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委員会会議録

委員会補足文書

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令和3年6月定例会文化観光委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 議事運営 】 発言日: 08/10/2021 会派名:


○植田スポーツ・文化観光部長
 スポーツ・文化観光部長の植田でございます。6月定例会への提出議案及び所管事項につきまして、私と広岡スポーツ担当部長からお手元に配付いたしました文化観光委員会説明資料、議案及び議案説明書により説明いたします。
 まずは本日配付いたしました文化観光委員会説明資料当日配付の1ページを御覧ください。
7月1日以降の大雨により発生した被害状況についてです。
 7月1日から3日にかけまして、県内では広い範囲で記録的な大雨となり、県内各地で多くの人的・物的被害が生じました。
 2ページを御覧ください。
 下段のとおり、人的・住家被害の状況は、沼津市など5市1町で住宅流出による全壊1棟、床上浸水113棟など443棟の住宅被害が発生したほか、3ページの上段のとおり、熱海市の逢初川の土石流では死者22人、行方不明5人、44戸の家屋が流出するなどこれまで経験したことのない甚大な被害が発生いたしました。また公共土木施設では、黄瀬川の護岸決壊、黄瀬川大橋の橋脚沈下など河川、砂防、道路、橋梁などに被害が発生いたしました。
 4ページをお開きください。
7月1日からの大雨等による災害に対する県等の対応状況についてであります。
県の各部局における支援内容につきましては、説明資料に記載のとおりであります。熱海市、国、関係機関などと連携し応急対応業務や被災者の方への支援、二次災害の発生を防ぐための現場監視、災害復旧等について全庁を挙げて取り組んでいるところです。
 15ページをお開きください。また事前に配付しました文化観光委員会説明資料大雨被害関係の10ページを御覧ください。
 初めに、説明資料大雨被害関係の1観光産業の復興に向けた対応状況ですけれども、宿泊施設のキャンセルなどの影響が熱海市内を中心に伊豆半島全体に及びました。
具体的な取組につきましては、説明資料当日配付15ページの熱海市伊豆山地区の災害に関する観光復興に向けた支援についてです。1要旨のとおり、観光復興への支援につきましては、熱海市等と具体的な内容や開始時期等について十分に調整の上、感染状況を踏まえ7月30日公表の国の支援措置を活用して実施してまいります。支援内容は既存事業を活用した地域クーポンの上限額のかさ上げ措置ですけれども、追加交付の予定はないとのことですので当面は既定の予算により対応していきます。
 説明資料大雨被害関係10ページにお戻りください。
 2の私立学校における学びの継続のための対応状況を御覧ください。
 私立学校設置者に対しまして、授業料等減免支援制度の保護者等への周知や児童生徒の心のケアのためカウンセリングの対応を依頼するなど各種支援制度の周知と活用促進を行いました。詳細は下表に記載のとおりでございます。
 続きまして、議案についてです。
文化観光委員会説明資料の1ページをお開きください。
 第96号議案「令和3年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
追加議案では6ページ、追加議案説明書では同じく6ページになります。 
スポーツ・文化観光部関係の補正予算は、第6款スポーツ・文化観光費35億1251万8000円の増額であります。
今回は新型コロナウイルス感染症に要する経費及び事業の進捗を踏まえた事業費の減額について補正するものであります。
 説明資料2ページをお開きください。
 2事業の(1)増額分の宿泊施設等感染防止対策緊急強化事業費助成35億5600万円は、感染防止対策のための設備の改修及び新たな需要取り込みを支援する経費であります。
 (2)減額分に記載された各事業は新型コロナウイルス感染症の影響により事業費を減額したものであり、その概要は記載のとおりであります。
