• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年2月臨時会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 節子 議員
質疑・質問日:02/04/2022
会派名:日本共産党静岡県議会議員団


○鈴木(節)委員
 一問一答方式でお願いします。
 今回の議案は、宿泊療養施設と病床確保のための転退院が絡み合っているものですから、最初に確認の意味でお聞きします。
 陽性者を療養させる場所の判断基準をお伺いしますが、自宅療養か宿泊療養施設か入院かの判断基準は12月定例会で示された資料によりますと、宿泊療養施設は無症状か軽症か中等症1、入院は中等症1、2か重症者という御説明がありました。現在オミクロン株という想定外の変異株によって療養していただく判断基準はどうなっているのかお伺いします。

○米山新型コロナ対策企画課長
 宿泊療養施設等の入所基準については、基本的に変わっておりません。
 ただ、今後宿泊療養施設がさらに逼迫してくる場合については、例えばワクチン未接種で基礎疾患がある方や重症化リスクのある方を優先していくことを考えています。

○鈴木(節)委員
 委員会前に御説明頂いた現在の新型コロナウイルス感染症に関する説明ですと、自宅療養者が1万人を超え自宅療養されている陽性者もいるとのことで、第5波を超える規模となっております。病院の病床逼迫を防ぐための措置なのか、それとも入院、宿泊療養が必要ない症状である判断なのかお伺いします。

○後藤健康福祉部参事(健康危機管理担当)
 1月7日から本県もオミクロン株が9割以上を占めており、経過追跡している感染者の中で中等症以上――肺炎や酸素投与が必要な方は全年齢で見ますと1%から1.5%しかおらず、残りは軽症もしくは無症状となっておりますので、そういった方は自宅療養とし、リスクのある方もしくは御自宅に感染すると重症化リスクのある方を避けるために隔離する必要のある方が宿泊療養施設に入っております。
 同じく、1月元日以降宿泊療養中に病状が悪化して救急搬送、受診、入院した人数も追跡しています。約1,000人が宿泊療養施設に入所していますけれども、症状が悪化して受診や入院された方は1%に満たない状況になっており、今回のオミクロン株においては今までの重症化リスクのある方も――ワクチン接種による効果だと思いますが――重症化しにくいため多くの自宅療養者が発生している状況になります。

○鈴木(節)委員
 ありがとうございました。
 宿泊療養施設のことで1点お伺いしますが、現在の室数の総数が973室あり、新たに設置する島田市の宿泊療養施設も含めると何室になるのか。
 また、もう1か所東部に設置しようとしていましたけれどもどのような状況なのか。
 それと東・中・西と賀茂エリアでの地域分布はほぼ網羅できているとお考えなのかお聞きします。

○米山新型コロナ対策企画課長
 まず、東部地区の宿泊療養施設の状況については現在地元自治会の説明等を進めているところであり、開設に向けての最終調整段階となっております。覚書を結んでいましたが、施設側で宿泊の予約をされていた方の調整に時間を要したということです。
 現在8施設、973室ですけれども、地域バランスは東部地区と富士市で275室、志太榛原地域を含む中部地区で359室、西部地区で339室となっており、東・中・西で偏りはないと考えています。
 新たに9施設となった場合には1,070室程度になる予定です。

○鈴木(節)委員
 ありがとうございました。
 病床確保策の転院促進に絡んでお伺いします。
 第6波を想定した県の医療確保計画は資料を頂いておりますが、国評価レベル3にも該当する状況であるため、県が43病院にもう1度聞き取りをしてどの程度病床を確保できるのか最大病床数を見直す方針であるとの説明がありました。
 医療現場では医療従事者の感染や濃厚接触による自宅待機がこれからも発生して人手不足はやむを得なく出ると思いますので、ベッドの確保プラス医療従事者の確保が大前提です。転退院するにしてもベッドと人がなければできない状況ですが、確保ができているのか今後の見通しも含めてお伺いします。
 
○米山新型コロナ対策企画課長
 病床数の見通しは、御説明したとおり各病院に確保できるかどうか調査しているところです。その結果により、どの程度確保できるのか改めて各病院と調整していくことになります。
 医療従事者の確保について現在各病院でクラスターや濃厚接触者が発生してかなり苦労されているところですが、コロナ患者や一般救急の対応に努力してくださっています。各病院の状況等を確認しながら、各保健所が入院調整を行っているところです。

○鈴木(節)委員
 移転、退院のお話ですけれども、中等症1、2の方は容態によっては重症化するリスクが大変大きいともお伺いしており、先ほどの説明では重症の方はそう多くないということですが必ずしも全員が快方に向かうとは言えないし、酸素飽和度の低い方にとっては人生最大の苦しさを経験していると思います。病床確保のためというのは分かりますけれども、移転、退院は慎重であるべきなんですが患者が納得できる丁寧な説明等はどうされるのでしょうか。

○米山新型コロナ対策企画課長
 転退院については、あくまでも状態が安定して今後悪化するおそれがない患者を対象にしておりますので、どの患者でも転退院していただくということではございません。転退院の判断は各医師が行っていただくことになっておりまして、患者が他の療養先で療養することが可能な場合に、医師が患者に御説明した上で対応していただくよう各病院にお願いしてまいります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp