本会議会議録


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令和6年決算特別委員会産業分科会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 多美子 議員
質疑・質問日:10/29/2024
会派名:自民改革会議


○天野(多)委員
 一問一答方式で1つ質問します。
 先ほど6番委員からも質問が出ましたが、主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書111ページのお茶振興課の施策を見ると販路の拡大で非常にいろいろな取組をされているのですが、生産者に対する取組はどうなっているのかと感じました。というのも知り合いに海外でお茶を販売する企業があって、出せばどんどん売れるけれどもお茶が入ってこないので、鹿児島県からかなり入ってきているという話があるんですね。鹿児島県は抹茶にもかなり力を入れているけれども、静岡県は追いついていないから静岡茶をなかなか売ることができないと言われました。
 茶農家に直接聞くと農薬がエリアではなくて農家ごとに分かれているので、例えばアメリカや中東、ヨーロッパに出せる農薬がそれぞれ混在していて、アメリカに出せるお茶を作っても隣でヨーロッパ向けをやっていると、その農薬が飛んできて結局出せなくなってしまい、農家でまとめてもらえないかという相談も受けているのですが、そういった包括的な支援がどうなっているのか教えてください。

○佐田お茶振興課長
 静岡県は輸出対応の生産が非常に遅れており、静岡県から供給したくても供給されないので鹿児島県から入れている状況です。
 技術的には、輸出では残留農薬の課題がありますが、アメリカ、台湾向けについては国が示す防除歴を使って生産者に指導していく体制を取っております。
 静岡県の場合は個々の生産者の数が多くそれぞれでやるとなかなか難しいので、今年度から輸出の生産拠点をつくり、茶商や輸出事業者と連携した形で生産体制を準備しています。

○天野(多)委員
 事業のどの部分がそれに当たるのか分からないので教えてもらってもいいですか。

○佐田お茶振興課長
 ChaOIプロジェクトの中で生産構造の転換と有機栽培に向いた品種への転換を支援しております。そのほか9月補正予算で出口対策として海外での大規模販路開拓支援に向けて既定のChaOIプロジェクトとその他の事業を使って準備を進めています。

○天野(多)委員
 生産の転換にはお金と時間がすごくかかると農家からも言われているので、ぜひその辺りをしっかり進めていただくよう引き続きお願いします。

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