コロナ対応として1億5850万円の増額、当初予算編成後の事情変化として1440万円の増額、合計1億7290万円の増額であります。
 2ページをお開きください。
 ふじのくに#エールアートプロジェクト促進事業費助成6000万円は、本年6月補正予算に引き続き県内アーティスト等による文化芸術活動の実施に要する経費を助成するものであります。
 文化施設等のデジタル化・安全安心対策事業費8220万円は、文化施設等におけるデジタル手続の導入やオンラインで文化資源に触れることができるコンテンツの整備等を実施するものであります。
 就航・海外交流促進事業費1630万円は、航空ネットワークの維持を図るため国内線の航空会社の着陸料の減免相当額を助成するものであります。
 (2)当初予算編成後の事情変化の現年単独災害空港施設復旧費1440万円は、本年7月の豪雨により被災した空港周囲部の復旧を実施するものであります。
 次の3繰越明許費でありますが、議案では10ページ、議案説明書では13ページ及び14ページとなります。
 初めに変更についてですが、スポーツ費につきましては、東京2020オリンピック・パラリンピックが延期となったことにより年度内に事業を完了することが困難と予測されるため、3億円から3億3000万円に増額変更するものであります。
 次に追加についてですが、文化事業費1億4220万円は、先ほど説明しました国の補正予算に係る文化施設等のデジタル化・安全安心対策事業等において、年度内に事業を完了することが困難と予測されるため計上するものであります。
 3ページを御覧ください。
 4債務負担行為でありますが、議案では12ページから14ページ及び16ページ、議案説明書では16ページから17ページ及び20ページになります。
 初めに変更でありますが、東京2020オリンピック・パラリンピック都市ボランティア管理・育成業務委託契約は、都市ボランティアの管理、育成業務を令和3年度まで継続実施するものであります。
 次に追加でありますが、静岡県武道館大道場他床修繕工事契約は、損傷等が発生している県武道館の床について令和3年度にかけて修繕を実施するものであります。
 次の東京2020オリンピック・パラリンピック交通輸送広報実施業務委託契約から、その3つ下の東京2020オリンピック・パラリンピックライブサイト実施業務委託契約までの4つの契約は、オリンピック・パラリンピックの開催に向け、それぞれ令和3年度にかけて円滑な交通輸送のための広報やライブサイトの運営などを実施するものであります。
 次の東京2020オリンピック・パラリンピック一般自動車道伊豆スカイラインの通行料金の取扱いに関する協定は、オリンピック・パラリンピック開催期間中の大会輸送の円滑化や渋滞による開催地周辺への影響抑制のため、迂回路となる伊豆スカイラインの無料化を行うための協定を令和3年度にかけて静岡県道路公社との間で締結するものであります。
 次の現年単独災害空港施設復旧事業工事契約は、先ほど説明しました空港周囲部の復旧工事を令和3年度にかけて実施するものであります。
 なお、別冊資料として主要事業参考資料をお手元に配付しております。併せて御参照ください。
 続きまして、説明資料4ページをお開きください。
 第150号議案「静岡県公立大学法人の定款の一部変更について」であります。議案では83ページ、議案説明書では42ページになります。
 本定款変更案は、静岡県公立大学法人の理事長が同法人の設置する大学の学長を兼ねるものとする変更等に伴い、静岡県公立大学法人の定款について所要の変更を行うものであります。
 なお、定款変更の時期は令和3年4月1日としております。
 5ページを御覧ください。
 報告第37号「専決処分事件の報告について」であります。議案では105ページ、議案説明書では53ページになります。
 令和2年4月22日に発生した職員の交通事故による損害賠償事件につきまして、令和2年11月13日に専決処分したので報告するものであります。
 6ページをお開きください。
 東静岡駅南口県有地の活用に向けた取組についてであります。
 3(2)に記載のとおり、静岡市が行う北口市有地の利活用検討に合わせ県市合同で民間事業者の意向把握のための調査を実施するほか、県・市連絡調整会議において静岡市との連携を図りながら南口県有地の活用に向けた検討を実施しております。
 また、東静岡駅南口における歩行者の回遊性、移動の利便性などの向上を目的として歩行者用通路の配置や設計条件などの検討を教育委員会と共同で実施してまいります。
 11ページをお開きください。
 オリンピック・パラリンピック文化プログラムの推進についてであります。
