本会議会議録


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令和7年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小長井 由雄 議員
質疑・質問日:02/18/2025
会派名:ふじのくに県民クラブ


○小長井委員
 一問一答方式でお伺いします。
 まず、荒茶工場に対する燃料購入費用の支援については、農協から燃料を購入する共同工場と一般事業者から燃料を購入する個人工場がありますが、以前支援を行った際に個人工場は手続に非常に時間がかかり支援が遅く、何度もどうなっているのかと言われた経験があります。お茶や施設園芸の交付事務に係る手続方法については、各工場にしっかりと周知していただくよう要望します。
 次に、しいたけ等生産資材価格高騰対策事業費助成について、令和6年度2月補正予算主要事業概要(経済産業部)10ページに補助対象が30者程度と記載されていますが、この内訳をお聞かせください。

○深江林業振興課長
 30者につきましては、キノコ類の生産を行っている個人のほか会社を含めた数となっております。

○小長井委員
 私の感覚では、シイタケの生産者は30者よりもっと多くいると思います。補助要件として、コスト低減や原料の国産化、省エネ化等に取り組んでいることと書かれていますが、こうした要件も考慮して30者程度となっているのでしょうか。

○深江林業振興課長
 そういった要件も含め、関係団体に補助の希望者を確認し30者程度としております。

○小長井委員
 生産者数としてはもっと多いと思いますが、手を挙げたのが30者程度ということですね。分かりました。

 次に、主要事業概要14ページ、FAOIプロジェクト推進事業費について、3次元点群データの解析による高精度森林情報の追加取得と記載があります。
 高精度森林情報は具体的にどのような情報ですか。

○大川井森林計画課長
 3次元点群データの解析によって得られるデータには、樹種や材積などの森林情報、詳細な地形図などがあります。

○小長井委員
 事業による解析面積は2万ヘクタールと記載されていますが、これは県内の森林においてどの程度の割合になりますか。

○大川井森林計画課長
 県内には国有林を含めて約50万ヘクタールの森林があります。そのうち県が管理する民有林は40万ヘクタールあり、その中の2万ヘクタールが対象となります。
 今年度までに18万ヘクタールの解析が済んでおり、今回の2万ヘクタールを追加すると約半分の20万ヘクタールの解析が完了することになります。

○小長井委員
 3次元点群データによる森林の解析は非常に効率的ですし、今後も進めなければならないと思います。内容については、材積や樹種等のデータも必要ですが、山林所有者は自分の土地の境界が分からないケースも多く、3次元点群データを解析することで植林した年数から境界がある程度分かると思いますので、そういったデータも追加して調査頂くよう要望します。

 最後に、主要事業概要12ページの農産物等輸出拡大施設整備の集出荷貯蔵施設について、どこにどのような施設を整備するのか教えてください。

○勝地農業戦略課長
 集出荷貯蔵施設は全体で13件を想定しています。静岡市清水区、島田市、掛川市、磐田市などから要望が上がっております。

○小長井委員
 輸出のための施設となると、場所は港や空港の近辺だと理解してよろしいでしょうか。

○勝地農業戦略課長
 申し訳ありませんでした。農産物等輸出拡大施設整備における集出荷貯蔵施設は、島田市内の酒造メーカーの酒蔵整備を予定しています。

○小長井委員
 お酒は無形文化遺産に登録されており、県内でもよいお酒が製造されているので、こうした施設を活用して輸出拡大に努めていただくようお願いします。

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