本会議会議録


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令和6年12月定例会危機管理くらし環境委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 議事運営 】 発言日: 12/13/2024 会派名:


○池ケ谷くらし・環境部長
 今議会に提出しておりますくらし・環境部関係の議案及び所管事項につきまして御説明申し上げます。
 初めに、議案関係についてであります。
 危機管理くらし環境委員会説明資料4ページを御覧ください。
 第135号議案「令和6年度静岡県一般会計補正予算」であります。
 くらし・環境部に関する令和6年度一般会計12月補正予算額は、職員の給与改定に伴う補正として9034万9000円を増額するものであります。補正後の現計額は102億6356万3000円となっております。
 5ページを御覧ください。
 第136号議案「令和6年度静岡県県営住宅事業特別会計補正予算」であります。
 県営住宅事業特別会計12月補正予算額は、職員の給与改定及び債務負担行為の設定に伴い3900万円を減額するものであり、補正後の現計額は193億1300万円となっております。
 ページ中段の3補正予算事業を御覧ください。
 職員給与費は、特別会計に係る職員の給与改定に伴う補正であり、707万4000円を増額し同額の予備費を減額するものであります。
 県営住宅整備費は、4(2)追加のとおり、県営住宅総合再生整備事業工事契約について事業計画の変更により債務負担行為を追加するため、これに伴い同額を減額するものであります。
 また、4(1)変更のとおり、経営住宅原団地PFI事業契約について債務負担行為限度額を増額するものであります。
 6ページを御覧ください。
 第151号議案「静岡県手数料徴収条例の一部を改正する条例」は、宅地造成等規制法の一部改正等に伴い、宅地造成または特定盛土等工事許可申請手数料等を新設するものであります。
 7ページを御覧ください。
 第152号議案「水質汚濁防止法第3条第3項に基づく排水基準に関する条例の一部を改正する条例」は、排水基準を定める省令の一部改正等に伴い所要の改正を行うものであります。
 8ページを御覧ください。
 第153号議案「水道の布設工事監督者及び水道技術管理者の資格等を定める条例の一部を改正する条例」は、水道法施行令の一部改正に伴い、布設工事監督者及び水道技術管理者の資格要件の改正を行うものであります。
 9ページを御覧ください。
 第154号議案「宅地造成及び特定盛土等規制法施行条例」は、宅地造成及び特定盛土等規制法による規制開始に伴い、法の施行に必要な事項を定めるための条例を制定するものであります。
 10ページを御覧ください。
 第173号議案「県営住宅家賃の支払に関する和解について」は、県営住宅家賃の長期滞納者を相手方として、家賃の支払いに関し和解を申し立てることについて議決を求めるものであります。
 次に、報告関係についてであります。
 11ページを御覧ください。
 報告第44号「専決処分事件の報告について」は、令和6年5月28日に発生した倒木事故による損害賠償事件について、地方自治法第180条第1項の規定により令和6年11月21日付で専決処分したので報告するものであります。
 続きまして、所管事項のうち主要なものについて御説明いたします。
 12ページを御覧ください。
 移住・定住の促進であります。
 静岡県への移住に関する調査を本年8月に実施しました。この結果を関係機関や地域団体等と共有するとともに、今後の施策に活用し引き続き本県への移住を促進してまいります。
 13ページを御覧ください。
 消費生活条例に基づく告示「不当な取引行為の指定」の改正であります。
 静岡県消費生活条例第25条に基づく告示について消費者関連法令の改正等を踏まえ一部を改正するものであります。これにより新手の不当取引行為を行う事業者を適切に指導してまいります。
 14ページを御覧ください。
 NPO活動支援の取組であります。
 NPOにおいて資金や担い手の不足が課題となっている現状を踏まえNPOの広域ネットワーク化や新たな担い手の確保等、NPO活動の活性化や体制強化を支援する取組を進めてまいります。
 15ページを御覧ください。
 次期東富士演習場使用協定の締結であります。
 第十二次東富士演習場使用協定が令和7年3月31日をもって5年間の期間が満了することから、国と地元との間で同協定の終結及び第十三次協定の締結に向けた協議が進められており、県は立会人として両者の調整に努めてまいります。
 16ページを御覧ください。
 犯罪被害者等支援の推進であります。
 犯罪被害者等が途切れなく支援を受けることができるよう今後の支援の在り方について有識者会議で議論を行い、その結果を踏まえ支援制度の充実等に取り組んでまいります。
 17ページを御覧ください。
 交通安全対策の推進であります。
 本年10月末時点の県内の交通事故発生状況は、前年同期に比べて件数及び負傷者数は減少しているものの死者数は増加しております。こうした状況も踏まえ歩行者と自転車の安全確保、夕暮れ時と夜間の交通事故防止等を重点に年末の交通安全県民運動を推進してまいります。
 18ページを御覧ください。
 フェムテックによる女性活躍の推進であります。
 女性特有の健康課題への理解を促進し働きやすい職場環境の整備を図るため、企業におけるフェムテックの活用等を支援してまいります。
 19ページを御覧ください。
 豪雨災害による住宅被害への対応であります。
 近年、巨大台風や線状降水帯の発生により多くの住宅が浸水等の被害を受けております。くらし・環境部では、健康福祉部と連携して災害救助法に基づく住宅の応急修理や賃貸型応急住宅の供与等により被災市町及び被災者への支援を行ってまいります。
 20ページを御覧ください。
 木造住宅の耐震化の今後の取組についてであります。