 3債務負担行為については、追加議案では10ページ、追加議案説明書では18ページになります。
 静岡県富士水泳場競泳プール壁面タイル修繕工事契約は、令和4年度にかけてプール壁面タイルの修繕工事を実施するものであります。
 説明資料の3ページを御覧ください。
報告第9号「繰越明許費繰越計算書の報告について(令和2年度静岡県一般会計)」についてであります。
議案では52ページから55ページにかけて、議案説明書では19ページから21ページと45ページから46ページになります。
 説明資料3ページの2に記載のとおり、2月県議会定例会におきまして繰越明許費の議決を頂きました第6款スポーツ・文化観光費のスポーツ費等計13事業、13億9120万円につきましては、繰越額は12億9215万4000円、第11款教育費の大学費と私学振興費の計2事業2億2400万円につきましては、繰越額は1億8290万円となりましたことを報告するものであります。
 令和3年度スポーツ・文化観光部概要3ページをお開きください。
 スポーツ・文化観光部の組織につきましては、昨年度同様6局16課4出先機関であります。
 続いて24ページをお開きください。予算のあらましについてであります。
本年度のスポーツ・文化観光部の当初予算は表に記載のとおり、第6款スポーツ・文化観光費171億3235万5000円、第11款教育費359億8173万1000円及び第12款災害対策費9400万円の合計532億808万6000円であります。前年比8億3115万円余の1.6%増となっております。
 主な事業の概要につきましては、当初予算関係では36ページ以降、補正予算関係では63ページ、64ページに記載しておりますので後ほど御覧ください。
 所管事項に戻っていただきまして、説明資料6ページをお開きください。
 東静岡駅南口県有地の活用に向けた取組についてであります。東静岡駅南北が一体となった文化とスポーツの殿堂の形成に向け、県立中央図書館の先行整備と並行して南口県有地のさらなる活用について検討してまいります。今年度は3のとおり、民間事業者の投資を促す方策として県有地の暫定的な活用について検討するとともに、県・市連絡調整会議を開催し、南北公有地の相乗効果を生む利活用について情報共有や検討を進めてまいります。
 13ページをお開きください。
オリンピック・パラリンピック文化プログラムの推進及びアーツカウンシルしずおかの本格稼働についてであります。
 2(1)のとおり、全国的プログラム、県域プログラム、地域密着プログラムの3つのカテゴリーに区分し取り組んでまいりました。今年の文化プログラムは、オリンピック聖火リレーセレブレーションへの出演等オリンピック・パラリンピックの盛り上げを図ってまいりました。
 続きまして、15ページを御覧ください。
 3のとおり、本年1月にアーツカウンシルしずおかを設置いたしました。4月からは高い専門性を持つスタッフを中心に創造的な活動への助成や文化団体等への助言、人材育成などの取組を本格的に開始しております。
 16ページをお開きください。
「演劇の都」構想の推進についてであります。
演劇をテーマとして本県文化の活性化を図るため演劇の都構想を策定いたしました。この構想は県立劇団SPACを核として演劇を活性化し、人材育成、交流の拠点づくり、観光活用につなげるものであります。
具体的な構想の内容は17ページのとおりでありまして、構想全体は別冊で添付しておりますので後ほど御覧ください。構想に基づく新たな事業展開といたしましてSPAC演劇アカデミーを本年4月に開校し、静岡発で世界に羽ばたく演劇人材の輩出を目指しております。
 続きまして、18ページをお開きください。
第5期「文化振興基本計画」の策定についてであります。
現在、令和4年度からの第5期計画の策定に向けて現計画の評価及び次期計画の準備を進めております。今後、文化関係団体等へのヒアリングや条例で定める文化政策審議会での意見を基に素案をまとめ、12月定例会本委員会での審査を予定しております。その後パブリックコメント等により県民の皆様の御意見を次期計画に反映させ、2月定例会本委員会で御審査を頂き計画の策定を進めてまいります。
