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委員会会議録

質問文書

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令和5年12月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:藤曲 敬宏 議員
質疑・質問日:12/14/2023
会派名:自民改革会議


○藤曲委員
 一問一答方式でお伺いいたします。
 建設委員会説明資料9ページの第158号議案の土木工事の請負契約の一部変更として初川の水門工事の契約変更についてお伺いします。
 初川は熱海市の市街地にある中心的な川ですが、津波対策として水門建設に着工し9月議会で債務負担行為の変更を上程し、当初予定の令和6年が令和10年に延ばされました。今回は工事内容の変更として当初11億5000万円余の価格が19億円になったということです。9月議会でも人件費や資材費の高騰による契約変更は幾つかあったのですが、今回はそういうレベルではなく期間も金額も1.5倍になった変更理由についてお伺いします。

○杉山河川海岸整備課長
 水門本体工の施工方法の詳細検討のため追加の地質調査を実施した結果、当初の想定よりも浅い位置に掘削時に噴出するおそれのある被圧地下水が確認されました。この地下水の対策として340枚を超える仮締切りの鋼矢板の長さ12メートルを16メートルにする変更となります。
 また、地盤改良についても今後掘削時の状況に応じて検討することとなっております。施工箇所は観光地熱海市の中心市街地のため振動や騒音等に特に配慮する必要があり、また16メートルと長いこの鋼矢板については10メートルと6メートルのものを現場で溶接して継ぎ手する作業が必要であり、やむを得ず大幅な工期延長となったものでございます。

○藤曲委員
 分かりました。新たな追加工事がいろいろあるとのことで金額は仕方がないと思うのですが、令和3年から水門調査が始まって本来ならば令和6年に終了する予定が令和10年になると。水門工事はそんなにもかかるものなのかという印象があるのですが、お話があったように中心市街地ということですぐ近くで花火観戦があったり親水公園の横の広場は様々な行事で使っていて、地元としては8年間ずっと利用が制限されるのではなく、例えば進捗状況によって徐々に工事の場所が縮まり利用空間が広がる配慮をある程度期待しています。あるいは8年かかる工事をもう少し前倒しでできるのか、その辺のところをお聞かせください。

○杉山河川海岸整備課長
 工事内容については、熱海市、地元役員、観光協会等の関係団体に説明会や広報チラシ等で丁寧に説明して御要望、意見交換を行っているところです。委員がおっしゃるとおり現場のすぐ近くに国道135号や親水公園があり、観光地ということで歩行者の動線確保や作業スペース等の御意見も頂いたことから、熱海土木事務所と施工会社が様々な対策を考えて臨機応変に現場を進めています。またコスト縮減や工期短縮についても現場の創意工夫により引き続き進めてまいります。

○藤曲委員
 ありがとうございます。
 関連して説明資料64ページの地震・津波対策アクションプログラム2023になりますが、今年から令和7年までの3年間で想定犠牲者を90%削減する目標を新たに立て、ハード対策としてこの初川の水門事業が入っています。また整備内容検討中として糸川、熱海和田川、清水海岸があります。実は糸川、熱海和田川は熱海市内の同じ中心市街地にある川で地域の要望として津波対策の水門設置に着手しているのですが、一遍に3事業は難しいだろうと初川の水門工事が終わったら次に糸川、熱海和田川の順番だと思って地元の皆さんは待っているわけです。地震・津波対策アクションプログラム2023はとにかく早く災害の被害を減らす目的でやっているのに、初川が令和10年までかかってさらに次の工事で何年待ってと、どんどん後ろになってしまうと不安の声が上がっています。
 初川に関しては、理由があって工期が延びるのは待つしかないのですが、同時並行的に少しずつ調査を始めてやっていかないと、本当に何年先にできるのかという地元の声があります。この後2つの水門工事を待っている地域の方々について、どうお考えか教えてください。

○杉山河川海岸整備課長
 委員御指摘のとおり、引き続き熱海市の3河川の水門整備を進めてまいります。調査や地元調整等を円滑に進め1日も早い事業推進に努めてまいりたいと考えております。

○藤曲委員
 個別の整備はそうですが、山田河川企画課長に聞きますが、河川整備全体を総合的に捉えて考えていただきたいと思いますがいかがでしょうか。

○山田河川企画課長
 地震・津波対策アクションプログラムにつきましては毎年進捗管理しており、遅れているところはほかのところを前倒しして少しでも目標達成する観点でやっております。遅れることのないように進捗管理もしっかりした上で、ほかの計画とも連動させながら施設整備を進めていきたいと思っています。

○藤曲委員
 ありがとうございます。
 中心市街地の初川の話をさせていただきましたが、すぐ横に水門の設置希望がある糸川と熱海和田川全部合わせて7、8百メートルぐらいの空間です。実際に津波が来たときには1つの水門だけが設置されていても両側から入ってきたら同じ被害が想定されるので、ぜひ検討していただきたいと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

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