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委員会会議録

質問文書

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令和3年9月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:曳田 卓 議員
質疑・質問日:10/11/2021
会派名:ふじのくに県民クラブ


○四本委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○曳田委員
 分割質問方式でお願いします。
 危機管理くらし環境委員会説明資料の6ページ、7ページについて前回も議論があった気がするんですけれども、7ページ(2)に10月1日現在で沼津市の申請件数1,023件とあります。今日は10月11日ですけれども、これから少し申請件数は増えていますか。

○太田危機対策課長
 要請に伴う協力金の申請、支払いの状況でございます。
 まん延防止等重点措置に係る10月7日現在の申請は、飲食店につきましては9,671件です。
 法第24条第9項に基づく要請に係る沼津市分につきましては、10月7日現在で申請が1,150件になります。支払い件数につきましては357件、支払い金額につきましては1億1568万円の見込みとなっています。

○曳田委員
 いろいろと御苦労されているのは、ありがとうございます。ただその中でやっぱり僕らに寄せられているのが前も言ったと思うんだけど、357件はありがたいんだけども、申請してもしっ放しで返事が返ってこないパターンが結構あります。このことについてはいいんですけれども、マンパワーをもう1回確認したい。たしかこの前50人ぐらい増やしたという話を聞いたんだけども、どこで受けて大体何人ぐらいの方で対応しているのかお伺いします。

○太田危機対策課長
 説明資料のア第24条第9項に基づく要請につきましては、申請の受付と支払い事務をそれぞれの市町で実施していただいております。こちらにつきましては、沼津市でちゃんとしていただいているところです。

○曳田委員
 説明資料のイも全部沼津市や各市町ですか。

○太田危機対策課長
 説明資料のイからは、県で申請、受付、支払い事務を実施してございます。

○曳田委員
 要するに、やっぱり小さい飲食店は本当に支払いに追われて1日でも早くという話があるんです。今の体制でいったときに例えば協力金はウ飲食店事業規模により1日当たり4万円から10万円と書いてあるわけですね。僕らから見たら乱暴かもしれないけども、書類が来て単純計算で掛け算してもうちょっと速やかに、例えば沼津市に1,000件あったとしたらもう既に終わっているかなという気もするんだ。これが1万件だとちょっと考えにくいんだけども。その辺がくどいようだけど、何でスムースに行かないのか分かりますか。確認させてください。

○太田危機対策課長
 協力金の支払いについて時間がかかっていることでございますけれども、協力金につきましては飲食店で言いますと売上高に応じ協力金の額が変わってくるため、それぞれの売上高の書類を出していただきその中から協力金を算出する方式を取っています。また同じ飲食店の中でも中小企業と大企業で算出方法が異なっていますので、そのあたりで申請書類の審査に時間がかかっています。
 よくあるケースで、飲食店の場合、昨年またはおととしの売上高の4割で協力金を計算することになっていますが、消費税を抜いた形で飲食店の売上高を計算していただくことでお願いしているんですけれども、税込みの売上高で計算されているケース。またおととし、昨年度で消費税率に8%と10%の違いがありますのでそこを間違えるケースがございまして、協力金の計算、審査に時間がかかっている状況でございます。

○曳田委員
 今言った幅があるとする。でもソフトがあって例えば向こうが申請した書類を入れたら、ぽんと出てくる仕組みにはなっていないんだね。受けた側が一々手計算をするってことですか。

○太田危機対策課長
 協力金の申請書類の中に、売上高を入れていただくと協力金が計算できるソフトは入れているんですけれども、その売上高を入れる段階で先ほど申し上げました売上高の計算の入力間違いがありますので、そちらをチェックすることに時間がかかっている状況です。

○曳田委員
 僕は申請する側は取引だと思うんですよね、基本的にね。だから出せばもっと早く出てくるだろうと思うけども。その段階で書類が届いたか、届かないかという連絡もまずない。今はまだ二、三週間しかたってないからと思うんだけども、何の音沙汰もないのはやっぱり一番不安なんだよね。
 何を言いたいかというと、やっぱり商売人というのはさっき言ったように、支払い期日は決まっているわけですよ。やっぱりそこまでを見込んである程度余裕を持っていろんなことをやるんだけど、それがずれちゃうと手形発行してる人は別にしても、そうでない人は時期が時期だけに信用問題にはならないかもしれないけども、もう少しその点をスムーズにやってもらいたい。これは要望しかないんだろうけども、やっぱり本当に商売人の方々は困っているのが現実なんですよ。だからぜひ本当にスピード感を持ってやってもらいたいなとこれ以外にないもんですから、本当によろしくお願いします。

