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委員会会議録

質問文書

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令和2年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 一 議員
質疑・質問日:12/14/2020
会派名:自民改革会議


○天野委員
 一括質問方式で1問質問したいと思います。
 公安委員会所管事項等説明資料の資料8に外国人犯罪の事例が載っています。
最近、新型コロナウイルスの影響によって外国人犯罪のニュースをいろんな形で見るわけですれども、最近は複数かつ多国籍グループで行われており組織性が強いことと、グループでの活動場所や犯罪の関係場所が日本国内ばかりではなくて世界的に行われている特徴があります。今までとは違った情報通信技術、それから世界の人たちと情報交換ができるSNSがあります。
 そこで、県内の来日外国人犯罪の状況が今どうなっているのか。そして最近の傾向と県内の状況がほかの県と比べてどうなのか、まずお伺いしたいと思います。

○山本組織犯罪対策局長
 本年10月末現在の来日外国人犯罪の検挙状況でありますが、刑法犯・特別法犯を合わせまして581件、前年同期比プラス229件、人員では272人、前年同期比プラス9人を検挙しております。
 最近の傾向といたしましては、これまで以上に顕著に組織化、巧妙化していると言えます。例として本年当県で摘発した国際的な詐欺等事件では、国外及び国内の複数の国籍の外国人らが組織化されSNSを用いて被害者を国外からだまし、あるいは商取引メールをハッキングするなどして、役割分担の下にだまし取ったお金を回収するなど犯行対応がますます巧妙化しております。
 その要因といたしましては、SNSの普及や金融取引の電子化などのIT技術やサービスの発達を背景としまして、より大きな犯罪収益を得るため複数の国籍の外国人が組織化し、SNSなどを利用して綿密に犯行を謀議することが考えられます。
 こうした情勢を踏まえ今後取るべき対応としましては、来日外国人犯罪が組織的かつ巧妙化している現状を踏まえ、対象者の国籍にとらわれることなくその交友関係、人脈までを追求し、組織中枢にいる首魁への突き上げと組織の壊滅を目指した捜査を推進してまいります。
 また、国際犯罪組織は不正に入手した通信手段や銀行口座などの犯罪インフラを利用して各種犯罪を効率的に敢行していることから、これら犯罪インフラ事案の徹底検挙により国際犯罪組織の定着阻止を図ってまいります。
 それから、新型コロナウイルス感染症の拡大等に伴う全国的な状況あるいは県下の犯罪情勢を比較してみますと、北関東方面では組織化された犯罪グループが家畜を盗んだりする窃盗事件などが発生しておることも承知しております。
 本県におきましては、事例がまだございませんのでコロナ感染症の拡大が特に目立って外国人犯罪に影響を与えているかは一概には申し上げられません。

○天野委員
 ありがとうございました。
 今の犯罪問題の国際情勢を踏まえて、例えば多国籍の言語、通訳問題、それからITの専門家、情報を解析する人など、警察組織の人材は今までの警察の人事体制、組織体制でいいのか。
 特に、静岡県内は西部は自動車産業関係でブラジル、中部地区は缶詰めとかでインドネシアやネパールとか、非常に多国籍の人たちが住んでいたり実習で来たりしていますので、今の体制でいいのか。通訳の問題や組織の在り方、設備の在り方も含めて、どう考えているかお伺いしたいと思います。

○森本総務部長
 御指摘のございました専門的な知識を有する者の育成ですとか通訳の関係、それからIT技術の活用には、県警察といたしましても時代の変化に当然のことながら適応していかなければいけませんので大変関心を持っております。
 そして、組織体制につきましても常にこのままでいいのかと、春あるいは秋の異動の際に検討しながらある部署を削減してみたり増強してみたりと、限りある人的支援も効果的に活用するよう努めておりますので、今後も時代と将来を見据えながら体制の検討などを進めてまいりたいと考えております。

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静岡県議会事務局議事課

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