 今年度の文化プログラムは、10月9日に県域プログラムの工芸展の初日に合わせ実施したリスタートセレモニーを皮切りに順次再開しております。
 また、広報につきましては2(3)のとおり本県出身の女優であります若月佑美さんを広報メッセンジャーに起用し、SNSやテレビ等など幅広い年齢層の方々を対象とした広報を実施しております。
 今後も、ウイズコロナ時代に対応した工夫や対策を講じた上、県内各地で文化プログラムを展開してまいります。
 次に、13ページをお開きください。
 文化プログラムのレガシーとしてのアーツカウンシルの設置についてであります。
 地域密着プログラムの実績を生かし、文化芸術の力を生かした住民主体の活動を促進するため、文化プログラム推進委員会事務局を母体として令和3年1月、県文化財団内にアーツカウンシル部門を設置いたします。アーツカウンシルは、住民主体の創造的活動を促進するプラットフォームとして来年4月の本格稼働に向けてさらに準備を進めてまいります。
 14ページをお開きください。
 ふじのくに文化財保存・活用推進団体認定制度の創設についてであります。
 県では、静岡県文化財保存活用大綱に基づき各地域の民間団体のさらなる活性化を図るため、ふじのくに文化財保存・活用推進団体認定制度を創設いたしました。
 2のとおり、県内の文化財の保存、活用に関する取組を行う団体で、実績が優れている団体かつ今後の取組に明確なビジョンを持っている団体を認定審査会で認定いたします。認定された団体には認定証及び記念品を授与し、活動状況を県ホームページへの掲載やユーチューブで紹介してまいります。
 既に団体募集を開始しており、今後認定式を行うこととしております。またオリジナルロゴマークにつきましても、現在公募を行っております。
 15ページを御覧ください。
 富士山における利用者負担制度の見直し状況(中間評価)についてであります。
 先月16日に開催された富士山世界文化遺産協議会の作業部会で検討状況の中間報告を行いました。現在任意の寄附金制度である協力金から義務的な料金制度とするに当たり、法定外目的税を候補として検討を進めてまいります。
 税とする場合には公平性の観点から納税者の完全捕捉が求められること、また徴収コストを考慮した徴収方法の検討が必要であり、利用者負担専門委員会及び作業部会で引き続き検討を進めてまいります。
 16ページをお開きください。
 来年の富士登山に向けた新型コロナ対策の検討についてであります。
 来年夏の富士登山を再開するために、富士山における新型コロナウイルス感染症対策の検討を関係者と共に行っております。10月末に中間案を取りまとめたところであり、今後登山者目線での修正や山梨県の対策との整合を取りながら新しい富士登山の在り方として対策案をまとめる予定であります。
 17ページを御覧ください。
 新型コロナウイルス感染症の影響を受けた観光産業の回復に向けた取組についてであります。
 3の表の上段、安全安心の観光地域づくりの推進にありますとおり、県内受入れ施設の感染防止対策の徹底を図るため8月から宿泊施設等への個別訪問を実施しており、その中で経営に関する不安の声を多数頂いたことから経営に関する助言を行う専門家の派遣も始めております。
 また、下段から21ページにかけて記載のとおり、「今こそ!しずおか!!元気旅!!!」による誘客促進の取組として10月から国がゴー・トゥー・トラベル事業を本格的に実施したことに合わせ本県の観光促進キャンペーンの対象を全国に拡大し、インターネット予約サイトを活用した県内宿泊の促進や駿河湾フェリーの運賃半額キャンペーン、教育旅行を含む団体旅行誘致のための助成など県内周遊を促進することにより本県観光産業のさらなる回復を図ってまいります。
 続いて、22ページをお開きください。
 観光デジタル情報プラットフォームの形成についてであります。
 データの利活用基盤を構築し、ウェブサイトやアプリを用いて旅行者が求めている情報を発信するとともに、分析データを活用して観光事業者等のマーケティング力を高めることで旅行者ニーズに合った旅行商品の開発を促進し、県内旅行消費額の増大を図るため観光デジタル情報プラットフォームの構築を進めております。
 3にありますとおり、現在観光施設や飲食店、体験プログラム等のデータ登録を進めているところであり、今後ウェブサイトやアプリは年度内に実証実験等を行った上で運用を開始してまいります。
 23ページを御覧ください。
 観光案内所の集約と営業・商談機能の強化についてであります。
 インターネットの普及による旅行者の情報収集手段の変化に伴い、対面による観光案内の役割が低下してきたことから観光案内体制の見直しを行いました。具体的には東京都、名古屋市、大阪府の観光案内所を閉所し、電話による観光案内の対応は県観光協会に集約いたしました。
 一方、首都圏と関西圏の主要メディアや旅行会社等への営業、商談業務につきましては営業拠点を設置し機能を強化いたしました。
 続きまして、24ページをお開きください。
 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」広域周遊促進連絡協議会の設立についてであります。
 伊豆の国市出身の鎌倉幕府の二代執権北条義時を主人公とした2022年放送のNHK大河ドラマについては、この放映を契機として県内外から多くの観光客を呼び込むとともに、ドラマの舞台となることが想定されている伊豆、富士山地域の歴史や文化等の地域の魅力を発信し広域の周遊を促進するため11月18日に関係20市町や観光、商工団体など83団体で構成する広域連絡協議会が設立されました。県はこの協議会に参画するとともに、関係自治体や観光、商工団体等と連携し大河ドラマを活用した誘客や広域周遊の促進に取り組んでまいります。
 続きまして、25ページの富士山静岡空港の利用状況についてですが、11月の集計が間に合いましたので後ほど本日配付した追加資料で説明いたします。
 26ページをお開きください。
 富土山静岡空港における令和2年冬ダイヤ期間の運航計画についてであります。
 令和2年冬ダイヤ期間の運航計画は、国内線、国際線を合わせて12路線、週88往復となっております。しかしながら国際線については現在全便が欠航、国内線についても一部欠航している状況にあり、実際の運航については各航空会社が新型コロナウイルスの状況等を個別に判断していくことになります。
 27ページを御覧ください。
 富士山静岡空港の航空路線の維持確保についてであります。
 航空路線の確実な維持確保を図るため、航空会社に対して着陸料等の一部を支援するとともに、グランドハンドリング経費への支援期間を延長いたします。着陸料等の支援の内容につきましては2(2)に記載のとおりであります。またグランドハンドリング経費への支援につきましては、3(3)に記載のとおり来年3月27日の冬ダイヤ終了時まで延長することといたします。
 今後とも、これら支援策とともに利用促進策を講じることで路線の維持確保に全力で取り組んでまいります。
 それでは、本日追加で配付させていただきました資料1ページをお開きください。
 駿河湾フェリーの運航状況等についてであります。
 今年度の利用実績は、1(2)の表のとおり感染症の影響により団体利用者の貸切りバスは大きく減少している一方、個人の乗用車利用は運賃半額キャンペーンの効果等により8月及び10月、11月で昨年の2倍以上となるなど大幅に増加しております。今年度の利用者数全体では、4月から6月にかけての運休の影響もあり11月までの累計で6万人余、昨年度の11月までの累計と比べ57.6%となっております。
 2ページをお開きください。
 駿河湾フェリーの経営改善戦略の策定についてであります。
 駿河湾フェリーは地域経済に多大な効果をもたらす重要な社会資本であり、引き続き運航を継続する必要があると考えております。この共通認識の下、感染症の影響による厳しい経営環境等を踏まえ一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーと県、環駿河湾地域の3市3町が経営改善戦略を策定するものであります。
 具体的な経営改善策につきましては、2(2)の表に記載のとおり船の魅力向上を図るほか船の利便性を高めるためのアクセス改善、安定的な事業運営に向けた収入確保や費用縮減に取り組み、年間5000万円から7000万円の収支改善を図るものであります。これにより経営目標を令和6年度までに現在の県・3市3町の協定に基づく負担金を含めた収支均衡を目指すとし、経営改善に取り組んでまいります。
 3ページを御覧ください。
 今後の収支見通しについてであります。
 先ほどの経営改善効果を反映して試算したところ、(3)の表のとおり感染症の影響が想定される令和5年度までの期間は当期純損益がマイナスとなり、令和3年度には資金が底をつくおそれもあると見込んでおります。これを踏まえまして県及び3市3町は、(4)に記載のとおり感染症の影響が想定される期間において費用負担を拡充する方向で検討を進めております。