 次に、先ほど質問が出ているもんで確認だけしたいんだけども、3制度の概要、その他で東武トップツアー株式会社静岡支店に業務委託となっていますよね。先ほど来質疑の中でマンパワーの話が出ているんだけども、この業務委託の内容をもう1回確認させてくれますか。

○太田危機対策課長
 制度に係るホームページの構築、申請者からの問合せ対応はコールセンターでございます。チラシ等の発送、申請書の受付、現地確認といった内容になっています。

○曳田委員
 結構いろいろやってらっしゃるんだけど、何人ぐらいの体制でやっているのかしら。

○太田危機対策課長
 認証制度の現地確認につきましては、現在100人体制に増員して認証を実施しております。

○曳田委員
 それはあくまでも東武トップツアーズの方々が行っているのですか。

○太田危機対策課長
 現地確認は下請も含めてでございます。

○曳田委員
 じゃあ、県の職員は現地立会いはしてないということだね。

○太田危機対策課長
 そのとおりでございます。

○曳田委員
 これはやっぱり安全・安心につながる話で、先ほど来出ている質問の中で、とにかくなるたけアフターコロナのことも含めればもっとスピード感を持ってと思うんだけども、このマンパワーはやっぱり業務委託費によるのかな。例えばもう少し委託費をアップするから、もうちょっと増員できないのかという交渉もできるのか。

○太田危機対策課長
 今は件数で契約しているところもございますけれども、その下請業者をいかに集めるかにつきましては県もこの請負業者と一緒に人数を確保するように調整してございますので、金額というよりは人の確保を請負業者と一緒に行って現地確認を急いでいる状況です。

○曳田委員
 下請業者ってあんまりぴんとこないんだけど、どういう業者ですか。

○太田危機対策課長
 現在委託しているところは旅行会社なんですけれども、人材派遣会社であったり調査を実施する会社に再委託して現地確認を実施していただいているところです。

○曳田委員
 何かあんまり不透明で見えないんだけどさ。初めてのことだから僕らもなかなか口を挟むのはどうかと思うんだけど、やっぱり実際問題として申請がこれだけあって半分近くまだ認証できてないですよね。だからこれは本当にアフターコロナを見据えて、皆さんそれなりに一生懸命やっているのに、これがなきゃ商売できないわけじゃないけども、やっぱり客を呼び込むことを考えればこのステッカーは欲しいよね。だからそういう意味では、県としても我々も皆さんにお願いしている以上、もう少し委託先に対してもっとどんどんマンパワーを増強してと。これはずっと続くわけじゃないから、少なくとも今現在申請されている分はもっとスピード感を持ってやってほしいことを要請していただきたいと思います。よろしくお願いします。

 それから、説明資料21ページの消防防災航空隊の件でお伺いしたいんですけれども、説明資料に1(1)本年4月からは航空消防活動に関する専門的な知見を有する運航安全管理者をとありますけれども、この運航安全管理者はどういう方なんでしょうか。

○望月消防保安課長
 4月から配置いたしました運航安全管理者でございますが、国の基準に応じて各航空隊に配置するよう求められている者で、消防防災ヘリの運航、その他防災業務に関する専門的な知見を有し、消防防災ヘリの運航に係る運航管理業務及び運航に関する助言を行うとともに、安全対策に関する業務を行う者として配置しておるものでございます。
 具体的には、現在ヘリの運航会社である静岡エアコミューターの委託の中で配置を求めておりまして、航空自衛隊で救難隊の業務経験がある方を今年配置していただいたところです。

○曳田委員
 誠に初歩的な質問で申し訳ないけど、このヘリコプターは(2)活動状況に熱海市、浜松市が出ているんですけれども、出発する場所は静岡県のどこだっけ。念のため教えてください。

○望月消防保安課長
 静岡県の消防防災航空隊が保有するヘリにつきましては、現在静岡市内にある静岡ヘリポートに基地を設けており、そこに配置しています。

○曳田委員
 分かりました。そういうことだね。
 ここから例えば熱海市、浜松市へ緊急事態で飛んだとき大体どれくらいかかるものなの。

○望月消防保安課長
 熱海市ぐらいの距離でございますと、いわゆる燃費と燃料代とで考えますと、1回のフライトに約20万円程度です。

○曳田委員
 違う。時間。

○望月消防保安課長
 申し訳ありません。
 時間は片道20分程度でございます。

○曳田委員
 分かりました。
 いずれにしても、緊急事態で本当にスピーディーにやってもらうことが、我々県民にとってみれば情報収集も含めてやっぱり安全・安心感につながる話なので、運航安全管理者ができることでより充実したものになると思いますので、よろしくお願いいたします。

