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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成19年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小田巻 進 議員
質疑・質問日:11/12/2007
会派名:民主党・無所属クラブ


○小田巻委員
 2点お願いいたします。
 説明書の13ページ、9番委員の方からもお話がありましたけども、街頭緊急通報システムについてお伺いします。
 スーパー防犯灯、そしてまた子供の安全を確保する緊急通報装置。事件事故等は初動捜査が大切だということで、大変いいシステムじゃないかと思うんですけども、私、勉強不足で細かくわからないもんですから、教えていただきたいと思います。
 この街頭緊急通報システム、それと子供の緊急通報システム、どこがどういうふうに違うのか、それと、その後の整備計画等をお伺いしたいと思ったんですけども、9番委員のお話の中の回答の方で、スーパー防犯灯は4地区に35基、そして子供の緊急通報装置は3地区に──三島市、富士市、清水市にそれぞれ7カ所ということですけれども、その中の答弁で、この後の整備計画はないとお話があったんじゃないかと思うんですけれども、まさに子供たちの安全を守るためにも、この3地区以外の地域にも子供がたくさんいるわけですから、なぜないとこう言い切ったのかなというところで、ぜひお話をいただきたいなと思います。
 少し努力をして、前向きに考えますよとかいうお話をいただければまだいいんだけれども、ありませんじゃ、やはりちょっとこういう話もさせていただかなきゃならないなと思っています。

 そしてもう1点、27ページになります。横断歩行者の妨害取り締まり強化。これも私、勉強不足で、9月21日から10月中の41日間、こういう強化月間があったということも知らなかったんですけれども、この取り締まりの結果、そして何年か続いている事業でしたら、その前年度等々に比べてどのような結果になってきたのかと、この強化によってどのような結果が得られたのかということを聞きたいなと思っています。教えていただきたいと思います。

 実は昨年の9月、ちょうどこの時期なんですよね。うちの息子が帰ってきて、「きょうは頭へ来ちゃったよ」って。「何だ」って言ったら、やはりこれなんですよね。まさにこのことで、よく覚えているんですけど、うちの息子が言うには、歩行者と目線を配り合って、歩行者が行っていいよと言った。これは警察の方々と意識が違うからあれなんですけども、歩行者が行っていいよというふうに言ったと言うんですね。そしたら行った先に警察官の方がいて、「ちょっと待て」ということで、これはいつも指導されている場所──静岡の駿河区の人は大概知っている場所なんですよね──ここでは指導してますよというところ。これはこのように定期的に指導しているからこそ、こういう意識づけになって、皆さんはそこで気をつけるんじゃないかと思うんですけども、それに当たって、どの取り締まりもそうなんですけども、警察官の方々が違反者と話をやりとりするときに、やはり違反をしてない、どうだったと、こうやり合うと思うんですけども、こういうような教育を定期的にされているのか、警察官の方々の中でこのような取り締まりの教育を定期的にされているのか、勉強会をされているのか、お伺いをしたいと思います。以上ですけれども、よろしくお願いします。

○大城生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 緊急通報システムと子供の緊急通報装置の違いでございます。これは大きく分けると3つ相違点がありまして、1つは設置の目的、それともう1つは形状ですね、形です。それと設置の場所、大きく分けるとこの3つがあげられます。
 まず最初に、設置の目的でありますけれども、街頭緊急通報システムというのは、県民の生命、身体、財産を守るということで、主として道路上にその装置を設置してあるもので、防犯灯と防犯カメラ、こういうもので暗がりと死角を減らすと、あるいは非常時の通報手段を設置いたしまして、そういうことによって地域の住民とそこを通行する訪問者の犯罪との遭遇の不安を除去すると、こういう目的であります。
 子供の緊急通報装置の目的につきましては、これは児童等の登下校における安全を確保するということで、通学路の周辺に緊急通報装置を設置するということでございます。子供が被害者となる誘拐事件といった凶悪事件の未然防止と児童などの地域の住民の安心感の向上を目的としております。
 2つ目の形状です。性能と言ってもいいかもしれませんけれども、共通する機器、附属設備でありますけども、これは街路灯に、両方とも青色や赤色の回転灯、インターホン、そして緊急の通報ボタン、通報者を写すカメラ、非常ベル、これが一体となっております。これは両方の共通です。ただ、違う点は、防犯カメラがついているかどうか、それだけでございます。防犯カメラがついている装置を街頭緊急通報システム、ついていないのを子ども緊急通報装置と、こういうふうに理解をしていただきたいというふうに思います。
 3つ目の設置場所の関係ですが、先ほども申し上げましたけれども、緊急通報システムについては、ひったくりとか路上強盗、こういった街頭犯罪に対応するために路上に設置してあるものでございます。子供の緊急装置は、登下校の児童の安全を守るための通学路上に設置しているということでございます。
 それで、今後の整備計画の関係でございますけれども、私は、平成19年度の整備予定はありませんと言った記憶がございます。それで、それ以降の整備計画はということで、県内の犯罪の発生状況をいろいろと分析をして、その設置の必要性を総合的に判断して整備を進めていきたいと、このように御説明申し上げたと思いますけれども、御理解、御協力をお願いしたいと思います。