 この費用負担の拡充分については、下段の表のとおり運航継続に必要な動力費の一部を県と市町で負担し、運賃値下げ経費を県が負担するものであります。県の負担額は、従来分と今回拡充分を合わせて年間1億5000万円から1億7000万円程度になると考えております。これらの内容につきましては3市3町とも共有し、一体となってフェリーの運航継続に取り組んでいくことを確認しております。
 今後は、本委員会で御審査頂いた内容等を踏まえ一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーや3市3町とも協議し、必要な見直しを行った上で令和3年度当初予算に反映してまいりたいと考えております。
 続きまして、4ページをお開きください。
 富士山静岡空港への山梨県との協働施設の設置についてであります。
 空港旅客ターミナルビル内に本県と山梨県の魅力を発信する施設を設置することとし、令和3年1月から整備に着手いたします。
 施設の概要は2に記載のとおりであり、多言語対応が可能なコンシェルジュを配置し、空港を起点とした産地訪問ツアーを提案するなどして静岡・山梨両県への人の流れや特産品の需要の拡大を図ってまいります。今年度内に工事を完了させ来年度早期のオープンを目指してまいります。
 5ページを御覧ください。
 富士山静岡空港の利用状況についてであります。
 令和2年11月の搭乗者数につきましては、2の表に記載のとおり国内線のみの1万7681人となり全体で前年同月からマイナス74.4%、マイナス5万1341人と大幅な減少となりましたが、7月以降5か月続けて1万人を超え少しずつでありますが回復基調となっております。
 なお、国際線は3月11日以降全便欠航となっております。
 続きまして、静岡県の新ビジョンの評価についてであります。
 資料1静岡県の新ビジョン(総合計画)の評価を御覧ください。
 1目的のとおり、新ビジョンに掲げる8つの政策について具体的な施策や主な取組の進捗状況と成果を評価し、見直しを行うPDCAサイクルを徹底することによって効果的に施策を展開しております。
 3今年度の評価スケジュールのとおり、評価部会、パブリックコメント、総合計画審議会などで幅広く御意見を伺い、このたびの12月県議会での審査を踏まえまして2月に“ふじのくに”づくり白書として評価結果を公表してまいります。
 続きまして、資料2新ビジョン2020年度評価の概要を御覧ください。
 1の2020年度の評価方針についてであります。
 今年度の新ビジョンの評価につきましては、把握できる2019年度実績等最新値に基づき実施いたしました。しかしながら新型コロナウイルス感染症により計画の進捗に影響が発生していることから、現状値のうち新型コロナウイルス感染症の影響があった指標を明示しております。
 また、新型コロナウイルス感染症への対応欄を新たに設け、指標では把握できない現状と課題及びその課題解決に向けた取組状況と今後の方針を明記しております。
 今後、新型コロナウイルス感染症の影響の現状と課題の分析を継続的に行うとともに、次期計画策定時には課題等の分析を通して目指す姿や新たな施策体系を構築し、それに応じて数値目標の追加や置き換え、新たな目標値の設定を実施してまいります。
 2評価の概要のうち、(1)8つの政策体系についてであります。
 成果指標につきましては、目標値以上、A、B、C、基準値以下の5段階で評価いたしました。
 計画期間内の実績値が明らかになった83指標のうち、目標値以上が18指標、Aが8指標、Bが32指標となり約70%が目標達成に向けて順調に推移しております。
 次に、同表の右側の活動指標についてであります。
 二重丸、白丸、黒丸の3段階で評価し、実績値が明らかになった301指標のうち二重丸が89指標、白丸が138指標となり約75%が順調に進捗しております。
 下段の(2)政策の実効性を高める行政経営については、目標達成に向けて順調に推移している指標は3分の2程度となっております。
 左側最下段、(3)8つの政策体系のうち2020年度評価において新型コロナウイルス感染症の影響がある指標についてであります。
 現状値への影響について、イベント等の自粛や渡航制限など2020年2月から3月に生じた客観的事実に基づき、蓋然性が高いと判断できる指標等を8つの政策体系ごとにお示ししました。新型コロナウイルス感染症が現状値に影響を与えたものが35指標に及び感染症の終息が見通せない中で、計画の進捗にとって予断を許さない状況となっております。
 それでは、スポーツ・文化観光部に関連する主な評価・課題や今後の施策展開等について説明いたします。
 成果指標のうち、計画期間内に実績が明らかになったスポーツ・文化観光部が所管するものは12指標あり、Aが1指標、Bが4指標、Cが6指標、基準値以下が1指標となっております。
 静岡県の新ビジョン評価書案と記載された水色のファイルの122ページをお開きください。
 4−2次代を担うグローバル人材の育成についてであります。
 成果指標に掲げる県内高等教育機関から海外への留学生数等の3指標については、順調に推移しております。
 123ページを御覧ください。
 評価・課題にありますとおり、新型コロナウイルス感染症の影響により留学・海外交流の機会喪失などが課題となっております。
 このため、今後の施策展開にありますとおり、学生の留学意欲の維持や留学に対する不安解消を図ることにより日本人学生の海外留学を促進するとともに、オンラインセミナー等を通じた本県の認知度向上により外国人留学生の受入れ増加に取り組んでまいります。
 204ページをお開きください。
 7−1スポーツの聖地づくりであります。
 成果指標に掲げる成人の週1回以上のスポーツ実施率はC区分であり、より一層の施策の推進が必要であります。
 続きまして、205ページを御覧ください。
 評価・課題にありますとおり、スポーツ実施率が低い世代の方々の参画や3つの密を避けた新しい生活様式の浸透を図り、県民のスポーツ活動を一層促進していくことが必要であります。
 このため、今後の施策展開にありますとおり、スポーツ実施率が低い若い女性や働き盛り世代の方々が参加しやすい環境を整えるため、引き続き託児を行うスポーツ教室の開催促進に向けた支援など気軽に参加できる機会や種目の普及に取り組んでまいります。
 続きまして、216ページをお開きください。
 7−2文化芸術の振興についてであります。
 成果指標に掲げる1年間に文化・芸術の鑑賞・活動を行った人の割合等の2指標がC区分であり、より一層の施策の推進が必要であります。
 続いて、217ページを御覧ください。
 評価・課題にありますとおり、県民が文化芸術に触れる機会の提供や創造活動の充実に向けた環境づくりを工夫するとともに、富士山の世界文化遺産としての価値について県民の理解を深めることが必要であります。
 このため、今後の施策展開にありますとおり、文化プログラムの推進をはじめとした文化芸術事業を企画するとともに、県民の文化芸術の鑑賞や活動への関心を高めていくことで文化芸術振興の推進を図ってまいります。
 234ページをお開きください。
 8−1世界クラスの資源を活かした観光交流の拡大であります。
 成果指標に掲げる本県の旅行に大変満足した旅行者の割合がC区分となるなど、より一層の施策の推進が必要であります。
 続きましては、235ページを御覧ください。
 評価・課題にありますとおり、来年度の東京オリンピック・パラリンピック自転車競技が本県で開催されることから本県への旅行に満足していただけるように取り組んでいく必要があります。
 このため、今後の施策展開にありますとおり、DMOとの連携による商品の磨き上げや、236ページに移りまして静岡ツーリズムビューローが実施する外国人旅行者のニーズに合った高品質な体験プログラムの開発への支援などを推進するとともに、多言語化への対応やおもてなし研修の充実を図ってまいります。
 279ページ以降には、3の地域の目指す姿に伊豆半島地域、東部地域、中部地域、西部地域について地域ごとの評価と今後の取組方針を記載しておりますので後ほど御参照ください。
 なお、新型コロナウイルス感染症の影響により評価書案128ページにあります県内高等教育機関の公開講座・シンポジウム開催回数が講座等の中止または延期が発生するなど、13指標に影響が発生しております。
 次に、先ほど御覧頂いた資料2にお戻りください。
 資料右側の3新型コロナウイルス感染症の影響の現状と課題及び、次ページにあります4新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた取組状況と今後の主な方向性の全体概要について説明いたします。
 まず、3新型コロナウイルス感染症の影響の現状と課題といたしましては、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、引き続き感染拡大防止策や誰も取り残さないセーフティーネットの構築など様々なリスクへの対応を講じることが必要です。
 また、経済面でも大きな影響を受けていることから、資金繰り支援や雇用情勢への対応とともに個人消費の喚起やデジタル化の推進など厳しい経済状況への対応が求められます。
 さらに、新型コロナウイルス感染症は人々の価値観に大きな変化をもたらしたことから、テレワークなどの新たな生活様式への対応や地方回帰の動きの強まりを機に首都圏等から人の流れを呼び込むなど、大きく変化する生活様式や価値観への対応を進めていく必要があります。
 続きまして、3ページをお開きください。
 4新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた取組状況と今後の主な方向性についてであります。
 新型コロナウイルス感染症の影響の現状と課題を踏まえ今後の方向性といたしまして、まずは県民の皆様の安全・安心を最優先に感染予防やセーフティーネットの充実、資金繰りや雇用維持の支援や安全・安心のための基盤の強化など、新型コロナウイルス感染症の教訓を踏まえた次なるリスクへの備えに万全の対策を講じてまいります。
 また、感染予防と経済の再生の両立を図るため、デマンドとサプライの両面から地域経済を活性化するため、個人消費の喚起や産業構造の変革などフジノミクスによる経済の拡大を推進してまいります。
 さらに、アフターコロナ時代において新たな価値観を前提とした新しいライフスタイルを構築するため、首都圏からの近接性、すばらしい景観、多彩な食、文化・スポーツなどの本県の強みを生かし、環境整備や人の流れの創出などによりふじのくにライフスタイルを創出し首都圏等からの人の流れを呼び込んでまいります。
 ウイズコロナ、アフターコロナ時代を見据え、リスクの高い社会経済システムに代わる持続可能な地域社会の実現を目指してまいります。
 それでは、スポーツ・文化観光部に関連する新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた取組状況と今後の主な方向性等について説明いたします。
 フジノミクスによる経済の拡大のうち、個人消費の喚起についてであります。
 観光地域における安全・安心の情報発信、分散型ツーリズムや開放感をテーマとした旅行、ワーケーションの促進などを展開し観光産業の回復を推進してまいります。
 また、観光デジタル情報プラットフォームの利活用を促進し、観光分野におけるデジタルトランスフォーメーションを推進することにより魅力的な観光地域づくりに取り組んでまいります。
 次に、ふじのくにライフスタイルの創出のうち環境整備についてであります。
 ふじのくにスポーツサポーターを活用した情報発信やアーティストに対する県の相談窓口、活動支援などにより県民が安心してスポーツに参加する機会や文化芸術に触れる機会を創出してまいります。
 参考資料といたしまして、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた取組状況と今後の主な方向性を政策の柱ごとに取りまとめたものを添付いたしております。
 また、評価書案の所管部局を5ページと6ページの所管委員会一覧にお示ししてありますので御参照ください。今議会の常任委員会における御意見を踏まえて、必要な対策等を積極的に展開してまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。
 私からの説明は以上であります。御審査のほどよろしくお願いいたします。

○広岡スポーツ担当部長
 それでは、私からはスポーツ局に係る所管事項について御説明いたします。
 お手数ですが、文化観光委員会説明資料7ページにお戻りください。
 サイクルスポーツの聖地づくりの取組についてであります。
 東京2020オリンピック・パラリンピックでは、BMXを除く自転車競技が本県を中心に開催されます。そこで東京2020大会のレガシーの創出に向け全県で官民一体の取組を進めております。
 2に記載のとおり、サイクルスポーツの聖地づくりについては静岡県自転車活用推進計画を策定し、知事を議長とする静岡県サイクルスポーツの聖地創造会議からの助言を踏まえて取組を推進しております。
 2(3)の取組状況の表にありますとおり、競技振興、サイクルツーリズム、裾野拡大安全、走行空間整備の4つを計画の柱とし、数値目標を掲げて取組を進めております。
 今年度の主な取組としまして、競技振興につきましては東京2020大会後のレガシー創出に向けサイクルスポーツセンターのマウンテンバイクコースを活用した国際大会をオリンピック終了後に開催すべく関係市、団体と調整を進めております。
 また、サイクルツーリズムにつきましては、台風14号で中止となりましたが御殿場市、裾野市、小山町を巡るサイクルイベント――富士山チャレンジライド2020への参加募集を行う中で東京2020大会の機運醸成を図りました。
