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委員会会議録

質問文書

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平成20年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:八木 健次 議員
質疑・質問日:03/12/2008
会派名:自由民主党県議団


○八木委員
 二、三、お聞きしたいと思いますが、交通事故の削減について、かつて10年くらい前ですか、静岡県がワーストワン、その静岡県の中のワーストワンが、自慢じゃないですが、我が焼津市でした。そうすると、日本で一番悪いのは焼津だよということになったわけです。やはりそのことでは自治会を初め警察の皆さんも大変一生懸命やってくれたわけですが、なかなかこれが難しくて、この資料10にもありますが、10万人当たりの交通事故件数がワースト4位、それから全国平均の指数が1.6倍ということで、少なくともワーストテンからの脱出というのは大変なことになるわけです。何とかそれでも皆さんも大苦労してくれているし、県民挙げて総量削減作戦というのをやってきた結果がこういうワーストワンから4位になったということですが、さらにこれからこれをいいほうにもっていくということになると、大変なことかと思いますが、その辺の今後の取り組み方についてお伺いしたい。

それと、なぜ静岡県がそういうふうにワーストワン、我が焼津市もその中のワーストワンということになるのか、地形的なものか、県民性の何かあるのか。焼津の人間はあわっくいが多いってよく言ったんですよ。そういう市民性みたいなものがあるのかなと。特に静岡県においては何か交通的な、道路的なものがなにかあるのかですね。その辺ちょっとお聞きをしたいなと思います。

 関係して3人乗り自転車、これがなかなか最近新聞をにぎわせて、3人乗りを厳しく取り締まるって言ったらお母さんから反対があって、急遽方向を変えたというようなことで、この少子化の中で、じゃ子供を産むなということかだとか、女性が外で働くなということかだとかって変な理屈をつけて、食ってかかっているような記事が載っておりました。
 車社会の中で、自転車はやっぱり交通弱者になるわけで、3人乗りの危険というのは相当大きいと思うんですよ。今までもそういういろいろ事故もあったと思うんですが、何か新聞によると安全な自転車ができればいいよと、果たして安全な自転車ができるかどうか。車社会の中で危険が伴うということは間違いないことで、そういう危険だよという意識をしっかり持ってもらった中で、その辺の事例や県警としての考え方、こうなったらこうだよみたいなのがありましたら、教えていただきたいなと。

 それから、この2つは大変ユニークだということでお聞きをしたいと思うんです。
 きのうも出ましたが、郵便局の強盗が最近多くなったと新聞に載っておりましたのを見たんですが、コンビニ強盗とか、コンビニはもうねらわれるものだと思っているのか、新聞でも余り最近取り上げなくなりまして記事は薄くなったわけですが、しかしまだ結構あると思うんですよ。強盗もそうですし、万引きもそうですがね。
 そこで、兵庫県警では、警察官が制服を着て、ただ見回りじゃあれなんで弁当を買いに行く。そうするとかなりそういう抑止効果があるみたいなことが載っておりましたが、そういうことも奨励をすると、こういうことですが、我が県警はそういうことに対してはどうですか。

 それから、もう1つユニークだなと思ったのは、これは新聞ですからちょっとわかりませんが、横文字を警察組織の中へ取り入れたということです。県警警務課採用係、これを採用チーム、それから課長補佐をチーフというふうに、これは我が県警始まって以来の横文字だというようなことが記事に載っておりました。このユニークな考え方と、それからやっぱり何かの効果をねらっているんじゃないかなと思いますので、そこら、どんな反応があるのかみたいなことを教えていただきたいと思います。

 それから本会議にも出ましたが、高齢者の免許証返還についてですが、本会議で本部長が数字を挙げて説明をしてくれましたが、私の知っている人で一緒に市会議員をやった人も90歳まで運転していたんですよ。もう90歳を過ぎたものですからやめたと思うんですが。それで結構うちの衆も心配しながらも、本人が運転するというものですから、90歳まで運転していたんです。周りから見ると危ないなとちょっと思うんですが、本人は割合平気で運転していたようです。
 この返還をする背景、病気になれば仕方がないですが、例えば周りから勧められたとか、本人が自主的にとか、あるいは病気になったとか、この背景がもしわかったらちょっと教えていただきたいなと、こんなふうに思います。これ以上質問したいんですが、花粉症でどうもせつなくてしようがないので、よろしくお願いいたします。

