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委員会会議録

質問文書

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令和5年10月子どもの孤立対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 一 議員
質疑・質問日:10/10/2023
会派名:自民改革会議


○天野(一)委員
 不登校で行かなくなった歴史があるわけですけれども、結果としてフリースクールも行けなくて、不登校で学びを失ってきた人たちが、現在大人になってどのくらいいるか、人数が想定できますか。

○川合雅久氏
 そこのところは、数字上はよく分からないですね。例えば、静岡県でフリースクールにも通ってないけれども、僕が相談に行きますよと言ったら、うちに来てくださいという人たちが、最初は2件だったのが、一度に10件になったんですね。12件になったので1日で回れなくて、朝6時から夜11時半まで回って、翌日一泊して、朝また7時から回って、十何件回ってきましたけれども、その子たちは全然学校に行ってないですね。その中でも、僕の話に非常に気に入って、僕と一緒に何かやりたいと言って、やはり大学に行けなくなってしまった人と一緒に僕のやってるツアーに連れて行って帰ってきたら、もう次の日から学校へ行ったというのが実際にあるのですけれども、僕自身が今まで数千人の不登校生と会って、相談できている人はいいんですよね。だから、相談できた人の多分95%くらいは、今、普通の生活をして、幸せな生活をして、子供ができて、子供が学校へ行っていないといっても、まあいいやと思ってたりしてるので、でもそれで、みんな均等に教育をもらえるはずなのに、それでいいのかなと、僕自身も疑問に感じているけれども、本人がどう考えるかというところを、先ほどのナッジ理論じゃないけれども、学ぶって面白いことだよというところに持っていかないとなかなか難しい。学校が楽しくならないと、学校に行ってくれないとみんな言うけれども、それをどうやるかというのが一番難しいかもしれないですね。

○天野(一)委員
 僕は今、この学校へ行かないという問題、さっき自分の意思で行かないグループもできてきた。だから結果として、不登校で学校へ行かなかった人が、大人になってきているわけですね。その人たちがどういう課題と問題点をこれから社会にもたらすのか、その人たちが生活で本当に困るのか、その点についてどう考えますか。

○川合雅久氏
 関わってくれた人に対しては、いろいろな考え方を話すことができるので、自分の求めてるとこに行ったり、したいことをやってたりできている人が多いのですが、関わってくれなかった人たち、または相談もしてない人たち、その水面下で見えない人たちをどうするかというところに目を向けないといけないのではないかと思って、僕はアウトリーチの話をしてるんですけれども、関わった人たちはどうだったかというと、この中の数字にも行ってよかったという人たちが90%以上いるんですね。それは親も思っているし、本人も思っているんですね。だから、問題はそこに行けない、相談できない人たちが、どうなったかは僕自身も知りたいし、それで自分が幸せになっていけたのか、きちんとした職業につけたのか、そういうところはなかなか難しい問題で、話が聞けない、または顔を出すこともできない人たちは、今度はひきこもり問題はまた別になるとしても、そこが一番引っかかるところではあります。

○天野(一)委員
 ですから、関わらない人が心配ですが、その人数はどのぐらいいると思いますか。

○川合雅久氏
 数字上よく分からないですけれども、一応文科省の中では4割の人が相談してないと答えています。だから、4割くらいはいると考えてもいいかもしれないと思います。

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静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

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