 さらに、本県サイクリングルートの魅力を国内外に発信するため、大阪観光局理事長で本県のスポーツ担当補佐官である溝畑宏氏によるふじのくに自転車ひろし旅を実施し、テレビや新聞などのメディアやSNS等を通じた情報発信に取り組みました。
 裾野拡大安全につきましては、新型コロナ感染拡大防止の観点から新しい生活様式として企業等の自転車通勤利用の促進に取り組んでおります。
 なお、本県は国が推進する自転車通勤推進企業宣言プロジェクトの宣言企業として本年8月に都道府県では唯一認定を受けました。
 次に、8ページをお開きください。
 県民へのスポーツ機会の提供であります。
 新型コロナウイルス感染症の影響によりスポーツ活動が停滞している中、感染症拡大防止対策を徹底しスポーツ活動への参加機会を提供しております。
 2に記載のとおり、生涯スポーツの振興では県民スポーツレクリエーション祭やカラダ・ココロ・スッキリオンラインヨガなど関係団体との協議や検討を踏まえ適切な競技数や参加人数として実施するなど、感染拡大防止ガイドラインに基づいて対応しております。
 3に記載のとおり、障害者スポーツの振興ではわかふじスポーツ大会としてフットベースボールなど5競技を実施するとともに、競技用義足を体験する静岡県ブレードランニングクリニックを開催し義足のパラアスリートから講習を受けた子供たちなどに走る楽しみを感じていただきました。
 9ページを御覧ください。
 4競技力の向上では、中学校等にオリンピアンなどのトップアスリートを派遣し直接指導を受けられる機会を創出するとともに、選手と指導者の資質向上のためのサッカー大会や指導者講習会を開催しております。
 なお、ドリカム・スタート事業として予定しておりました高瀬慧選手の12月12日実施分につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため急遽中止となりました。
 5に記載のスポーツ施設につきましては、施設の適正な維持管理のために必要な修繕を実施しておりますが、今年度実施予定の静岡県武道館大道場他床修繕工事につきましては、工事期間が令和3年4月にわたることが判明したため今議会に債務負担行為の設定を諮っております。
 10ページをお開きください。
 東京2020オリンピック・パラリンピック自転車競技開催等に向けた取組についてであります。
 本県における聖火リレーや自転車競技等の開催に向け、国の新型コロナウイルス感染症対策等を踏まえ引き続き着実な準備を進めるとともに、機運の再醸成に取り組んでまいります。
 2に記載のとおり、主な取組といたしましては交通輸送を円滑化するための交通輸送広報や伊豆スカイラインの無料化を行う交通輸送対策、沿道観戦客、医療、暑さへの対応を図る観戦客対策、県内6会場で実施するライブサイトの実施準備、都市ボランティアの追加募集や研修の実施、静岡県パラスポーツ運動会の開催や本県ゆかりの著名人等を活用した情報発信による機運の醸成を実施してまいります。
 また、東京2020大会をレガシーとして継承するために大会記録の作成も進めてまいります。
 3に記載のとおり、新型コロナウイルス感染症対策への対応としましては本年9月に国、組織委員会、東京都などによる東京オリンピック・パラリンピック競技大会における新型コロナウイルス感染症対策調整会議が設置され感染症対策の総合的な検討、調整が実施されておりますことから、県では東京2020オリンピック・パラリンピック静岡県推進本部幹事会に新型コロナウイルス感染症対策ワーキンググループを設置し、県内における安全・安心な大会の実施に向け国等の対策調整会議での検討結果の情報共有、対応策の整理等を実施しております。
 なお、東京2020大会開催に向けて年度内に契約が必要なことから、交通輸送広報に係る業務など6件について債務負担行為等の設定を、また学校、自治体向けの大会チケットにつきましては大会の1年延期に伴いチケットの受領、支払いが令和3年度となることから繰越明許費の設定を今議会にお諮りしております。
 以上で私からの説明を終わります。御審査のほどよろしくお願いします。

○河原崎委員長
 ありがとうございました。
 それでは、少し早いですが一旦ここで換気休憩を取らせていただきます。

( 休 憩 )

○河原崎委員長
 休憩前に引き続き、委員会を再開します。
 これより、政策管理局、スポーツ局及び文化局関係の質疑等に入ります。
 なお、所管事務調査も併せて行います。
 では、御発言願います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

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