○山本警務部長
 それでは県警採用チームの通称について、まずそこから御説明させていただきます。
 やはり警察はどうしてもかた苦しいとか、ちょっと近寄りがたいというイメージありますので、採用活動に当たりましても、若い人たちにもう少し親しみを持っていただけるように、そういう願いといいますか、ねらいを込めまして採用チームのチーフとかスタッフとかの名称を使うようにしたものであります。これはそれぞれ公用の名刺にもそういうふうに刷りまして、採用活動の際にも役立てているということでございます。
 それで具体的な反響でございますけれども、今のところ具体的に、ああそうなってよかったとか、そういった声が特に聞こえてくるわけではないんですけれども、ただ一般の方からの問い合わせ等の電話でも、例えば採用チームお願いしますとか、そういった形で電話をかけてくださる方も結構いらっしゃいますので、そうした名称が一般の方にもだんだんと浸透してきているのではないかという手ごたえは感じております。

○岡村交通部参事官兼交通企画課長
 交通事故のワースト4位ということに関しましてお答えいたします。
 本県の人口10万人当たりの交通事故件数は、一応減少傾向は保っているんですけれど、全国ワースト4位と高水準にあります。この事故総量の削減は県警の交通の重要な課題というふうにとらえております。
 それから、死亡事故につきましては、昨年大幅な減少を見たおかげで、全国第31位というふうに好転しております。このような現状から、本年の交通事故抑止重点対策として、自転車安全利用対策、シートベルト着用徹底対策、高齢者事故防止対策、飲酒運転根絶対策に取り組んでいるところであります。
 また、高齢者の事故等を防止するため、交通安全教育の充実や反射材の活用の促進、悪質・危険性の高い違反を重点に施行した指導取り締まり等街頭活動の強化、事故危険箇所や生活道路等における道路管理者と連携した交通環境の整備などの総合的な諸対策を関係機関団体等と連携して推進して、交通事故総量の削減を図っていきたいというふうに思っております。

 また、静岡県はなぜ多いのかという理由でございますけれども、考えられることとしまして、東京、名古屋の中間にありまして、通過交通が多いということが考えられます。また観光地も多くて、県外者の方がたくさん入ってきたりということも考えられます。それと鉄道網の発達が十分でなくて、通勤等に車を利用している方が非常に多いというようなことも考えられまして、そういった点が静岡県が多い理由じゃないかというように考えているところであります。

 次に、自転車の3人乗りの関係でございます。事故の発生状況でございますけれど、平成19年中に自転車に6歳未満の幼児を乗せて幼児がけがをした事故は32件発生しております。この32件のうち乗車中の幼児複数が負傷した事故は2件でございます。
 この1件目は、沼津市内の県道で路外駐車場から車道に出ようとした普通乗用車と自転車通行可の歩道を左側から走行してきた母親が運転して幼児2人を乗車させた自転車が出会い頭に衝突して、自転車を運転していた母親、それから前の座席に同乗していた1歳の男児、後ろの席に同乗していた4歳の男児、この3名が軽症を負った事故であります。自転車は買い物を終えて帰宅途中ということでございました。
 2件目は、静岡市駿河区の市道で、路外の自宅駐車場から車道に進出しようとした普通乗用車と、右側から車道を走行してきた母親が運転し幼児2人を乗せた自転車が出会い頭に衝突し、自転車を運転していた母親、それから前の座席に同乗していた1歳の女児、後ろの座席に同乗していた5歳の女児が軽症を負った事故であります。この自転車は後ろの座席に同乗していた5歳の女児を幼稚園に送る途中ということでございました。
 それから3人乗りに対する基本的な考え方ということでございますけれど、自転車に幼児を2人乗せる、いわゆる3人乗りについては、現状では道路交通法及び静岡県道路交通法施行規則により、二輪の自転車には認められておらず、また過去の実験結果等から、走行の安定性や安全性に問題があると指摘されております。
 しかしながら、一方では、先ほど委員が御指摘のとおり、自転車は複数の幼児を持つ保護者にとっても身近な利便性の高い交通手段として活用されている実態があり、子育てを行う保護者の切実なニーズがあることも承知しております。
 警察庁では幼児2人を同乗させても安全に走行できる自転車が開発されれば、そのような自転車については2人乗りを認めることができる可能性はあるという考えを示しておりまして、近く自転車メーカー、女性団体の代表や有識者などで検討するための委員会を立ち上げ、幼児2人を乗せても安全に走行できる自転車の開発、普及の可能性について作業を進めるものと承知しております。その結果を待って、本県としても対応していくことになると思います。以上でございます。