 最後に、危機管理の件で太田危機管理部長にお話を聞きたいんだけども、この前も議論したと思うんだけども、どうしても県民から見たときに危機管理という言葉に非常に期待感を持って皆さん見ていらっしゃる。
 この前もくらし・環境部で話題になったんだけれども、例えば環境影響評価でもいろんな問題がある。盛土は交通基盤部、あるいは林地開発は経済産業部、今言った環境影響評価はくらし・環境部とか。
 県民、つまりそこに住んでいる人はみんな非常に不安だし、我々は分かるけれども県民にしてみればどこに相談したらいいか分からない。最後はやっぱり行政がよりどころになるが、その行政がどうも縦割りの中でなかなかスピーディーに対応できないという声、行政に批判というよりもどこに取り次いだらいいか分からないとよく聞きます。
 危機管理部という名前が出てくる以上は、みんなやっぱりそこに注目するんだよね。だからこの危機管理部の在り方は、横串を刺すというお話を前にも聞いたんだけども、今後の危機管理部の在り方はやっぱりもう少し県民に分かる部であってほしいという思いがあります。
 ですから、今後どういう検討をしていくかは別にしても、とにかく県民がどこへたどり着いたらいいかをもう少しアピールできるような行政なり、広報をしてもらいたいんですけれども、いかがでしょう。

○太田危機部長兼危機管理監代理
 前回も若干お話しさせてもらっていますが、今回の盛土は、現在法律を所管する部局が約1,800か所の盛土調査を実施して、その結果を11月中ぐらいに取りまとめていくことで動いている、これは国が全国的に指令を出してやっている全国調査でございます。
 その結果にどう対応していくかになると思いますが、基本的には現在は各所管部局が責任を持って法に基づいてしっかり管理していくことが前提となります。
 ただ、それが危険な箇所になれば何らかの形で公表なり地域の方にお知らせしていくと。これはまだ私は方針は分かっていませんが。現在仮の緊急調査もやっています。その緊急調査の結果については、危険性が認められない場合についてはあえて公表しない方針で、その調査主体の各部局が動いていると思います。
 今後、いろんな各部局にまたがっておりますので、まずは情報共有していくことが非常に重要だと思います。その情報の取扱いについては、危険情報の重要度とか今後の調査結果を踏まえながら検討していくことになると思います。
 それを一括して危機管理部が所管する考えもあろうかと思いますが、例えば河川でここが危険だという情報であれば河川を所管するところがしっかりそれは管理していく形が今の体系でございますので、そういった形に横串を全て通せる状況にはなっていませんので問題意識はありますが、今回盛土という話は大きな課題でございますので、今後そういったことも踏まえながら検討すべきだと思っております。

○曳田委員
 大体そういう回答ですよね。ハリソン・フォード主演の「今そこにある危機」という映画があるが、まさに今そこにある危機は実は私の地元でもあるんですよ。例えば熱海市の盛土が2009年から始まって、結局12年たってああいう災害が起こった。
 今、私のお膝元でも実はそれよりもまだ規模の大きい盛土が行われています。そのことに関して一応沼津市が許認可してるんだけれども、やはり僕らから見たときに非常に怖いなと。例えば擁壁はない。埋蔵文化財も吹っ飛ばしてる。水路もない。でもそれをどういうわけか沼津市は許認可したんでしょう。
今危険な箇所の公表とおっしゃったよね、太田さん。その公表の基準も僕らはよく分からないんだけど、つまり住民が不安に思っていることに関して我々も本当に答えようがない。
 だから、僕が言いたいのは、やっぱり冒頭に言ったみたいに、危機管理の在り方としてそういう住民が持っている不安を、例えばそれは全部危機管理部で統括することになれば僕らももっと強く言えるんだけれども。
 横串とおっしゃった、これから検討するとおっしゃった。でも県民からしてみると、危機管理という言葉が非常にやっぱり大きいんですよ。ですから前にも言ったと思うんだけど、ぜひ今後の議論の中で皆さん方がリーダーシップを取って、危機管理のことはこっちに任せてくれれば全部住民の不安を取り除きますよというものをぜひつくっていただきたいと思います。これは要望でございます。以上で終わります。

○四本委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は13時15分とします。

( 休 憩 )

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