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委員会会議録

質問文書

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平成22年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:石橋 康弘 議員
質疑・質問日:03/12/2010
会派名:自由民主党県議団


○石橋委員
 それでは、趣を変えましてさわやかに質問させていただきたいと思います。
 まず、予算でございますが、建設部の平成22年度予算が1割強平成21年度よりも減少しているわけでありますけれども、ピーク時の予算に比べて来年度の予算は何%ぐらいになっているのかということと、それからその当時の建設業者の県内の件数と現在の建設業者の件数を比較して、どのぐらいになっているかということをお伺いしたいと思います。

 それから2点目といたしまして、経済環境の悪化は御存じのごとくでございまして、公共も民間も非常に投資が減少しているわけであります。私どもの伊豆半島におきましても中山間地域の林業はもとより、建設業も観光業も大変な思いをしているわけでありますけれども、皆さん方の御努力によりまして、森林吸収源対策や、地域産業振興によりまして、県は間伐材を切り捨て間伐から利用の間伐という施策を展開しているというふうに伺っております。
 特に、作業道をきめ細かく整備して、高性能林業の機械を使い、間伐での生産を行うというふうに承知しておりますけれども、間伐は森林組合、作業道の整備は建設業者が担当するという連携はできないのかということ。
 もう1つは、森林整備と作業道整備が一体的に進めるモデル事業に取り組んでいるというふうに伺っておりますけど、この実施状況と建設業者の参入があるか。建設業者からのいろんな御意見があると思いますけども、そういったことをお伺いしたいと思います。
 それからまた県は、今後どのように林業と建設業との連携しようとしているのか、利用間伐促進に取り組んでいくのかということについてお伺いしたいと思います。

 次に、私どもの地域の行事で恐縮でございますけども、平成24年の秋に開催される第36回全国育樹祭は皆さん方の御努力によりまして、私どもの伊豆市でお手入れが行われるということに決定したわけでございます。お手入れ会場は伊豆市のあまぎの森、そして式典会場が袋井のエコパアリーナというふうに決定したというふうに報道で伺っているわけであります。
 あまぎの森からエコパアリーナまでかなりの移動距離があるということで非常に心配しているわけであります。恐らく皇太子殿下になろうかと思いますけれども、御移動は大変だと考えておりますが、それでもエコパが選ばれた理由ですね。それと、準備のための予算が計上されておりますけども、新年度どういう準備を行うのかということと、その行事がどういう御日程で、1日目がこういう行事、2日目があっていろいろあると思いますけども、わかっているところだけ御報告をお願いしたいと思うわけであります。そしてまた併催行事の会場決定の状況について、あわせてお伺いしたいと思います。とりあえず、以上、お願いしたいと思います。

○原田経理監
 予算のピーク時との比較でございますが、昨日の5番委員の質問に対します答弁の際にも申し上げましたんですが、組織改編等もありまして、正確な比較が行いにくい面がございますので、旧土木部分の予算額で申し上げますと、最も多額でありました平成8年度の2330億円に対しまして、平成22年度は1016億円となっておりまして、平成8年度に比べまして、43.6%のボリュームということになっております。またこの間の県予算全体に占めます旧土木部分のシェアでございますが、平成8年度は18.3%から、平成22年度は9%ということに半減しておりまして、これらを見ましても、投資的経費が抑制されているというような形となっております。以上でございます。

○深澤建設業室長
 県知事の許可に係る建設業者の数でございますけれども、今、経理監からお話がありました平成8年度なんですけれども、平成9年3月の末の事業者数ですが、1万6284事業者でございます。昨年の3月末が1万5816事業者でございます。ちなみに、県知事許可業者のピークの数は、平成12年3月末でございまして、このときが、1万7343事業者でございます。以上であります。