 19ページを御覧ください。
ふじのくに文化財交流展の開催についてであります。
 静岡、山梨両県の歴史・文化のルーツを相互に紹介するふじのくに文化財交流展を7月下旬から開催しております。山梨県へは静岡県の弥生土器や銅鐸など、静岡県には山梨県の縄文土器や土偶などを相互に持ち寄って展示するとともに、両県の特産品や観光のPR、中部横断自動車道の全線開通の周知も図ってまいります。
 20ページをお開きください。
今夏の富士登山における感染症対策についてであります。
先月10日に2年ぶりに富士山が開山いたしました。開山に向けては、安心・安全な富士登山の実現を目指し、関係機関と検討を重ねてまいりました。2のとおり、新しい登山マナー等の周知、山麓での検温や体調チェックの実施、山小屋や登山道での3密状態の解消等5つの柱から成る対策を講じ対策に取り組んでいるところです。
 22ページをお開きください。
富士山富士宮口五合目来訪者施設の整備についてであります。
富士山富士宮口五合目につきましては、来訪者の安全確保や富士山の価値の継承を推進するための施設整備が課題となっており、これまで必要な機能や建設候補地の検討を重ねてまいりました。今年3月のレストハウスの火災により仮設トイレとプレハブによる対応を余儀なくされており、新施設の整備が急務となっております。現在、建設候補地の地質調査等の準備を進めているところであります。今後県が主体となり、世界遺産にふさわしい来訪者施設の早期整備を目指してまいります。
 23ページを御覧ください。
静岡県総合教育会議の開催についてであります。
県では、平成27年度に静岡県総合教育会議を設置し、地域自立のための「人づくり・学校づくり」実践委員会における有識者の意見を踏まえ、知事と教育委員会が本県教育の課題等について協議しております。また実践委員会の施策提案機能を高めるため昨年度実践委員会に才徳兼備の人づくり小委員会を設置し、教育の長期的課題を検討しております。
昨年度の総合教育会議の成果といたしましては、2のとおり、貸与用タブレット端末の整備やモデル校における普通科改革等の具現化に向けた研究の実施、高校生を対象とした演劇スクールの開校などにつなげてまいりました。
3のとおり、今年度はICTを活用した教育の推進と新時代の教員育成、新たに策定する教育に関する大綱及び教育振興基本計画等について協議することとしております。
 24ページをお開きください。
次期大綱及び教育振興基本計画の策定についてであります。
本県の教育理念を定めているふじのくに「有徳の人」づくり大綱及び県として取り組む主要な教育政策を取りまとめる教育振興基本計画が最終年度となるため、取組の総括的な評価や社会経済情勢の変化等を踏まえ次期大綱と計画を策定することとしております。具体的には3のとおり、県議会をはじめ外部有識者や県民の皆様の御意見を伺いながら総合教育会議においても協議を重ね、今年度中に策定、公表する予定であります。
 続きまして25ページを御覧ください。
静岡県リカレント教育検討会議の設置についてであります。
生産年齢人口の減少や急速に進展する技術革新等に対応できる人材の獲得、育成が求められる中、Society5.0の到来や終身雇用制度の変化も見据え、社会人を対象とした学び直し、スキルアップを図る仕組みを整備するため産学官による静岡県リカレント教育検討会議を設置いたします。
産業界が求める人材や人材育成に必要な教育、社会人の学び直しを推進するために県が果たすべき役割等について検討し、企業の求めるモデルプログラムの構築など学び直しと就業が両立する環境整備を目指してまいります。
 26ページをお開きください。
私立学校に対する助成(令和3年度当初予算)についてであります。
県では、私立学校における教育条件の維持向上、修学に係る保護者の経済的負担の軽減及び学校経営の健全性の向上を図るため各種の助成措置を講じており、令和3年度予算では総額291億605万円を計上しております。
主な事業につきましては、3のとおり、私立学校の人件費、教材費等の経常的経費に対する助成や施設の耐震化等安全確保に対する助成を行っております。
また、(2)のとおり私立高校生等の保護者の負担軽減を図るため、年収700万円未満の世帯を対象に行っていた助成を本年度補助対象の年収を750万円未満の世帯まで拡充しております。なお私立学校への助成の概要を添付しておりますので後ほど御覧ください。
 27ページを御覧ください。
令和3年度の本県観光施策についてであります。
令和3年度当初予算におきましては、コロナ禍により落ち込んだ観光需要の回復のための県内観光促進事業をはじめ新たな旅行スタイルとして注目されるワーケーションの受入れ促進や観光デジタル情報プラットフォームの充実を図るため、31億1400万円余の経費を計上しております。
また、観光庁補助金を活用いたしまして、4月補正では県内宿泊促進事業の事業期間や規模の拡大のための経費69億円余と5月補正では宿泊施設の感染防止対策を強化するためのふじのくに安全・安心認証制度の運用等に要する経費33億円の合わせて102億8400万円を増額したところであります。
 28ページをお開きください。
県内観光促進事業の推進(地域観光支援事業)についてであります。
新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ県内観光産業の早期回復を図るため、4月補正予算において国の補助制度を活用した地域観光支援事業を計上し、県内の感染状況を踏まえた上で県民を対象とした県内観光促進事業「バイ・シズオカ〜今こそ!しずおか!!元気旅!!!」を推進しております。
2の県内観光促進事業の概要の表の割引内容のとおり、1人最大5,000円の宿泊割引及び日帰り割引に地域の土産物店などで利用できる地域クーポンを合わせた需要喚起策を展開してまいりました。
また、3の教育旅行の促進に記載のとおり、県内の各学校が実施する教育旅行についても割引事業の対象に追加したところであります。これらの事業は現在7月30日以降の新規予約への割引を停止しておりますが、感染状況が国のステージ2になり落ち着きが見られた段階で事業の再開を判断してまいります。
 29ページを御覧ください。
ふじのくに安全・安心認証制度の推進についてであります。
令和3年5月補正予算において、ふじのくに安全・安心認証制度と宿泊施設感染防止対策強化事業費補助金を創設し県内の宿泊施設等の安全で安心な受入れ体制を強化し、認証を受けた施設を観光サイト等において紹介することで旅行者に対する安心感を醸成してまいります。
ふじのくに安全・安心認証制度につきましては、2の制度概要の(1)のとおり、ホテル・旅館等に対して感染防止対策の実施状況を現地確認しチェックリストに適合した施設を認証する制度であり、受付開始から約1か月を経過した7月27日時点において523件の申請を受け付け、現地確認など認証手続を進めているところであります。
 宿泊施設感染防止対策強化事業費補助金につきましては、2の制度概要の(2)にありますとおり、認証施設等に対して5月補正予算で御承認頂きました機器等の購入や設備の改修に係る支援に加え、6月補正予算において補助対象期間や対象施設数を拡充するとともに、新たな旅行需要を取り込むために宿泊事業者が行う取組を支援する経費といたしまして35億5600万円をお諮りしているところであります。
 30ページをお開きください。
観光地におけるワーケーションの受入促進についてであります。
昨年の9月補正予算を活用した受入れ環境に関するニーズ調査に加え県内4地域におけるモデル事業を昨年度から引き続き実施した上で、2の事業概要の観光地ワーケーション受入促進事業として受入れ促進助成及びマッチング体制の構築を行ってまいります。受入れ促進助成につきましては、3のとおり市町が策定した受入れ企業に位置づけられた宿泊事業者が、宿泊者向けに仕事ができる環境を整備するためのワークスペースへの改修やパソコン用机等の備品購入、Wi−Fi整備などに対する助成制度を創設し、市町を通じて支援してまいります。
 31ページを御覧ください。
駿河湾フェリーの運航状況等についてであります。
1の令和2年度決算状況の表に記載のとおり、新型コロナウイルスの影響や天候不順に伴う欠航などにより乗船客の大幅な減少を受け、当期純損益は4794万3000円の赤字となりましたが、運賃半額キャンペーンなどの効果もあり経営改善戦略の見込みを3905万7000円上回る結果となりました。
2の利用実績(2)にありますとおり、令和3年度の4月から6月の実績につきましても、1万6058人、令和元年度同期比35.7%と厳しい状況にありますが、市町等と連携した利用促進策に取り組むなど経営改善戦略を着実に実行してまいります。
 続きまして32ページをお開きください。
次期「静岡県観光基本計画」の策定についてであります。
静岡県観光振興条例に基づく静岡県観光躍進基本計画が最終年度を迎えるに当たり、現行計画の評価などを踏まえた上で次期総合計画の分野別計画でもある新たな計画策定を進めてまいります。2の計画の概要の(2)のとおり、新型コロナウイルス感染症の拡大による社会経済等の変化による新たな観光需要への対応等の整理を行い、ゼロベースからの次期計画の基本理念や戦略の柱、管理指標の項目、目標値、施策体系などを改定してまいります。
今後、有識者による懇話会での意見聴取などを踏まえ本委員会における御審査もお願いし、計画の策定を進めてまいります。
 33ページを御覧ください。
富士山静岡空港の利用状況についてであります。
令和2年度の搭乗者数は、1のとおり、11万7240人で新型コロナウイルス感染症の影響により過去最高であった令和元年度から84.1%、62万700人の減少となり、平成21年の開港以来過去最低となりました。令和3年6月の搭乗者数につきましては、2のとおり国内線の利用のみの7,073人となり前年同月から3,200人余りの増加となっております。
 34ページをお開きください。
富士山静岡空港における令和3年夏ダイヤ期間の運航計画についてであります。
令和3年の夏ダイヤ期間は、航空各社から国内線、国際線を合わせて10路線、週84往復となる計画が示されております。国内線のうち全日本空輸の新千歳線、沖縄線は、ゴールデンウイークや夏休み期間の繁忙期の運航となりますが、沖縄線については別途修学旅行など特定日の運航を計画しております。
また、フジドリームエアラインズは、7月1日から全路線で計画どおりの運航を行うほか7月16日から熊本線の運航を開始いたしました。
 35ページを御覧ください。
令和3年度富士山静岡空港における利用促進の取組状況についてであります。
新型コロナウイルス感染症の影響により、大変厳しい状況にある富士山静岡空港の定期路線の維持確保に向け利用促進策に取り組んでおります。
1のとおり、就航先の札幌や福岡におけるメディアやSNSなどによる情報発信、本県の魅力を発信するイベントの開催、熊本線就航に当たって記念式典や広報を実施いたしました。なお2の教育旅行の利用促進につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大状況を鑑み、実施時期を冬休みに延期することといたしました。
 36ページをお開きください。
富士山静岡空港におけるアフターコロナを見据えた環境整備の状況についてであります。
現在富士山静岡空港では、アフターコロナを見据え旅客の利便性を向上するため、旅客ターミナルビルの環境整備が行われているところであります。具体的には2のとおり、自動チェックイン機5台の設置や5番目の旅客搭乗橋の新設を令和4年1月の完了を目指して進めているところであります。
 私からの説明は以上でございます。御審査のほどよろしくお願いいたします。

○広岡スポーツ担当部長
 それでは私からは、スポーツ局の所管事項について御説明させていただきます
 文化観光委員会説明資料7ページをお開きください。
 大規模国際大会のレガシー創出に向けた取組についてです。
本県では、ラグビーワールドカップ2019と東京2020オリンピック・パラリンピック自転車競技の2つの大規模国際スポーツ大会が開催されております。
