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委員会会議録

質問文書

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令和2年10月新型ウイルス等感染症対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:阿部 卓也 議員
質疑・質問日:10/15/2020
会派名:ふじのくに県民クラブ


○阿部委員
 石川常務におかれましては、お忙しい中、御講演、御報告いただきまして、ありがとうございました。
 それでは一問一答ですので、コロナ禍において営農者の皆様から、いわゆる農作業等々、一連の作業は、集出荷も含めて、いわゆるコロナを防ぐための防疫の装備とか設備で御相談があったり、リクエストがあったか教えていただければと思います。

○石川和弘参考人
 先ほど、マニュアルを作ったという報告をさせていただきましたけれども、1つは集出荷作業での防疫体制の強化は求められました。茶工場においてもそうでございますし、ミカンの選果場においても同様です。先ほど言いましたように、ミカンだけで捉えてみますと、コンテナがぐるぐる回って、農家から選果場、選果場からまた農家が引き取ってということでございまして、そこに一旦、感染のリスクがあるものが選果場で回ってしまいますと、ミカンにはうつらないというのが前提ですけれども、それが回ることによっていろんな影響が出ますので、そういう意味での防疫対策は求められました。
 お茶についても全く同様で、一番需要期が短いものですから、その感染対策で2週間も工場が止まってしまったら困るので、そういう意味では、感染対策は求められましたけれども、畑での作業について、今の時点では圃場での防疫対策は、私はまだ聞いていません。それ以上に価格が安くなって、農家経営とか、先ほど温室メロンでも言いましたが、来年の次期作支援という話題もありますけれども、そこに機械を投資できるのかできないかのほうが、農家にとっては今時点では大きいような気がします。確かにマスクをして作業している方もいらっしゃいますけれども、畑に行ってまでマスクをしている人は、そんなに見受けられないのが現状だと思います。

○阿部委員
 ありがとうございました。
 今、おっしゃった感染防止マニュアルもまた参考にお見せいただけるとうれしいなと思います。特にこういう対策を来年度から導入するとか、今もう既に導入したというところがあれば、ちょっと掘り下げてお聞きしたいと思います。マニュアルの中で、こういう部分を特に気をつけてやろうとか、集出荷のところで結構ですので、教えてください。

○石川和弘参考人
 集出荷の関係で、ミカンにつきましては、これから最盛期を迎えますので、今期からも進めなくてはいけないということでございます。今、選果場との打合せはさせていただいていますけれども、先ほど言ったように、コンテナが課題ですから、機械で消毒する施設を今から造るわけにはいかないもんですからルールを決めて、どこかの段階で、持ってきたときか、家へ持って帰ったときに消毒をするというのは徹底をしなくてはいけないと思っています。
 あとは、前段として厚生労働省が出しましたマニュアルをまずは生産者の皆さんに徹底していただく、理解していただく。そして、もし感染したら、隔離していただくことがまずはスタートにあります。そういう消毒の機能と、集荷場においては感染した場合に、選果場等は人が動かしてますので人が足りなくなる、そうすると回らなくなる。回らなくなるとどうなるんだという話の中で、今の時点では、アルバイトの皆さんに選果をしていただいているんですけれども、その皆さんが仮にかかった場合に、周りの皆さんがいなくなる。農家の皆さんは、当番体制をつくって、確実に事業継続といいますか、選果場の継続をしてくださいという体制を組んでいます。ならないのが一番ですけれども、なったときには農家の皆さんに手伝ってもらう。農協の職員は当然手伝いますけれども、人が足りないもんですから、人数が多い農家の皆さんに自ら手伝ってもらって、その場を運営するのを基本にしております。

○阿部委員
 ありがとうございました。
 もう1つ別件でお伺いしますが、しずおか手しお屋、バイ・シズオカで大変御協力いただきまして、ありがとうございました。
 先ほどの御報告いただいた中で、ネット販売が非常に手応えがあったとお聞きしましたが、今年度5月、前年比にして500%以上の増ということもあって、こういう中で問題点とか、新たに課題として浮かび上がったことがもしあればお教えいただきたいと思います。

○石川和弘参考人
 先ほどマニュアルと言いましたが、マニュアルについてはまた後ほど、事務局を通じて提出させていただきますので、よろしくお願いします。
 ネット販売の手応えの関係です。販売というのは、過去には大型流通といいますか、集荷場の荷物をできる限りお金にしようということでございますけれども、ネット販売をやっていくと、小口の対応が当然中心になります。小口の荷造りをどこでやるかがやっぱり1つの課題で、しずおか手しお屋のネットを見ていただくと、当時はバラ1ケース8,000円というのも載っていました。当然、バラ1ケース8,000円なんてなかなか買ってくれませんけれども、当時はもう何でもいいといったらおかしいが、厳しいものはとにかく載せていただいて、みんなにアピールしようということで、バラ1ケースでも載せて販売しました。二、三ケースは売れましたけれども、だったら手をかけて、消費者の皆さんに届ける準備をしなくちゃいけない。それをやる機能を、今まで業者とかにお願いしていましたが、今回は農産品を中心にやらせていただきましたので、自らがやって発送したというのが1点です。
 あともう1点は、当然のことながらロットの関係もあって、たくさんは注文が来ないものですから、それをどうやっていくかという物流の関係です。物流費が年々上昇してきていまして、価格に占める割合が高くなりつつある。それを補助してくれる事業もあるものですからやってますけれども、それがなくなったとき、今後、補助事業が全部飛んだときには、一般で買うよりも若干高めに推移せざるを得ないもんですから、そこがちょっと課題になるのかなと思います。いろんなサイトが今、乱立していると思うんですけれども、私どもは農林水産品中心にしか、今は販売してませんので、なかなかしずおか手しお屋までたどり着かない、来てくれない、そこをどうやってアピールしていくかが、やっぱり課題になりました。

○阿部委員
 分かりました。

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