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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
質疑・質問者:増田 享大 議員
質疑・質問日:10/31/2022
会派名:自民改革会議


○増田委員
 分割質問方式でお願いします。
 主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書108ページの県立学校等長寿命化事業費について伺います。
 予算額34億9200万円余に対して執行率は70.4%で2億6000万円余の不用残が出ております。説明欄には事業費の確定によるものと記載されていますが内容について確認させてください。

○松下参事兼教育施設課長
 県立学校等長寿命化事業費についてお答えいたします。
 まず、不用残についてですけれども、2億6000万円余の主な内訳は老朽校舎対策で、令和3年度に着手した焼津中央高校の設計に関するもの3041万円と浜松工業高校の設計に関するもの6319万8000円、合計9360万8000円でした。
 これらは令和3年度から4年度の2か年の債務負担による設計業務で、いずれも委託を受けた設計事務所が前払い金の請求を行わなかったことが主な要因となっております。
 発注時期がともに年明けでして、減額補正が間に合わなかったことにより不用額として計上いたしました。その他、埋蔵文化財調査費や用地取得費の確定による減額、設計委託の入札差金などが不用残の主な原因となっております。
 次に、執行率が70.4%となったのは、令和元年度から着手しております沼津工業高校、清水東高校及び磐田南高校の工事でくいの仕様変更や世界的な鋼材の出荷停滞による工期の遅れで7億円余の繰越しが発生したことによるものです。
 学校施設の長寿命化につきましては、インフレや円安の物価高などいろいろな要因がございますけれども、地球温暖化対策などの環境も踏まえて着実に老朽化対策を進めてまいりたいと考えております。

○増田委員
 工事を計画しているところでいろいろ調整しながら行った結果減額になったというイメージでしょうが、できなかったものも含まれることでよろしかったでしょうか。確認させてください。

○松下参事兼教育施設課長
 工期の遅れは途中経過にはございますけれども、最終的には全てのものを調達いたしまして計画どおりに進んでまいります。

○増田委員
 ありがとうございました。
 数年前に、学校施設中長期整備計画を立てるときに自民改革会議としてもいろいろ関わらせていただいて、すごくたくさん50年前後の対象校があり、結構な予算が必要ですねと知事直轄組織の財政当局ともいろいろお話をした経緯がございます。
 教育委員会もやりくりしながらいろいろやっていただいてるかと思いますけど、学校現場からすると、私学に行く方も増えてきたりしており、県立高校をよりいい環境に施設整備することはこれからの公立高校の在り方を考えた上でも必要だと思いますので、ぜひしっかり予算執行、またこのスピードを緩めず遅滞なく行うように御要望させていただきます。

 もう1点だけ聞かせてください。
 説明資料117ページの最上段に静岡茶愛飲定着化事業費とあります。この事業の予算執行自体は問題ないと思っておりますが、当事業は議員提案で制定したお茶の愛飲条例に基づくものかと思います。事業概要は先ほどの教育長の説明にもありましたし、説明欄にも書かれています。実際にお茶を飲む機会はなかなかふだんからないことは条例制定当時から聞いております。概略で結構ですが、例えば学校現場でタイミング的には給食とかいろいろありますけど、どれぐらいのお茶が飲まれているのか。ふだん子供たちにお茶を飲んでいただくのは現場も苦労が多いと聞いていますので難しい状況なのか、この辺の状況について確認させてください。

○近藤健康体育課長
 お茶を飲む機会でございますけれども、各学校では一昨年度、昨年度に、コロナ対策関係事業で業界さんから茶葉を頂けたこともあり、ほぼ全部の学校に何らかの形でお茶を飲む機会の提供はできておりました。
 内容として一番多かったのはマイボトル運動で、自宅から水筒にお茶を作ってきてもらう、学校にお茶っ葉を持ってきて朝に水を足してお昼まで置いておいてお茶を出すといった形で取り組んだところが多かった状況です。
 ただ一方で、年間どれだけの回数ができているかとなるとなかなか難しいところもあります。特に夏場などを中心に水分補給の際の活用などをお願いしているとともに、今は学校ではパンではなく御飯が出る機会も多いものですから和食とお茶といったところからもっとお茶を飲んでいただきたいことも指導させていただき、生徒さんたちに静岡茶のよさを食育の中で知っていただくとともに、飲んでいただく機会を少しでも増やすようにお願いしているところです。

○増田委員
 ありがとうございました。
 条例をつくったときにお茶の業界の方には非常に喜んでいただいて、県内にも幾つか産地があってそれぞれ頑張っていただいてるんですけれども、最初はやかんで出すとか給食のときに出すことが学校現場の皆さんの負担になるということで、だんだん自分で水筒に入れて持ってくる子供さん、生徒さんが今は多いと思います。
 本予算は、基本的にはいろいろなお茶に関する学びを通じての食育の啓発だと思いますが、実際に飲んでいただく行為が――これはちょっと社長さんで調べた方がいらっしゃって、全国一のお茶どころの静岡県でどれぐらいの人がお茶を飲んでいるか調査をすると60代以上の方は全国平均よりも飲んでいらっしゃるんですけれども、若年層や子供たちの層に行くと実は全国平均に及ばないくらい、実はそんなに飲んでないという結果もございまして――まず将来にもつながるとの思いも込めた条例に基づくものですので、ぜひ実際にお茶を子供たちに飲んでいただくことについて御留意頂き、事業を展開していただきますよう御要望させていただきまして質問を終わります。

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