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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年12月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:佐地 茂人 議員
質疑・質問日:12/14/2020
会派名:自民改革会議


○佐地委員
 一括質問方式でお願いします。
 初めに、静岡県の新ビジョン評価書案の中から幾つか質問させていただきます。
 15ページの内容で、“ふじのくに”のフロンティアを拓く取組は2022年までとなっております。2022年までに100%いけばいいんですけれども、新型コロナ等の関係で投資の足踏み状態であったり、新規企業立地の契約を一時遅らせたり取りやめてしまう事業者も出てきているわけでございます。こちらについて計画どおりいけるのか大丈夫なのか、新型コロナも含めて完了するまで私は面倒を見るべきだと思っていますが、その延長についてどのように考えているか。
 また、現状そういった課題等がどの程度あるのか教えてください。

 続きまして、180ページに新たに整備する産業、文化等の拠点という内容が書いてあります。この内容は具体的に何なのか教えてください。
 同じく多彩なライフスタイルの実現での地域ブランディングやイメージの創造と書いてありますが、何となく想像できるんですがもう少し具体的に分かりやすく教えていただきたいです。
 また、新たな地域資源の創出とありますので、これは我々に示している既存の資源であるのかもしくはそれ以外の新たな地域資源の創出を考えているのか教えてください。

 それから、181ページと194ページにポータルサイトの作成と書いてあります。ポータルサイトを作成して関係人口の創出拡大及び企業立地の推進または人材育成をしていこうという流れのものだと思うんですが、今年やることも考えているようでございますので今進めている現状を具体的にどのような形で機能させて次につなげていくか教えてほしいです。

 もう1つ、249ページの次年度地域外交の取組で、人が非常に重要な事業になる地域外交について新型コロナウイルス感染症の収束が見込めない状況の中で、次年度予算でリモートやパソコン等を活用した遠隔でのやり取りとあるんだけれど人の配置等については一度見送る形も一案じゃないかという意見も我が会派の中から出てきたわけです。次年度どのような形でコロナ対策に合わせた新たな手法を取っていくのか教えてください。

 それから、士民協働施策レビューについて質問します。私も前回の総務委員会以来、久しぶりに見学させていただきました。また知事も見学していました。皆さんいろいろ評価されていますが、私はどちらかというとマイナスの評価と言いますか、挙げられたものに対していいですよねと言って、いいですね、もっとやってくださいみたいな内容が基本的に多かったように感じました。このまま士民協働施策レビューをやるべきかどうかも正直疑問に思っています。めり張りをつけた事業の精査であったり、もしくは違った形で民間の発想を取り入れた事業展開のための知恵を拝借する場所であるならばいいと思うんですけれども、その点について今後どのようにしていこうと思いますか、お答えください。

 最後に、もりづくり県民税は租税化になると思うんですが、知事の発言の中で目的外税の検討の話が出ておりました。これは富士山の入山税についてであります。前回私が法定外目的外税の検討についてどうなっているんだと質問したときに頂いた答弁とはまた違う形で知事から発言が出てきたわけですが、これについて財政課で使用料と併せた形の検討を既に進めているのかどうか教えてください。

○好田フロンティア推進室長
 “ふじのくに”のフロンティアを拓く取組についてお答えいたします。
 全推進区域については75区域指定しておりますけれども、昨年度末で41区域が完了し一部完了を含めますと57区域で効果を発現したところでございます。昨年度の実績については新型コロナウイルス感染症の影響はほぼなかったんですけれども、今年度に入りまして6月と9月にコロナの影響等についてそれぞれ市町にアンケート調査あるいはヒアリングを行っております。その中で6月につきましては実施中34区域のうち4分の1の区域で影響があると回答があり、9月に行ったところでは約3分の2まで影響が広がっている状況でございます。
 フロンティアの取組は、本年度が第2期目の中間年であること、推進区域の指定から7年が経過していることに加えコロナの影響がございますので、その影響について再点検しているところでございます。現在市町と協議しながら調整の上でスケジュールや計画の見直しを行いまして本年度評価の中で整理してまいりたいと考えております。市町の取組がございますので完了することが大きな目的であると思います。できるだけ支援については継続していきたいと考えております。

 続いて、地域ブランディングの関係ではそれぞれ地域によって食、茶、花、スポーツ、文化、自然といった地域資源がございます。自然が豊かなゆとりある住環境の整備や多様な働き方に対応した規則の充実強化といったいろんな地域資源がございますのでそれぞれの地域の特性に応じたものを磨き上げ、フロンティアの推進エリアの中で連携、補完して地域特色を生かした推進エリアの提供を行っていくことに現在取り組んでいるところでございます。

