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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成22年12月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:藪田 宏行 議員
質疑・質問日:12/15/2010
会派名:自民改革会議


○藪田委員
 大きく3点、お伺いをいたします。
 初めに、この提出資料の13ページの緊急若年者等就労支援事業費の中身について、いま少し詳しく御説明をお願いしたいと思います。静岡県の若年者の状況の具体的な数字、全国と比べて、あるいは過去と比べてどうだということがわかっていたら御説明をお願いします。
 そして、ニート等就労支援セミナーでありますが、どんな内容でどういうふうにやるか、少し御説明をいただきたいと思います。

 次に、ことしのお茶でありますが、凍霜害に始まってほんとにことしも大変な年であったわけですが、平成22年のお茶の総括をしていただきたいと思います。数量とか単価とか、生産額等の現状を把握しておられるデータを発表していただいて、またその特徴等について説明をお願いしたいと思います。
 また、来年度予算をいま検討されておるわけですが、そうした中でどのように対策を打っていかれるのか、今わかる範囲でお話をいただきたいと思います。

 そしてもう1つは、温水利用研究センターのうち浜岡の施設でありますが、御案内のように5号機もとまっておりますし、定期点検中のものもあって温排水が大変不足するといいますか、この温水利用センターに使えないじゃないかというようなお話を聞いてるわけですが、その現状、そして対策、もちろん打たれていると思いますが、今後点検が終わるまでの間、こうだというような対処の方法等にお考えがありましたら、ぜひお伺いしたいと思います。先ほどお話がありましたように、温水利用センターも伊豆地域あるいは駿河湾、遠州灘、すべて沿岸の漁業者は大変期待をしておりますので、空白期間のできるだけないようにということで御尽力されていると思いますが、その点について御説明をお願いします。以上、3点であります。

○漆畑雇用推進課長
 緊急若年者等就労支援事業費について、お答えいたします。
 この事業はこれまで若年者に対して実施していました就職面接会、企業見学会、ヤングジョブステーションでの相談などの支援策に加えまして、緊急に実施する若年者への支援を内容としているものでございます。
 具体的には3項目ございます。1つ目は、来年の春卒業予定の大学生の内定率が10月1日時点で平成8年度の調査開始以来、過去最低の水準であるということでございますので、急遽10月に引き続きまして、来年2月にも大学生を対象とした就職面接会を追加で開催する予定でございます。
 なお、高校生につきましては、10月と来年の1月に開催する予定でございます。
 次に、2つ目です。有効求人倍率や学校卒業予定者の就職内定率が厳しい状況を受けて、若者がみずから選択して、積極的に就職支援策を活用できるように国や県、民間機関でやっております就職面接会や就職相談、セミナー、新卒者を採用した企業に対する助成金制度などが一目でわかる若者に対するさまざまな就労支援策を取りまとめたリーフレットを作成しまして、学生や企業に配付して就職支援策の効果の増大に結びつけていきたいと思います。
 3つ目は、若者を取り巻く就職環境が厳しい中でございますので、就労すること自体に悩むニート等の若年者を年度末の就職活動に向けまして支援するため、既に彼らの相談支援をやっております国の地域若者サポートステーションと連携をいたしまして、ニート等の本人や家族を対象としましたセミナーを行う予定で詳細につきましてはこれから詰めるところでございますが、県下3カ所でセミナーを開催することと考えているところでございます。
 就職の内定状況でございますけれども、大学生は県ですと10月末現在でございますけれども、内定率が47.4%。高校生が68.3%。全国は、10月1日現在でございますけれども、大学生が57.6%、高校生は9月末現在でございますけれども、40.6%の内定率という状況でございます。以上です。

○小澤茶業農産課長
 私のほうからは、ことしのお茶の総括と来年度の取り組みということについてお答えいたします。
 まず、ことしのお茶につきましては、今委員のお話がありましたように、いわば三十何年ぶりというような大規模な3月末の凍霜害あったということでありまして、この影響を大変強く受けた年でありました。特に影響の強かった一番茶につきましては、生産量が全体的に11%減って89%という数字が農林水産省から公表もされております。
 単価的には、生産量が約10%減ということもありまして、農協あるいは市場によって少し違いますけれども、おおむね20%アップということになっております。一番茶の価格につきましては、ここ数年来、低下傾向にありましたけれども、ことしは需給バランスからやっと価格の低下が抑えられたということであります。
 二番茶、三番茶につきましては、一番茶の影響を受けまして、数量等はやはり前年比9割前後ということでありまして、単価的にはやはり前年並みというところであります。全体的に量は10%ほどの落ち込みで、単価的には前年並みという状況ではないかなと感じているところですけれども、これまたしっかりとしたものが、来年以降公表されますのでその数字と照らし合わせていきたいと思っております。
 ことしの特徴ということですけれども、ことしの状況を分析しまして、やはり数年来の価格の低下が抑えられてきたということは、凍霜害がいいか悪いかは別にしまして、結果的に需給バランスがある程度つりあってきて価格の低下が抑えられてきたなというところがありますので、今後、県としましても適正な需給バランスを保っていくことが必要かなと思います。そういう点では今までのお茶づくりじゃない新しいお茶づくりによる商品の開発によるお茶の領域のそのものの拡大なり、新しい販路開拓なりをすることによって、今の適正な需給バランスを維持していく取り組みが必要かなと思っております。そういうことも踏まえまして来年度につきましては、特に需要を新しくつくり出すような商品づくりを強力に進めていきたいと思っております。具体的には本年度からスタートしています特徴のある中山間地の特産である100銘茶づくりとか、あるいは二、三番茶を有効に活用した緑茶以外の発酵茶づくりを本格的にスタートさせていきたいというふうには思っております。
 また、売るほうにつきましても、やはり静岡のお茶というものをもう一度しっかりとPRして、静岡県の風土にあったお茶ということで八十八夜茶というような取り組みも来年度力を入れてしっかりと売っていきたいと思っております。
 幸いにも、お茶の輸出につきましても、ここ数年着実に伸びておりますし、この10月累計でも前年比、円高あるいは経済不況の中でも13%増ということもありますし、一世帯当たりのリーフ茶の購入量につきましても、しばらく低下傾向でずっときてたんですけれども、10月時点で前年比4%ほど上回っているというような明るい兆しが出てきたかなというような感じをうけているところであります。また先月やったお茶まつりにおいても参加してくれた方の95%が大変満足しているということと、あとその来場者の1,800人近くの人にアンケートをとったんですけれども、半分以上の方が今回お茶まつりに初めて参加したということで確実にお茶の関心のある人のすそ野が広がってきているなというような感じを持っておりますので、そういうような情勢を的確にとらえて、お茶業界一体となって、来年度もお茶の振興に努めていきたいと思っております。以上です。

○鈴木水産資源課長
 温水利用研究センターの温排水供給への対応についてお答えいたします。
 先ほどの11番委員の御質問の中でもふれましたけれども、温水利用研究センターは県内の沿岸域に放流する種苗の生産を2カ所の施設で行っております。このうち、浜岡にあります本所では原子炉の2次冷却水を取り入れて種苗の生産を行っております。特に冬季の水温が低下する時期に温排水――2次冷却水を取り入れることで魚介類の成長の低下を防いでおります。
 しかし、原子力発電所では原子力の安全性を維持するために定期的に検査等が行われ一定期間運転が休止されることがありますが、今回は稼働する3基すべてが休止したことから温水の供給が現在停止されている状況にあります。しかし、温水利用研究センターではこうした状況を想定いたしまして、加温用のボイラーを設置しております。今回の定期点検が公表されている期間内で終了するということであれば生産計画に影響はないものと考えております。以上です。

○藪田委員
 それぞれ大変頑張っておられるわけですが、特にお茶の最後に課長さんがおっしゃったように、県下のお茶業界を挙げて、関連業界を挙げて、明るい材料も少しは出てきたということですが、もっともっとよくなるようにぜひ頑張っていただきますよう要望して終わります。

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