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委員会会議録

質問文書

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令和4年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 啓嗣 議員
質疑・質問日:06/28/2022
会派名:自民改革会議


○鈴木(啓)委員
 鈴木啓嗣でございます。1年間よろしくお願い申し上げます。
 それでは一問一答方式でお伺いさせていただきます。
 まず1点目ですが、昨年の6月定例会で、私、本会議一般質問に立ちまして入院治療により登校できない生徒への学業支援について質問をさせていただきました。その際には令和3年度中に効果的な実施方法や学習評価の手法について検証を行って、令和4年度から単位認定が可能となるよう準備を進めていると御答弁を頂きました。
 そこで、この取組について現在の進捗状況をお聞かせください。

○井島高校教育課指導監
 入院療養中の生徒に対する学習支援についてお答えします。
 県教育委員会では、昨年度研究、実践を踏まえて運用の方針を定めました。具体的には、今年度から校長が教育上有益と認めるときには病気療養中の生徒に対してメディアを利用して行う遠隔授業を実施でき、進級や卒業の基となる単位認定を行うこととしました。
 現在、県立高校においてはがんに限らず病気療養中の生徒3人がこの制度を利用しており、さらに1人から問合せを受けている状況です。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございます。
 早速進めていただいておりましてありがとうございます。

 この取組を続けていく中では、若い方々が長期入院される病院さんの協力が必要不可欠になるかと思います。県教育委員会と御協力頂いている病院さんとのやりとりや関わりについて、今現在、どういったことを進められているのかお聞かせください。

○井島高校教育課指導監
 1番委員御指摘の病院との協力ですけれども、実は昨日も病院と教育委員会の連絡会のようなものがございました。今関連する病院はこども病院、静岡がんセンター、浜松医科大学ですので、それらの病院と昨日協議をいたしました。
 この取組の案内のパンフレットについては、今、案を作成中ですので、今後3病院をはじめ県立高校等に通知する予定で考えております。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございます。
 病院さんへの協力要請ですとか案内、それから学校さんへの周知が進めばこの取組を望む生徒の耳にもしっかり届いて、支援制度が利用できてまた頑張っていける、未来に希望を持てる生徒が増えるように取り組んでいっていただきたいと思います。

 次に、昨年末に病院さんといろいろ協議する中で出たことです。支援に対する専門の相談窓口を設置していただけると、様々な申請、各所との協議が一元管理されて支援開始までの期間が短くなるんではないかということです。私も確かにそう考えております。
 そこで、この窓口の設置に関しまして、県としてどのような考えをお持ちなのかお聞かせください。

○井島高校教育課指導監
 実際に連携するに当たっては、病院、学校、保護者、生徒の連携がとても重要な形になるんですけれども、まずは県立高校を中心としながら窓口は高校教育課で一本化させていただいております。また私学、小中高含めて病院からの問合せは全て高校教育課にまず御相談頂き、そこから各関係部署に連携をつなげていく役割で、窓口は一本化させていただいております。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございます。
 実際に入院して治療を続けているその家族からしますとなかなか周りが見えないといいますか、どういったところにどういった働きかけをすれば支援制度にたどり着けるのかがなかなか見えない状況にもあります。ぜひそこは教育委員会サイドからしっかりと案内ができるよう体制をしっかりと構築していっていただきたいと思います。

 それからもう1点、これは要望ですが、やはりこういったことで悩む生徒さんには本当に1日1日、もう1週間休んでしまったら留年だよというものが見えてたりする子もいますので、できるだけ早くしっかりとした形をつくり上げていただきたいと思います。

 次に、高校生からもらった意見の関係で御質問させていただきたいと思います。
 6月でも大変暑い日が続いていますが、高校生から学校で思うようにエアコンを使うことができないとの意見を頂きました。
 そこで、学校の中でのエアコンの使用状況、運用方針、エアコンの使用に関する予算措置についてお聞かせ頂きたいと思います。

○中山高校教育課長
 エアコンの使用についてでございます。
 基準といたしましては、高校教育課が県立高校の空調設備使用基準を定めております。厚生労働省が推奨する暑さ指数を参考にしております。湿度と温度の関係で非常に微妙ですが、およそ28度から29度で使用可能となります。ただし基準に達していなくても、生徒の体調に留意し、良好な教育環境を維持するために必要と認められる場合は柔軟に運用することを規定しております。
 予算につきましては、学校規模や設置科等に応じて増減はありますけれども、平均で1校当たり
2000万円程度の学校経営予算を配分しております。各学校はこの予算の中で備品、旅費、電気料を支出しますけれども、昨年度の電気料の支出は平均
570万円程度と伺っております。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございます。
 基準が決められているとのことですが、実際に例えば今日みたいな大変暑い日に、じゃあ使っていいよ、駄目だよという判断はどなたがされるのか。学校長がされるのか、各教室で先生が判断されるのか、そのあたりについてお聞かせください。

○井島高校教育課指導監
 私も校長の経験があるのですけれども、原則としては職員室の中で基本的に全館の管理ができる形になっています。今日のように暑い場合には朝の打合せ等で、朝から、8時10分からもうエアコンを使えるようにしますよと集中管理をし、あとは教室の中でつけたり消したりできる形になるかと思います。
 中には、すごく温度を下げる生徒もいなくはないものですから、設定温度等についての制限を加えている場合もあります。

○鈴木(啓)委員
 御答弁ありがとうございます。
 今の御答弁の中にもありました。やはり適切な使用が必要かなと思うんですが、近年は6月でも暑い日が続いております。また10月になっても暑いことがあるかもしれません。教育委員会としては、基準があるわけですが、猛暑のエアコンの使用について、教育委員会としての所見をお聞かせ頂きたいと思います。

○中山高校教育課長
 先ほどの基準の中でも御説明しましたけれども、基本的にはその生徒の体調に留意する、教育環境を維持することが目標でございますので、猛暑等の状況に応じてその辺は柔軟に使っていただきたいと思っております。
 昨日から東京電力管内で電力逼迫の情報が出ておりますけれども、各学校に対しては冷暖房等を活用して、使っていない照明を消すなど無理のない範囲で節約と言っております。冷暖房の使用について、猛暑の中で使えないことはないと考えております。
 また、予算につきましても、今回の電力の需給の逼迫等もございますので、高校だけではなく全ての県立施設で同じだと思いますけれども、今後必要になる可能性はあるかと考えております。

○鈴木(啓)委員
 御答弁ありがとうございます。
 せっかく設置しているエアコンですので、健康に問題のないように適切に使用していっていただきたいなと思います。また昨今の様々な価格上昇等もありますので、それらをしっかり鑑みた運用をお願いします。以上を要望させていただきまして私の質問とさせていただきます。ありがとうございました。

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