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委員会会議録

質問文書

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平成30年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:和田 篤夫 議員
質疑・質問日:02/21/2018
会派名:自民改革会議


○和田委員
 分割質問方式で2点ほど質問させていただきます。
 今回の総合計画では、基本理念をしっかりと具体化するために、大きく分けた4つの基本方向の中で命を守る安全な地域づくりの安全な生活と交通の確保が警察の所管でございます。
 現行の総合計画後期アクションプランはもう最終段階に入っておりますけれども、新しい総合計画について重点にしようとする政策あるいは方向を若干変えたような政策があれば御説明いただきたいと思います。

○森本警務部参事官兼警務課長
 現行の総合計画後期アクションプランと次期総合計画の違い、また重点ということでお答えいたします。
 次期総合計画におきましては、県警察が取り組むべき主要な施策として防犯まちづくりの推進、犯罪対策、交通事故防止対策の3点を設定しております。後期アクションプランで戦略の柱として推進しておりました官民協働による犯罪に強い社会づくり、犯罪発生を抑える警察力の強化、総合的な交通事故防止対策の推進の3本柱から表現を若干変更しておりますけれども、大枠として変更はありません。県民の皆様の安全・安心の確保を最優先として取り組んでまいります。
 また、主な取り組みとして掲げる項目につきまして、後期アクションプランおきましては16項目としておりましたところ、次期総合計画では11項目となっております。これは類似するものを統合するとともに、次期総合計画の推進期間中に最優先で取り組むべき事項に絞り込んだものでございます。
 数値目標につきましては、成果指標と活動指標を明確に区分すべきという県の策定方針のもとで3つの成果指標と7つの活動指標を設定しております。
 成果指標につきましては、総合計画後期アクションプランから変更はございません。刑法犯認知件数、交通人身事故の年間発生件数、交通事故の年間死者数を設定しておりまして、いずれも上方修正をしております。
 活動指標につきましては、総合計画後期アクションプランで設定していた5つから7つにふやしております。各施策の進捗状況を詳細に測定することができますように現実的かつわかりやすい目標に変更いたしました。変更した活動指標のうち新たに追加したものとしましては、エスピーくん安心メール等を活用した防犯情報発信回数、学校、警察、地域住民等の協働による街頭補導活動回数、暴力団構成員の検挙人数、警察署版テロ対策ネットワーク設立数、女性警察官の割合、飲酒運転防止に関する講習受講者数の6項目となります。
 一方で、総合計画後期アクションプランで目標に設定しておりました県民の身近で発生する乗り物盗などの認知件数、静岡県犯罪被害者支援連絡協議会の加盟機関数、サイバー犯罪捜査検定合格者数、自宅訪問により指導する高齢者数の4つの指標につきましては、当初の目標を達成するなどして一定の成果を上げましたことから、次期総合計画の目標とはしていないところでございます。
 それから、重点とすべきところでございます。警察活動の大きな目標は県民の皆様の安全と安心の確保にあることはいつの時代でも不変でございますけれども、警察に求められる活動は多岐にわたる上に、時々の治安情勢や社会事情によって注力すべき対策は変化するものでございます。
 したがいまして、次期総合計画におきましては計画期間中に開催されるラグビーワールドカップ2019、東京2020オリンピック・パラリンピックといった大会などを見据えたテロ対策の推進ですとか、社会問題となっております振り込め詐欺被害防止対策の強化など計画期間中に県警察として優先的に取り組まなければならない施策を盛り込むなどして、社会の要請に的確に対応するために数値目標や取り組み内容を変更しているところでございます。

○和田委員
 御答弁のとおり、分析の結果、具体的な目標値を変更した部分も当然あると。今後の社会情勢によっても見直しながら――目標は達成してほしいんですけども――こだわることなく社会情勢に応じて柔軟に対応する形でやっていただければと思います。

 2点目の質問に入ります。
 次期総合計画案の68、69ページの交通事故防止対策の中で、悪質・危険運転者対策ということで、いろいろと飲酒運転あるいは無免許運転等の悪質な対策についても書いてありますけれども、社会問題化している、いわゆるあおり運転について項目として挙げられておりません。恐らく警察としてはいろいろ考えておられるんでしょうけれども、あおり運転について今後どのように取り組む方針でおられるのかお伺いいたします。

○小川交通部参事官兼交通企画課長
 あおり運転など悪質、危険行為に対する県警察の方針についてお答えいたします。
 あおり運転など悪質、危険な運転に対しては、道路交通法のみならず危険運転致死傷罪、暴行罪等あらゆる法令を駆使して厳正に対処してまいります。またあおり運転などを未然に防止するため、車間距離不保持、進路変更禁止違反、急ブレーキ禁止違反等の違反についても積極的に指導、取り締まりを行ってまいります。

○和田委員
 私も車をずっと運転しておるんですけれども、あおり運転は長い時間ずっと繰り返すわけじゃなくて、一瞬の出来事みたいなところもあるわけですよね。そういう事実を把握するのはなかなか難しい点があると思うんですが、警察の皆さんがいろいろ定期的にあるいは巡回でパトカーや白バイ等々で情報をとったり、あるいは事故が起きた後、最近特に皆さんの関心の高いドライブレコーダーを確認しながら取り締まるんでしょうけれども、今後の施策としてあおり運転をより発見しやすい方策を何か考えておられれば、お伺いしたいと思います。

○小川交通部参事官兼交通企画課長
 あおり運転という明確な定義はないんですけれど、車間距離不保持違反等で進路を譲りなさいという行為を捉えておりまして、確かに警察官が通常の活動中に発見するのはなかなか難しい面もあります。1つの対策として、あおり運転は高速道路でよく行われておりますので、ヘリコプターと連携して上空から確認する取り組みも本年は2回行っておりますので、あらゆる手法を駆使して発見、検挙に努めてまいりたいと考えております。

○和田委員
 最後に1点だけ要望させていただきたいと思います。
 私の地域も含めて東名、新東名高速道路とかいろいろ道路が新しくなれば、当然車の流れが変わる。流れが変われば信号機の設置は非常に大事な話になりますので、総合計画の中でも信号機の設置はしっかりやると書かれておりますが、私どもも努力しますけれど、地域の要望をしっかり受けとめて対応していただくことを要望いたしまして私の質問は終わります。

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