• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年9月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:良知 駿一 議員
質疑・質問日:10/06/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


○良知(駿)委員
 それでは一問一答方式でお願いいたします。
 まず、産業委員会提出案件の概要及び報告事項の37ページでございます。
 ICT人材の確保・育成でお尋ねしたいと思います。
 ICT人材の確保については総合計画の中でもありますし今議会の一般質問の中でも触れられたところでございますが、この区分の中でトップレベル人材、中核的人材、次世代人材とあります。このトップレベル人材のところのTECH BEAT静岡で相談が113件マッチングできていることは分かるんですけど、このトップレベル人材がどれだけ、本当に本県に寄与しているのかちょっと分からないので教えていただければと思います。よろしくお願いします。

○遠藤産業イノベーション推進課長
 今、10番委員が例示されましたTECH BEAT静岡で一斉に協業が成功した事例は後で御紹介させていただければと思います。
 成功事例の中で、例えば使用する方の心拍数や体温あるいは周りの気温を感知して最適なお茶を注出するスマートティーポットといったものを開発した事例があります。県内の製茶会社がマッチングして製品化したんですが、県内産業の振興も含め寄与できた部分があったのではないかと考えております。

○良知(駿)委員
 御答弁ありがとうございます。寄与している部分はあるということで、なかなかこれは進みづらいところでもあると思いますけども、引き続きやっていただければと思います。

 引き続きまして、その下の次世代人材の部分で、プログラミングコンテストは一般質問の答弁の中であったかと思います。まず、このプログラミングコンテスト、キャンプコミュニティ形成の成果について教えていただければと思います。よろしくお願いします。

○遠藤産業イノベーション推進課長
 例えば、興味を持ってくれる人を増やすこともの1つ意味があるかと思っておるんですが、コンテストへの作品投稿数は昨年100件、今年度は締切り直後ですので数がずれるかもしれませんが、今のところ180件程度となっておりますので、裾野は広がっているのかなと思っております。
 あと、前回までで3回やっておるんですが、コンテスト参加者で広告部門で3回とも最優賞を取った生徒がおります。その生徒は今年度慶応大学のAO入試で入学しておりますので、そういった人材の発掘にも寄与しているんじゃないかと考えております。

○良知(駿)委員
 ありがとうございます。成果も出ているということで、こちらも引き続き進めていただければいいと思います。

 プログラミングコンテストとあるんですけど、コンピューター、計算機とプログラムの部分とデータの部分は一対なんです。電卓で例えると演算記号――足す、引く、掛ける、割るとかルートがプログラムに当たる部分で、ゼロから9、あと小数点がデータに当たる部分でこれは一対なんですが、プログラムはやっているけどデータの利活用はどうなんでしょう。よろしくお願いします。

○遠藤産業イノベーション推進課長
 応募していただいている作品の中にも、現にそういったデータ活用はあったりはしますし、もっと強調していくという意味では、新部門を設けることについても検討してまいりたいと思います。

○良知(駿)委員
 ありがとうございます。御検討を頂ければと思います。
 これは私の要望であるんですけども、私も一応業界にいた人間なのでまず静岡県はICTに関して土壌がしっかりしていないと感じています。
 歴史の流れから見ても、知識人がいるところに知識人が集まるので、まず土壌をしっかりしていくところをやっていかなければならないので、次世代人材もそうですけれども底上げをぜひともやっていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

 次の質問でございます。
 説明資料39ページ、自動車産業の電動化、デジタル化の推進を伺いたいと思います。
 ここにも記載があります次世代自動車センターには我が会派の視察でも伺いまして、次世代自動車に対する取組を伺ってまいりました。
 その中で一個気になっているところは、次世代自動車のセミナー等が行われているわけですけれども、参加企業さんが二極化していました。
 つまり、次世代自動車に対して何かしらの目標がはっきりしている企業と、もうそんなことやっていられないとセミナーにも参加していない企業の二極化が進んでいる。本県はものづくり産業というか自動車産業の裾野が広くて、経済規模としても大きいものですから、次世代自動車への移行にめどが立っていないところですとか、次世代自動車センターに実際参加していないところのサポートが必要と思っております。次世代自動車への参入に向けて研究開発の支援策等あれば伺いたいと思います。よろしくお願いします。