 能登半島地震の発生等に伴い耐震診断助成の申請が当初の予想を大幅に上回っているため、市町の要望に応え現行の耐震診断助成を令和7年度末まで1年延長する方向で準備を進めてまいります。
 21ページを御覧ください。
 改正建築物省エネ法・建築基準法の円滑施行に向けた取組であります。
 令和4年6月に公布された改正建築物省エネ法と建築基準法が令和7年4月に全面施行されます。県民の皆様や関係団体等に対して法改正の内容を周知するなど、円滑な施行に向け取り組んでまいります。
 22ページを御覧ください。
 環境教育・環境学習の推進であります。
 若者世代など県民の皆様の環境問題に対する理解と実践を促進するため、小学生から大学生までを対象とした各種学習会の開催等により環境教育・環境学習の機会を創出してまいります。
 23ページを御覧ください。
 森林空間を活用した「森林サービス産業」の推進であります。
 森林空間を様々な観点から活用するニーズが高まる中、県内でもマウンテンバイク事業などのビジネスが広がりつつあることから、森林の利活用の一層の推進に向け地域の主体的な取組を支援してまいります。
 24ページを御覧ください。
 ニホンジカ管理対策の推進であります。
 ニホンジカの推定生息頭数は減少傾向にあるものの依然として高い状況にあります。このため管理捕獲を推進するほか、捕獲従事者の確保・育成のため各種セミナー等を開催してまいります。
 25ページを御覧ください。
 PCB廃棄物の適正処分に向けた取組であります。
 県内のPCB廃棄物について、特別措置法で定められた処分期間までに処分するよう事業者等への指導、所有状況の調査及び周知啓発を実施し、適正処理を推進してまいります。
 26ページを御覧ください。
 有機フッ素化合物(PFAS)環境実態調査であります。
 PFASの存在状況を確認するため、県が水質汚濁防止法に基づく調査を実施している環境基準点27河川33地点で水質調査を実施した結果、暫定目標値を超過する地点はありませんでした。今後も調査を継続してまいります。
 27ページを御覧ください。
 環境影響評価手続の状況であります。
 (仮称)函南太陽光発電事業につきましては、令和6年10月31日付で環境影響評価条例に基づく廃止通知書が提出され事業廃止となりました。また今月中には(仮称)浜松湖西豊橋道路(静岡県区間)の環境影響評価方法書に対する知事意見を述べてまいります。
 28ページを御覧ください。
 静岡県水循環保全条例に基づく取組であります。
 流域水循環計画につきましては、今年度浜名湖圏域流域水循環計画の策定を進めており、流域水循環協議会において将来目指すべき姿などについておおむね同意が得られたところであります。今後環境審議会での意見等を反映し、本年度末を目途に策定してまいります。
 29ページを御覧ください。
 盛土条例及び施行規則の改正であります。
 盛土等の規制に関する条例等検証特別委員会からの御提言等を踏まえ、盛土条例及び規則を改正することとしております。改正条例案の骨子につきましては、条例の名称を静岡県盛土等による環境の汚染の防止に関する条例に変更し生活環境の保全を目的として基準に適合しない土砂等を用いた盛土の禁止を維持します。
 一方で、現地流用による盛土など汚染の拡散のおそれがない盛土について届出を不要とするほか、開発型盛土について土壌等の分析調査を原則として不要とするなど規制の合理化を図ってまいります。
 条例及び規則の骨子案につきましては、今月6日からパブリックコメントを実施しており、その結果を踏まえ来年2月議会に条例案をお諮りする予定であります。
 30ページを御覧ください。
 リニア中央新幹線静岡工区に係る動きであります。
 まず、1大井川水資源に係る動きについてであります。
 高速長尺先進ボーリングにつきましては、先月20日に県境を越え県境から10メートル地点まで進みましたが、JR東海は今月6日にこれ以上の削孔継続が困難なため一旦終了し、今後は先進坑の掘削を県境手前まで進め、その後改めて県内のボーリング調査を実施すると発表しました。今後ボーリング調査終了の経緯や要因、先進坑の計画等について県専門部会において科学的、工学的な観点から確認してまいります。
 次に、2南アルプス生物多様性に係る動きについてであります。
 先月1日に第14回生物多様性部会専門部会を開催し、千枚小屋付近の1年中枯れない湧水の供給経路、大井川本流の水質、水温の変化による底生生物への影響などについてJR東海と対話を行いました。今回の対話により主な対話項目28項目のうち対話完了が3項目、対話中が17項目となりました。
 次に、3山梨工区ボーリング現場視察についてであります。
 10月5日に知事が山梨県の長崎知事とともに、山梨工区のボーリング現場を視察しました。高速長尺先進ボーリングについて調査の概要や湧水量の状況、リスク対策等についてJR東海から説明を受けました。
 次に、4モニタリング会議委員と大井川流域(8市2町、静岡市)、静岡県との意見交換会についてであります。
 10月6日にモニタリング会議の委員と大井川流域の8市2町と静岡市、本県との意見交換会が開催されました。本県からは森副知事が出席しJR東海との対話状況を説明しました。市町からは、将来水利用に影響が出た場合の補償等に国の関与を求める意見などが出されました。
 次に、5リニア中央新幹線静岡工区モニタリング会議についてであります。
 先月26日に第5回モニタリング会議が開催されました。県とJR東海との対話の状況等について国土交通省から説明があり、県からは9月と11月に開催した県専門部会の状況を報告しました。
 私からの説明は以上であります。御審査のほどよろしくお願いいたします。

○杉本委員長
 以上で当局側の説明が終わりました。
 これよりくらし・環境部関係の質疑等に入ります。
 なお、所管事務調査も併せて行います。
 では、発言願います。

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