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委員会会議録

質問文書

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令和3年4月臨時会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伴 卓 議員
質疑・質問日:04/16/2021
会派名:ふじのくに県民クラブ


○伴委員
 分割質問方式で大枠で4つ質問させてください。
 先ほど来の質問と重なるところもありますけれども、まず観光業をなされてる方は本当に疲弊されてしまっていると思いますので、この事業が起爆剤になればという思いもあります。ただ一方で、やっぱり第4波でのアクセルとブレーキというか、これは大変難しい局面なのかなということも分かります。
 6番委員も少し触れられていましたけれども、例えばバス関係が大変だったというのは、「ダイヤモンド・プリンセス」が昨年こちらに来て、そのお客さんかどうかは分かりませんが、和歌山県のバスガイドさんがバス内でうつってしまって、バス旅行はいかんみたいなイメージが広がってしまったと思うんですよ。でもそれ以降、確かに旅行が動いていないというのもあるんですけれども、旅行関連で本当にそういったクラスターなどの危険性があるのかどうか僕らもよく分かっていないですし、もしかしたら換気なんかもしっかりされていらっしゃいますのでリスクが低いんじゃないのかと思います。
 県としても観光需要喚起の旗を振る以上は、その辺の情報も分かりやすく発信していくべきではないかなと思うんですけれども、改めてスポーツ・文化観光部と健康福祉部との連携について何か考えていらっしゃるかどうかお伺いしたいと思います。

○山田観光振興課長
 バス事業者につきましては、今回の観光促進事業では日帰り旅行の推進ということでバス旅行の利用も視野に入れて考えているところです。バス事業者は業界で自らガイドラインを設けまして、換気とか、乗車時には飲食を控えるとか、カラオケをしないとか、そういったことを正しく定めて実施しております。私どもはこの事業を推進するに当たりまして、バス事業者もそういった点に気をつけて運行しておりますので御活用くださいという正しい情報発信をしてまいりたいと考えています。

○伴委員
 ありがとうございます。
 ゼロリスクを求めてしまったら多分何もできないと思うので難しいところなんですけれども、この事業者さんはこういう対策を講じていて安全ですよとお墨つきを与えるのは難しいかもしれないですが、やはり行政が判を押すところに消費者は安堵感を覚えていくと思いますので、その辺の発信はぜひうまく連携してやっていただければなと思います。

 では質問を変えます。
 本会議の質問でもありましたが、キャンセルの取扱いについて消費者負担は出ませんよとなったときに、この予算の中でキャンセル料そのものは事業者さんには補塡されるのかどうか。ちょっと細かいことなんですけど伺います。

○山田観光振興課長
 キャンセル料については、なるべく利用者あるいは事業者に負担が生じないように制度設計をしているところですけれども、国から示されている枠組みの中では、現状キャンセル料は69億円の限度額の1割程度に当たる事務経費の中での対応をと示されているところです。そういった枠組みの中で、例えばその事務経費はキャンセル料だけではなくて事務局を運営していく経費に充てるために確保されており、キャンセル料については国費で賄っていただける部分は少なくなりますので、中止とか一旦停止の情報発信を早めに行いまして、なるべくキャンセル料が生じない形で制度設計をしてまいりたいと考えています。

○伴委員
 ありがとうございます。
 もう一度確認させてください。消費者負担がなくなるのはいいと思うんですけれども、例えば前日の夜になってやっぱり明日泊まれないとなってしまったときに、旅館の側からすると部屋も用意してあってお料理なんかも用意しちゃった場合、要はコストがかかっていますよね。その部分への補塡みたいなものはないということなんですかね。

○山田観光振興課長
 お客様の事情によって、体調不良とか様々な心配で前日にお辞めになる場合はあろうかと思いますけれども、現状は県が事業を停止するなどの場合を除きまして、お客様の個人的な事情に対するキャンセルについてはなかなか保障していくのが難しいのではないかと考えています。

○伴委員
 先ほど来から日帰り旅行への支援という話も出ておりますが、バスツアーなんかは結構イメージしやすいのですが、個人で日帰り旅行をする場合――例えば私は富士市ですけれども、清水港へ行ってフェリーに乗って、西伊豆町へ行って何か食べて、またフェリーに乗って帰ってきてというのも多分日帰り旅行ですよね――どのようにその中で支援、サポートができるのか。クーポン券でお土産が2,000円分ぐらい安く買えるとかそんなイメージでいいのかどうか、個人で行く日帰り旅行のサポート、支援について何か具体例があったら教えてください。

○山田観光振興課長
 日帰り旅行の支援ですけれども、個人の方が車で行って、どこか観光施設を御覧になって帰ってくるという形態を取ったときに、旅行会社を介して商品として御購入頂かないと割引をしていくのはなかなか難しい形になっています。今のところ旅行会社から商品を買っていただいたときにその2分の1、5,000円を上限に補助していくことを考えています。具体的なイメージといたしましては、日帰りのバス旅行にお客様が申し込まれた場合に、クーポン券を発行して、その地域クーポンはお土産物とか、観光施設の利用料などに活用していただく形で制度設計を進めております。

○伴委員
 もう一度確認してこの質問を終わります。
 個人ではバス旅行以外でのマイカーで行くという選択肢はないということでいいんですか。

○山田観光振興課長 
 個人で車で行って観光施設を楽しんで帰られる場合には、割引制度の適用はないと今制度設計をしております。

○伴委員
 それは十分わかります。そういうことじゃなくて、例えば今バスが怖いという人がいるわけですよ。そうなったときに、パッケージとして入園料とかありますよね。例えばフェリーに乗って、土肥金山に行って中を見て帰ってきて――往復でいくらかかるか分かりませんけれども――そういうものを申し込んだらデジタルでもいいのでパスみたいなものをもらえて、それを見せればフェリーに半額で乗れるとか、観光施設に安く入れるとか何かそういったパーソナルなパッケージのものはないかどうかを聞きたかったんです。

○山田観光振興課長
 現実には旅行会社でお申し込み頂いて、パッケージで商品になっていれば、そこのところは補助対象となります。

○伴委員
 最後1点、せっかく県内で人を動かすチャンスだと思うので、所管事務調査ではないのでフェリーの話はそんなにしませんけれども、私鉄だとかフェリーもそうですし、やっぱり公共交通機関をうまく組み合わせて動かす。――さっきマイカーの話をしましたけれども――旅行パッケージの造成について県として業界の方々と動きがあったのかどうか、お伺いしたいと思います。

○山田観光振興課長
 旅行会社様との具体的な動きにつきましてはまだこれからというところです。制度の詳細も発表していないところですので、詳細を発表してからですけれども、その後に至りましては正確な情報を早く出して企画をしていただく。静岡県の観光協会等にも旅行商品開発のためのアドバイザー等がおりますので、県の観光協会等とも連絡を取って、県内のそうした商品造成の動きを活性化させてまいりたいと考えています。

〇伴委員
 ありがとうございました。最後に意見を述べて終わりたいと思います。
 僕はやっぱり東部地域の人間ですのであまり西部地域に行くことがなく、何か機会があれば行ってみたいなと思いますし、多分西部地域の方もそう思っていると思います。この事業は人を動かすチャンスではあると思いますし、県が主導してフェリーばっかりでは何か手前みそみたいなところもあるんでしょうけれども、そういったところをうまく面的に使って、県がパッケージするわけにいかないので旅行業者さんを活用してやっていただければなと思いました。

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静岡県議会事務局議事課

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