○小林交通部長
 横断歩行者妨害取り締まり強化と、それから警察の職員、取り締まり警察職員の今後の指導、これについてお答えしたいと思います。
 まず、横断歩道に関しましては、道路交通法38条で、横断歩道上における歩行者の優先、これが規定されているところであります。特に横断歩道に接近する場合は徐行しなさいと。停止線の直前で停止できる速度で通行しなければならない、あるいは横断歩行者がいる場合は一時停止しなさい、さらには側方を通過する場合は、左側に横断歩道の手前に車がとまっておれば、横断歩道の直前でとまりなさい、あるいは横断歩道の手前30メートルのところでは追い越しのため進路変更をしてはいけませんというような横断歩道での歩行者の優先義務、これが規定されているところであります。
 18年中の横断歩道上の歩行者の事故発生でありますけれども、件数は760件、死者が16人、負傷者が768人であります。例年9月以降は日没時間が早まるという形で、夕暮れ時に歩行者の交通事故が増加すると、そうしたことから、18年は9月21日から10月中の41日間を横断歩行者妨害取締強化期間に指定しまして、期間中4,137件の取り締まりが行われたというところであります。
 この期間中の交通事故の発生状況でありますけれども、発生件数は76件、前年比マイナス21件、それから死者数はゼロという形で、前年比マイナス2人、それから負傷者数は80人で前年比マイナス25人ということで、発生件数、死者、負傷者とも前年に比べて減少するという形で、取り締まり強化による効果は確実に出ているのではないかと認識しております。
 今後の方針でありますけども、今後も年末に向けた死亡事故抑止対策としまして、引き続き、歩行者保護、歩行者妨害の指導取り締まりを推進し、歩行者の保護優先意識を定着させるために、先ほど出ました思いやりパッシング運動、そうしたものを浸透させてまいりたいと、このように考えております。

 それから、取り締まりの関係でありますけども、取り締まりに伴い検挙された運転者にとっては大変大きいものがあると思います。また受けとめる運転者の内心、心というものは、非常に千差万別であろうかと、こういうふうに推察する次第でございます。
 特に、警察官の取り締まりに関しては、一般的に道路交通法は道路の安全と円滑化ということの目的のもとに、行政目的を達成するための法律であるという前提に立って、いわゆる370万人の県民のうち250万人が運転免許保有者であると。したがって、法の執行について大変権利義務が伴うんで、とにかく慎重に、かつ相手を思いやって取り締まりをやりなさいと、こういうことで一般的には指導しております。
 警察学校へ入りますと、初任科という教養がありまして、そこで交通関係のカリキュラムを組んでおります。大卒の場合は半年、それから高卒の場合は1年間の教育を経て実践に出て、さらに初任総合課程に3カ月入るいうことでございます。
 さらに専門課程の教養もございまして、これにつきましては、交通警察官に任用されると、2週間、交通専門の教養を与えるという形で交通任用科というものがあります。
 さらに、各種専科教養もございまして、取り締まりの方法、あり方等を具体的に教養していると。特に現場で一番問題なのは、やっぱり言葉のやりとりの問題でございまして、現場警察官には、それぞれのケース・バイ・ケースでいろいろ対応も変わってくると思いますけども、基本的には、県警の指針であります「正・強・仁」──正しく、強く、そして思いやりを持って取り締まりをやるように指導しているところでございます。以上でございます。

○小田巻委員
 御答弁ありがとうございました。
 私も以前、地元の交番の協力員だとか、そして私の親戚もこの本庁にいたりとか、鑑識にいたりするもんですから、いろんな苦労話を聞いています。どの委員の皆様も、冒頭、この警察業務に対して頭が下がりますよというお話がありましたけども、私も日ごろはそう思っているところです。どうか県民のためにも、またいろいろ御尽力いただきますよう、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

○天野(一)委員長
 ほかに質疑ありませんか。

○橋警備部長
 先ほど田島委員からの御質問について1点お答えいたします。
 浜岡原発のホットラインの関係ですけども、浜岡原発には中央監視室といいまして、防護本部がございます。そことの連絡は菊川署、機動隊、それから本部警備課と連絡網あるいはホットラインというのが設置されております。
 なお、制御室につきましては、外部とシャットアウトされているということでございますけども、この制御室と中央監視室、防護本部とは一体となって仕事をしていると。24時間、数十人の体制で対応しているということでございますので、そこを通じてこちらの方へ連絡が入るということになっておりますので、御了承をいただきます。よろしく。

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