 ラグビーに関しましては、大会開催の成果をレガシーとして後世へ継承し地域に根差したラグビー文化を醸成するため、ラグビーの聖地化の実現に向け取組を進めております。今年度は1(2)にのとおり、県ラグビーフットボール協会の体制強化を図るため協会の一般社団法人化に向けての支援に取り組みました。
また、本県が主催する女子7人制ラグビー全国大会の開催や合宿の誘致、さらに6月12日には日本代表強化試合の開催を支援するなど、エコパスタジアムの拠点化やラグビー文化の醸成に取り組んでおります。
 次に、サイクルスポーツにつきましては、東京2020大会の開催効果を継続させるため日本サイクルスポーツセンターの拠点化や自転車競技大会等の開催を目指すなどレガシーの創出に取り組んでおります。レガシー推進委員会の検討結果を踏まえ、2(2)のとおり日本サイクルスポーツセンターの自転車トレーニングビレッジ化に向け本県としての対応方針や活用方策の検討を進めてまいります。
また、オリンピックロードコースを活用したサイクルイベントやオリンピックマウンテンバイクコースを一般利用向けにも再整備した上でのマウンテンバイク国際大会の開催に向け取り組んでまいります。
 8ページをお開きください。
 次期「スポーツ推進計画」及び「自転車活用推進計画」の改定についてです。
両計画とも今年度が現計画の最終年度となりますことから、スポーツ推進計画につきましては国のスポーツ基本計画を参酌しつつ、また自転車活用推進計画につきましては国の計画を勘案しつつ、年度内の計画改定に向け表に記載のとおり作業を進めてまいります。
今後いずれの計画につきましても12月定例会の常任委員会で素案をお諮りし、その後御意見を踏まえた最終案を2月定例会の常任委員会でお諮りして、次期計画を策定、公表してまいりたいと考えております。
 9ページを御覧ください。
スポーツ振興の主な取組についてです。
2のとおり、生涯スポーツの振興では、県民の誰もがそれぞれのライフステージに応じてスポーツに親しむことができるよう引き続き県民スポーツレクリエーション祭等を開催いたします。また地域スポーツの拠点となる総合型地域スポーツクラブの活動支援や自転車を切り口にしたスポーツの習慣化に向けた検証を実施いたします。
3の障害者スポーツの振興につきましては、全国障害者スポーツ大会への選手団派遣やわかふじスポーツ大会の開催、パラサイクリングの推進に向けてのふじのくにパラサイクリング大会の開催など県障害者スポーツ協会と連携し取り組んでまいります。
4の競技力向上につきましては、スポーツ王国しずおかの実現を目指し、選手強化、指導者育成、国体への選手派遣に引き続き取り組むとともに、ICTを活用したリモート指導や戦術分析等の強化活動を支援するなど競技力の向上を図ってまいります。
 10ページをお開きください。
 富士水泳場の競泳用プール改修工事についてであります。
令和2年5月に発生した富士水泳場競泳用プールのタイル剝離につきましては、3のとおり昨年度専門家によるタイル剝離の原因調査を実施いたしました。その結果経年劣化等によるタイルの接着強度の不足が主な原因であると推測されるとの報告を受けるとともに、その改修方法についても報告を受けました。そこで5の今後のスケジュールのとおり、令和4年4月中までに改修工事が完了いたしますよう今議会におきまして工事の債務負担行為の設定をお諮りしております。
 11ページを御覧ください。
東京2020オリンピック・パラリンピック自転車競技開催等に向けた取組についてであります。
自転車競技や聖火リレーの本県開催の成功に向け、新型コロナウイルス感染症対策の下、交通輸送対策の実施や聖火リレー、ライブサイトなどの円滑な運営を行うとともに、大会開催後のレガシー創出の取組を進めてまいります。2令和3年度の主な取組に記載のとおり、ホストタウンや大会従事者、観戦客などへ感染症対策を講じております。
また、大会期間中の交通輸送を円滑化するための交通輸送広報などの交通輸送対策、安全・安心な観戦を実現するための医療、暑さ対策、会場最寄り駅等での都市装飾、聖火リレー、ライブサイトの運営を実施しております。さらに都市ボランティアの管理運営、シズナインほか本県ゆかりの著名人等を活用した情報発信を行い、おもてなし、機運の再醸成を図ってまいりました。