 それからサテライトオフィスに関するポータルサイトの関係についてお答えいたします。
 今現在移住・定住、観光、関係人口など各部局でいろんなサイトがあると思います。今回作成するポータルサイトでは、首都圏からの地方回帰の流れがありますので、県外から人や企業を呼び込むためにいろんなポータルサイトを一元化していくことを考えております。それに加えまして現在サテライトオフィス等の情報がございませんので、その部分について充実強化を図っていくところでございます。具体的にはサテライトオフィスのポータルサイトを現在9月補正で予算を頂いて構築しておりまして、3月下旬に公開する予定でございます。サテライトオフィスの部分につきましてはいろいろな市町が持っている物件情報、不動産団体と連携した貸事務所や売り物件情報、それから民間でコワーキングやシェアオフィスを運営しているところがありますのでそういった物件情報あるいは実際に静岡県に進出している企業の事例紹介や魅力発信をするようなコンテンツを掲載していく計画でございます。ポータルサイトを一元化して県外からの人と企業の流入について取組を図っていきたいと考えております。

○影島地域外交課長
 新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中でのこれからの地域外交の取組についてお答えいたします。
 これまで地域外交は対面による交流を前提にしておりましたが、今年度はこのコロナ禍においてオンラインを活用し取り組んできたところであり、その有効性を改めて認識したところであります。来年度以降どう見据えるかですけれども、ワクチンの接種状況またはオリンピックの開催状況等も踏まえて判断していくことになると思いますが、いずれにしましても現在4つの駐在事務所を海外に設置し、現地の生の情報を届け県内企業のサポート等にも当たる役割を果たしているのも事実でございます。
 一方で、今年度設置を予定していたコワーキングオフィスの予算と人員も配置しているところですけれども、活動できていない状況もあります。ところが経済界の方々からも駐在員が現地で活動する情報、または現在設置できていませんけれども来年度以降コワーキングオフィスに期待する声も頂いておりますので、1番委員からお話のありました人員の見直しは地域外交課としては現状では考えておりません。できるならば今年度できなかった部分も含めて実際に活動し、その検証を踏まえてその後の対応を考えてまいりたいと思っております。

○杉山総合政策課長
 ふじのくに士民協働施策レビューについてお答えいたします。
 1番委員からは少しマイナスイメージを持つという御質問でございました。この施策レビューにつきましては、新ビジョン推進のためより多くの県民から改善につながる御意見を賜ることを実施目的としてございます。それに向けまして私どもがやっていることといたしましては、県民評価者に対する事前勉強会から始まって、当日傍聴されたということですけれども当日につきましても県職員の説明に加えて専門家がその背景や課題の解説をして議論していただいています。要するに施策に対する十分な知識と当日の分かりやすい議論を心がけて県民の皆様に有意義な御意見を賜っていくように進めております。
 来年度以降の施策レビューにつきましては、新ビジョンの25の施策体系を毎年6個ずつ4年間でやっていく計画でございます。本年度はその3年度目に当たりました。したがいまして計画ですと、来年度1年間やって新ビジョンの施策体系を一巡する計画になっております。先ほど1番委員から御提案がありました民間の知恵も含めまして、この施策レビューの実施方法については毎年度改善しながら進めてまいりたいと考えております。

○平塚財政課長
 法定外目的税の関係についてお答えいたします。
 1番委員からお話がありました富士山に関する入山の法定外目的税については検討が始まったと私どもも担当部局から聞いております。今聞いている話では、来年の富士登山の再開に向けて検討を進めている中でこういったアイデアも出ているということです。ただ実現に向けては制度設計あるいは関係者の合意に一定の時間を要するので来年夏にすぐというわけではなくて、これから検討を始める段階だと承知しております。いずれにしても法定外目的税ということで厳しい財政状況の中で歳入確保につながる話でもありますので、担当部局あるいは税務当局とも連携しながら検討を進めてまいりたいと思います。

○佐地委員
 1つだけ再質問させてください。
 一番初めに質問した“ふじのくに”のフロンティアを拓く取組の関係なんですが、内陸フロンティアの時代から継続して皆さんに本当にお世話になっている事業だと認識しているつもりなんですけれども、事業名称が変わってから今年度新しく事業展開しているものは一体どの程度あるのか、それだけ教えてください。

○好田フロンティア推進室長
 フロンティアを拓く取組は、第1期について推進区域制度を設けて75区域を平成28年度までに指定しております。第2期に入りましてからは、昨年度推進エリア制度を設定しまして、昨年度2件2市町で認定を行っているところでございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp