本会議会議録
質問文書
令和6年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
![]() | 質疑・質問者: | 佐地 茂人 議員 |
![]() | 質疑・質問日: | 10/04/2024 |
![]() | 会派名: | 自民改革会議 |
○佐地委員
それでは、薬物乱用防止についてお伺いします。
最近、特に高校生等も含め若年化されていると認識しております。薬物の現状が今どうなっているのかについて、若者に対する啓発活動も含めて撲滅に向けた取組をお伺いします。
○枝村組織犯罪対策局長
薬物乱用防止についてお答えいたします。
まず、県内薬物事犯の現状ですが、本年8月末時点で184人を検挙しております。それらの約半数が30歳未満で、その多くが昨今大きな問題となっている大麻関係であるほか、覚醒剤の乱用者も見られるなど若年層を中心とした薬物の蔓延は看過できない状況にあります。
若者に対する啓発活動として、小中高校及び大学における薬物乱用防止教室の開催など若年層に特化した取組を行っております。また静岡県薬物乱用防止県民大会における専門家による講演等の各種イベントのほか、FM放送への出演、民間企業の屋外電光掲示板への表示など様々な媒体を用いた情報発信を重層的に行っております。
薬物乱用撲滅を目指すに当たっては、薬物密売組織の壊滅による違法薬物の供給遮断と末端薬物乱用者の徹底検挙や広報啓発による違法薬物の需要根絶が重要であります。引き続き関係機関とも連携しながら、需要供給両面からの取組に努めてまいります。
○佐地委員
ありがとうございます。
かなりの数だと思いました。撲滅に向けての取組を一層強化していただきたいと思います。
次に、交通安全対策についてお伺いします。
静岡市街に出ると、白線がしっかり塗り込まれていないもの、中央線などの黄色い線、横断歩道も含めて線が薄いと感じるところが多々ありました。こうした状況の中で白線や横断歩道等の引き直しなどもっとしっかりやって交通安全に対する視覚を是正してほしいと思っていますが、白線の引き直しについてはどのような形で工事されているのか、その過程を教えてください。また年度途中でありますが、現在どの程度予算を消化しているのか。工事内容については資材高騰、人件費アップ等も当然あろうかと思いますが、線を引く距離が減ってしまうんじゃないかと心配しておりますので、そうした現状も含めて教えてください。
○永沢交通規制課長
薄くなった道路標示の補修についてお答えいたします。
まず一般的な道路標示の補修につきましては、日々の警察活動での点検、把握、それから各地域の自治会、学校からの意見要望、県ホームページの標識ボックスに寄せられる県民の皆様からの御意見、道路標示の保守委託業者からの通報、道路管理者との相互連携などから補修必要箇所の把握に努めているところであります。
補修につきましては、把握した標示の摩耗度に応じてランクづけを行っております。通学路や幹線道路、高齢者の方が多く利用する施設周辺等の施設設置箇所、道路状況等を勘案して優先順位を決めながら補修を行っております。
今年度の工事の状況ですが、令和6年度8月末までに横断歩道おおむね2,200か所、一時停止おおむね880か所、はみ出し禁止等の黄色実線おおむね20区間の塗り替えを実施しております。参考までに令和5年度の実績では、横断歩道おおむね3,040か所、一時停止等おおむね2,650か所、はみ出し禁止の黄色実線おおむね250区間の塗り替えを実施しております。
5番委員御指摘の人件費等の高騰についてでありますが、資材、人件費につきましては物価高騰を受けて上昇しており予定価格も上昇しているところです。しかし道路交通規制標示の発注については、適正な予定価格を設定しており緊急性、必要性の高いところから塗り直しを実施しているところであります。引き続き安全・安心な道路環境を維持するため、交通規制の効力を担保できるような補修を行って標識標示の適正な維持管理を推進してまいりたいと考えております。
○佐地委員
御答弁ありがとうございます。
入札も、資材高騰や人件費アップも含めた形で適正価格でやっていただきたいと思います。年度予定の補修距離数ができないとなれば、補正も必要なぐらい交通安全については子供たちの安心・安全のためにも非常に重要だと思います。交通事故も増えていて悲惨な事故も多いので、足りなくなったら年度途中でも予算を考えていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
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