○今村地域部参事官兼地域課長
 制服警察官の買い物のためのコンビニ店の立ち寄りにつきましては、本県では現在認めておりません。コンビニでの犯罪抑止対策として、全国では十数都県におきまして実施しているやに聞いております。また地域住民からも警察官が勤務中に買い物していいのかというような意見も聞いております。
 本県ではコンビニでの犯罪抑止対策の強化のために、立寄所と指定をしまして、そこへの立ち寄り強化を図っています。これに加えまして、昨年10月からは重要犯罪の発生が懸念されるコンビニであるとか金融機関、これに対する短時間駐留警戒、いわゆるSPW作戦と銘を打って行っているところでございます。
 本県につきましては、こういった実態にありますけれども、今後先行実施県の状況を聞きながら、議員御指摘のような効果もございますので、検討してまいりたいと思っております。以上でございます。

○望月交通部参事官
 運転免許証の自主返納、いわゆる申請取り消しの背景ということでございますけれども、平成19年中に全件数で2,115件の自主返納があったわけですけれども、その理由の一番大きいのは、運転の必要がなくなった方、こういう方が62.2%の1,315件であります。次に多いのが、27.6%を占めております身体機能の低下を自覚した、こういう方が584件。そして3番目は、家族等に勧められた方が149件の7.0%という状況でございます。以上です。

○八木委員
 ありがとうございました。
 警察の皆さんも大変御苦労をされておるわけでありますが、どうかひとつ交通事故がこれからも減るように御努力をいただきたいと、我々もしっかり気をつけていきたいと、このように思っております。

 それから3人乗り自転車ですが、これはもうことしの2月ごろですか、1月ごろですか、厳しく取り締まると言ったらこういうことになったでしょう。これはやっぱり、今のお話のように危険には違いないんだよね。ですから、お母さんたちが幾らそんなことを言ったって、これを認めるということは余計危険にさらすようなことで、幾ら安全な自転車ができるといっても、車から見ればぶつかればひっくり返るような自転車ですからね。僕はしっかり自転車専用道路とか、あるいはもっと、例えば、幼稚園なら幼稚園で送迎のバスを出すとか、何かそういう手段を講じることのほうが、賢明なやり方ではないかなというふうに思うんです。これは私の考えですから結構です。

 それから、コンビニのことは、わかりました。ただ、私の経験からいくと、道路へ警察官が立っているようにつくったのがあったですね。夜なんかは、あれを見るとはっとするんだよね。悪いことしちゃいないけどね、何となくはっとする。そんな効果あるんですよ。ですから、コンビニでそういう制服を見ただけで、悪いことしようかと思ったけど、いや、きょうはやめるということもあるかもしれないし、これはいい方法じゃないかなというふうに思います。

 それと、採用チームはわかりました。

 それで免許証の返還ですが、今、いろいろ必要がなくなったとか、身体的とかいろいろ御説明いただきましたが、私は高齢者ドライバーですよ、もう。それでこの間免許証の書きかえのときに講習を受けて、自動車学校へ行って模擬運転というのをやってみたら、あなたは若いね、反射能力とか運転技術は50歳ですよと言われてね、結構うれしくなっちゃって、これじゃまだ当分乗れるなと思ったんですがね。6,000円払って、いろいろ横に乗ってもらってね、運転してこうやって、いや、あんたなかなかいいですと、お墨つきをもらったんですがね。一緒に行った中に、僕らぐらいの年で、あんたやっぱり年ですねって、これ本人が言うわけじゃなくて、コンピューターに出てくるものでね。それで見ると、気をつけてくださいよとか、あんたは若いですとか、何歳ぐらいですって出てくる。僕はそういうことで50歳ぐらいだと言われたものでね。だけどその話をしたいわけじゃないですよ、自慢したいわけじゃなくて、こういうところで、例えば試験官とかコンピューターが、あんたはもうちょっと衰えていますから、免許証をそろそろお返ししたらどうですかみたいなそういうことの指導というのですか、こういうこともいいんじゃないかなというふうに僕はそのとき思ったものですからね。そういうところはなかなか難しいところでしょうが、できたらそういうところも1つの方法じゃないかなというふうに思います。
 以上、まだたくさんお聞きしたいわけですが、天竜杉にいじめられておりますので、この辺で終わらせていただきます。

○大場委員長
 それでは、ここでしばらく休憩をしたいと思います。
 再開を13時にしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
( 休 憩 )

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