○鈴木産業革新局技監
 主に3つございます。1つ目は今御紹介頂きました次世代自動車センターが行う最新のEVの分解展示活動でありますとか、専門コーディネーターによる中小企業メーカーが保有する固有技術の探索、高度化を重点的に支援しております。
 2番目ですけども、県としましては助成金を活用した技術開発支援を行っておりまして、中小企業の中でも研究に人員を割くことができないような企業様につきましては、公設している研究機関と連携した研究開発を支援する助成金制度を設けております。
 3番目としましては、中小企業の製品開発や人材育成に向けまして、工業技術研究所に次世代自動車の開発に必要な機器を整備し専門の職員が技術指導を行っております。今年度は金属3Dプリンターを導入して、あわせて活用のためのセミナー等を開催する予定としており、体制の充実を図っております。
 10番委員がおっしゃいますように、二極化しているのは調査結果でも出ておりまして、その部分につきましては様々なメディア等を活用して啓発に努めていきたいと考えております

○良知(駿)委員
 ありがとうございます。今おっしゃられたところにもありましたけども、中小企業はやはり研究開発に割ける人材のウエートが大企業に比べてかなり大きいと、例えば1,000人規模の企業で研究開発の人員1人を出すのと、10人しかいない企業で人員1人出すのと0.1%と10%の差があるといったところがあり、中小企業に対してぜひとも行政として研究開発を支援していただければと要望いたします。

 次世代自動車に触れましたけれども、成長分野はいろいろあるわけです。その中でも現状の自動車産業にいて次世代自動車に移行できる企業さん、それ以外の成長分野に目が向いている企業さん、何にも取組が進んでいない企業さん、大体どれぐらいの割合であるかといった数値的なデータはないわけですけども、その辺の調査は行っているでしょうか。よろしくお願いします。

○鈴木産業革新局技監
 県としましては昨年度、あくまで電動化というところに限ってではございますけれども調査を実施しまして、電動化の県内中小企業の状況としましては量産中、開発中、調査中と回答した企業が44.9%、未実施と回答した企業が55.1%となっており、まだ半数を超える企業が電動化に未対応と把握しております。

○良知(駿)委員
 ありがとうございます。
 電動自動車に関しては今お答え頂きましたけれども、全体的な話のデータが欲しいので、調査しているかと聞いたつもりなんですが、もう一度聞きたいと思います。よろしくお願いします。

○鈴木産業革新局技監
 あくまで電動化というところで調査をしておりまして、幅広いデータは持っておりません。

○良知(駿)委員
 承知しました。これから施策を立案していく上で基礎データは必要だと思います。会社さんも多いので調査はなかなか難しいとは思いますが、まずやっていかないといけないと思っていますので、ぜひその辺は進めていただければと思います。

 それでは、次の質問に移ります。
 75ページの森林吸収源対策の推進について伺いたいと思います。
 この中にカーボンクレジットの内容が記載されています。これも我が会派の代表質問の中でも触れたところでございますが、このカーボンクレジット制度はCO2の吸収源対策としては非常に有効な施策だとは思いますけれども、いわゆる人里離れたところの未利用木材です。運搬コスト等もあるものですから、うまくコストを低減して使っていく事業が表の下から2段目の未利用資源の活用促進の新規事業として掲載されております。この未利用木材活用トライアル事業費助成の実施状況と今後の対応について伺いたいと思います。よろしくお願いします。

○伊藤森林整備課長
 未利用木材につきましては、どうしても用途がチップ用に限られるものですからチップ用材の価格が安いことが課題でありまして、搬出しても赤字となってしまう状況にあります。赤字になってしまうので活用が進んでいない状況です。山に残地された根元の曲がった材とか枝の部分なんですけれども、形がふぞろいでトラックに積み込むときにすき間が多くできてしまう。10番委員御指摘のとおりその運搬経費のコストがかかって、これをいかに下げるかが課題だと考えております。
 このため、未利用木材の運搬コストを下げる新たなチャレンジに取り組む山事業者を7月7日に開催しました事業者委託審査会で決定して既に現場に着手しております。
 具体的には、これまで伐採現場から未利用木材を運搬してチップ工場で加工していたものを、山に近い伐採現場でチップ化してこれらをすき間なくトラックに積み込み取組で1回当たりの運搬量を増やす手法に取り組んでおります。
 県では、今後各取組における事後検証会を開催することとしておりまして、収益性等の検証結果を明らかにした上で、県内全域に普及し未利用木材の活用につなげてまいりたいと考えております

○良知(駿)委員
 ありがとうございます。
 私の地元もかなり過疎に近いところでありまして、やはり治山の部分で幾らやってもきりがないんです。先日5番委員がおっしゃいましたけれども、森の力再生事業を活用して、ぜひ治山の副次的な効果を上げていっていただければと思いますのでぜひともよろしくお願いいたします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp