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委員会会議録

質問文書

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平成30年6月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中谷 多加二 議員
質疑・質問日:07/03/2018
会派名:自民改革会議


○中谷委員
 今も議論がありましたが、委員会説明資料50ページに記載の土砂災害対策の推進についてです。
 (1)に、県土の73%が山地であり急峻な山地やがけ地が多いとありますが、もう少しわかりやすく中山間地はどういうところかと言いますと、自宅の裏の草刈り場でカモシカがうまそうに若芽を食べ、イノシシが自宅の周りを掘り返し、鹿が雌を求めてピイピイとかわいい声で毎日鳴き、ハクビシンにスモモとかイチジクを実りの多いときに食われ、そしてブルーベリーをヒヨドリに食われる。こういった地域が実は中山間地です。私はそういうところに住んでいるので、毎朝そういった状況を目の当たりにしています。
 昨年は九州の北部豪雨がありましたが、これは大量の流木によって災害が発生したということです。近年特に局地的なゲリラ豪雨という表現もございますが、その辺を含めまして記載のとおり、土砂災害が年間50件にもなるという本県の被害状況ですが、2の(1)ハード対策に流木対策として新設する砂防堰堤の透過構造の導入及び云々とあります。これは具体的にもう少しわかりやすく、どのようなところに設置し対策を講じるのか。あわせて予算も当然必要なわけで、その辺の見通しも含めて平成30年度の対策について伺いたいと思います。

○北沢砂防課長
 砂防事業における流木対策について回答いたします。
 県の流木対策としましては、平成28年度から国の技術基準が改定になりまして、今まで砂防堰堤はクローズタイプといいまして流れてくる土砂を全てとめるタイプだったんですけれども、そうすると流木は上に浮かんで流れてきて堰堤でとめ切れないことがございますので、中を切った透過型というタイプに変えるように基準が変わり、県でも透過型の、流木の捕捉効果の高い堰堤の整備を進めております。なおかつ鋼製スリットといいまして高性能部材を使い流木をとめる工夫、構造の変更をして、流木の捕捉効果の高い砂防堰堤の整備を進めております。
 また、予算でございますけれども、特に昨年の九州北部豪雨災害を踏まえまして全国で中小河川緊急治水プロジェクトを実施しており、その中の土砂流木対策で例えば浜松市天竜区の西の平沢など県内8渓流で、流木の捕捉効果の高い透過型砂防堰堤をおおむね3年間で整備するということで進めている状況でございます。

○中谷委員
 以前、九州の豪雨災害で流木の被害があったときに、間伐のおくれとか間伐木を林内に放置したことが主たる原因だと一部のマスコミ等々で報道された経緯がありますが、調べてみたら実は放置されたものではなくて、木の立っている山地が直接崩壊したことによる被害だということで、土壌の問題、特に火山灰土なんかは脆弱な土地、地形になりますので、そこに住んでいる人が悪いとは言いませんが、ある程度予知、予見できるところはそれなりの対策を急ぐべきだと思います。県内各地の状況は詳しくは知りませんけれども、所管する皆さん方はぜひしっかりとその辺の認識を持って、箇所数も出ていましたがそういった対策をとっていただきたいと思います。

 それから次の質問ですが、清水港におけるクルーズ拠点形成について、本年3月にゲンティン香港と清水港クルーズ拠点形成協定書を締結し、日の出埠頭に旅客施設の整備をすると。お金を出していただいて、それで大いに清水港のクルーズ船の寄港回数をふやせると。お金のある会社なんでどんどん清水港の設備にお金を出していただいてということですが、もう少し具体的にこんなものをこんなふうにつくって、こんなふうにしてより多くのクルーズ船を呼んでくるんだと頭で絵が描けるような説明をお願いしたいと思います。

○都築港湾振興課長
 ゲンティン香港が整備する旅客施設についてお答えいたします。
 清水港の国際旅客船拠点形成に向けまして、ゲンティン香港が整備する旅客施設でございますけれども、これまで岸壁やクルーズ船内で行われておりました税関であるとか入出国管理、検疫といった手続をCIQ機能を備えた専用施設で行えるように整備する調整をしております。これによりまして、より多くのクルーズ客が天候に左右されることなくスムーズに乗下船することが可能となります。
 また今回、税関、入国管理、検疫機能を整備することになりますと、清水港がクルーズツアーで日本最初の寄港地となるファーストポート、または日本最後の港となるラストポートとなる機能を有しますので、さらなるクルーズ船の寄港回数増が期待されるところでございます。

○中谷委員
 ぜひ、特定重要港湾ですのでよろしくお願いしたいと思います。

 それでラストですが、先ほど8番委員も議論をされていましたが遠州灘海浜公園篠原地区の野球場についてです。
 プロ野球独立リーグのBCリーグ――ベースボールチャレンジリーグが設立されて、本年8月でしたか静岡県民球団の加盟が認められることになると、県内初めてのプロ球団ということになります。報道によると四ツ池公園内の野球場を使いたいと。私は四ツ池近くのとんかつ屋さんへ行くんですが、駐車場がほとんどないという弱点がある。そのためには先ほど8番委員も言われましたけれども、篠原を調査するが別に篠原と決まっているわけではないという、えたいが知れない状況に陥っているわけですが、交通基盤部として県民球団の動きがどのような状況か把握しているかお知らせ願いたい。

また、例えば県民球団のプロリーグ加盟が認められることになった場合、篠原地区における野球場建設にどのようなよい点、悪い点があるのかお知らせいただきたいと思います。

○森見公園緑地課長
 ただいまの御質問にありました静岡県民球団のことは、5月の新聞各紙の報道で私も初めて知ったところでございます。この報道を見まして早速浜松市の担当部局に確認しましたが、本拠地を含めまだ明確にはなっていないということでございました。

 これが野球場推進とか構想の立場に与える影響ですけれど、県が策定しました遠州灘海浜公園の基本構想において導入が望ましいとした野球場は、プロ野球公式戦の開催も視野に入れた県西部地域の広域的利用を考慮した野球場となっております。このため浜松市にプロ野球チーム誕生という要素が加わるのであれば、野球に対する意識の盛り上がりとともに整備に対する期待が高まるものと期待しております。

○中谷委員
 私も期待しています。終わります。

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