3のとおり新型コロナウイルス感染症対策への対応につきましては、国、東京都、組織委員会で構成する東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における新型コロナウイルス感染症対策調整会議で公表された対策を踏まえ、コロナ禍においても県民の皆様に安全・安心な環境を確保することを最優先に感染症対策を徹底し、大会成功に向けた準備を行っております。
 なお、新型コロナウイルスに関わる影響ですが、首都圏では無観客となりましたが本県開催の自転車競技では観戦客の上限は収容定員の50%で1万人となりました。また予定していた小中高生等の観戦の辞退、事前キャンプの中止、ライブサイトの中止や規模縮小など各種県事業等への影響がございました。
 12ページをお開きください。
オリンピック聖火リレーの実施についてであります。
6月23日から25日までの3日間、本県内で東京2020オリンピック聖火リレーが実施されました。3日間通して大きな事件事故等はなく、計274名のランナーが湖西市から富士宮市までの22市町25区間を駆け抜けました。浜松市に関しましては、コロナウイルス感染拡大を懸念する市長からの要望があり浜松市中区での走行を中止し北区へ一本化して実施いたしました。沿道の観覧客は3日間の計で約10万2000人、駿府城公園、「プラサ ヴェルデ」、富士山本宮浅間大社で行われ聖火の到着を祝うセレブレーションには計約1,120人の方に御参加頂きました。多くの聖火リレーボランティア等も沿道整理などに従事していただき、大きな運営トラブルもなく実施できたところです。なおオリンピック聖火リレーの様子を写真でまとめたリーフレットも本日配付させていただきました。後ほど御覧ください。
 文化観光委員会説明資料当日配付12ページを御覧ください。
東京2020オリンピック開催結果(速報)についてです。
先月7月23日から8月8日にかけ東京2020オリンピックが開催され、本県では富士スピードウェイ、伊豆マウンテンバイクコース、伊豆ベロドロームにおきまして自転車競技が開催されました。自転車競技における日本人選手の主な結果ですが、2(1)のとおりトラックの女子オムニアムで梶原選手が日本人女子で初の銀メダル、ケイリン男子で脇本選手が7位入賞の成績を収められました。
 次に、大会の開催に当たりまして競技の実施日に合わせ県庁及び小山町と伊豆市に設置いたしました(2)静岡県大会運営支援実施本部に関わる主な運営状況ですが、大会組織委員会によりますと観客数はロードは約9,400人、マウンテンバイク約6,300人、トラック競技約4,900人であり、うち学校連携観戦につきましては、実施のあった6日間で延べ51校1,240人の参加がございました。
ロードレース沿道では県スタッフの配置場所で視認できる範囲で3日間で延べ2,000人程度の観戦客があったほか、2会場で行われましたライブサイトには計900人ほど来場者がございました。大きな事件事故等もなく実施することができました。
また、選手や大会関係者の新型コロナウイルス感染症の発症があったものの、自転車競技観戦客における発症の例は現時点においては聞いてございません。
 各競技における本県ゆかりの選手の活躍状況ですが、13ページ3にありますとおり卓球の男女混合で水谷・伊藤ペアが金メダル、女子団体では伊藤選手、平野選手が銀メダル、野球とソフトボールでは岩崎選手、渥美選手、山崎選手が金メダル、競歩では池田選手が銀メダル、山西選手が銅メダルを獲得するなど、県民の皆様に勇気と感動を与えていただきました。なお14ページには、自転車競技日本人選手の競技結果をまとめてございます。御参考にしていただきたいと思います。
 私からの説明は以上でございます。よろしくお願いします。

○江間委員長
 以上で、当局側の説明が終わりました。
 それでは、これより政策管理局、スポーツ局及び文化局関係の質疑等に入ります。なお所管事務調査も併せて行います。
 では発言願います。

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