○林森林整備室長
 利用間伐の関係についてお答えいたします。先ほど、森林計画室長のほうから回答いたしましたけども、外材がだんだん入ってこなくなってきておりまして、今、国内の建材業者等は、国産材のほうに原材料をシフトしております。また吸収源対策としても、間伐を進めなきゃならないという状況になっておりまして、本県ではその背景をもとに、従来切り捨て間伐をやってきたものを、今、利用間伐のほうへ施策を転換しております。
 ただ、従来の切り捨て間伐に比べますと、利用間伐としますと、1ヘクタール当たりの作業人員が3倍から4倍必要になります。今、間伐の面積をふやしておりますけども、総体的にそういう林業の作業員が不足傾向にあります。そのため、間伐を行うべきチェーンソーが使える作業員が、そういう路網整備に携わりますと、ますます足りなくなるという現状がありますので、県としては、そういう路網整備には、建設業者の力を借りようと考えております。
 また、本年度ですけれども、県は緊急経済対策路網整備モデル事業というのをやっておりまして、県がそういう作業路網を発注するということをやっております。これは、県下7事務所で、中小の建設業者が林業に参入してもらえるように路網整備を発注して、BCランク等の8業者が受注しております。
 それらの受注した方々の意見を伺いますと、8業者中7業者が、初めてそういう路網作業道等の施工をしたと。受注者からはおおむね好評な意見をいただいております。代表的な意見といたしましては、森林整備は森林組合等が行うと考えていたんだけども、建設業者でもこのような分野に参入できるとは思っていなかったと。
 また、2点目は平たん地な部分での工事と違いまして、現場条件が非常に悪いので戸惑いもありますと。ただ、工夫次第では利益も確保できますので、今後もこのような工事を携わってみたいという意見。
 3点目は、この作業路網につきましては、極力現場で発生した木材、石等を使って、いわゆる土工が主体の事業でございます。したがいまして、例えばコンクリート製品等をを買うことがないということで、現場の重機のオペレーターとか、現場の代理人の工事の段取り次第で十分利益は確保できるということを言っております。
 そのほか、今回の受注業者以外からも、来年度もこのような事業を行ってくれるのかという意見もございました。それから、今後のこういう林業と建設業の連携の件につきましては、今言ったモデル事業につきましては21年度限りでございますが、来年度も継続いたします森林林業加速化事業というのがございますので、このような中で建設業とそれから林業との連携で路網整備と利用間伐等を一体として進みたいと考えております。以上です。

○橋本森林局長
 育樹祭のことについてお答えいたします。
 まず、1番目、エコパが選ばれた理由でございますが、式典会場につきましては、県では4カ所の候補地を選定いたしました。県の東部、中部、西部、伊豆の4カ所を候補地として選びまして、その提案を共催者であります社団法人国土緑化推進機構のほうに投げかけました。社団法人国土緑化推進機構ではまた、宮内庁のほうとも協議いたしまして、最終的にエコパというふうに決まったわけなんですが、その決まった理由につきましては、1つは社団法人国土緑化推進機構の言によれば、エコパアリーナというのは、周辺が広大な森林に囲まれておりまして、全国育樹祭の開催にふさわしいロケーションである、それが1点です。
 また、2点目は、交通の利便性が非常によく、多くの参加者が期待できる、これが2点目でございます。
 3点目は、大人数を収容できる屋内の施設であり、設備が充実している。ひいて言えば、経費的に屋外でやるよりも経費がかからないということでございます。
 そして、4番目は式典会場と同じ敷地内で、併設行事も同時開催ができる、要するに、そういう意味での利便性が非常に高いというような4つの理由でもってエコパアリーナに決まったところです。
 そして、エコパアリーナとそのお手入れ会場のあまぎの森では余りにも離れ過ぎているのではないかという、御指摘も確かにあるかと思います。それにつきましては、静岡県内の交通インフラというのは非常に発達しておりまして、新幹線であるとか高速道路であるとか、そういうものを使えばそれほど問題はないという御意見をいただいております。その関係で、皇族殿下にも、それほどの御不自由はかけないというような判断をいたしました。
 2点目の今後のスケジュールにつきましては、あと2年半ほど期間はあるわけなんですが、平成22年度につきましては、まず準備協議会を設立します。その準備協議会というのはどんなメンバーかと言いますと、県の副知事を代表といたしまして、関連部局、そして開催する関係市町、そして、林業団体等で構成する――これはあくまでも想定ですが――そういう団体をつくりまして、来年度は基本計画を策定する計画です。基本計画というのは概要設計的なものであります。
 そして、取り組みの内容としましては、来年度は開催テーマであるとか、シンボルマーク、原画の募集、そしてポスター等の原画展のようなものを今、予定しております。
 会場につきましても、事前に準備しなけりゃならないものですから、そういうものについては粛々と準備を進めていく予定でございます。
 また、プレイベント等も行いまして、全国育樹祭に向けて、盛り上がりの機運をつくっていきたいということで、とりあえず来年度は、春と秋に行っております森づくり県民大作戦、その中でそのようなものを盛り上げていきたいと考えております。
 そして、再来年度の23年度につきましては、今度は準備会から実行委員会を設立しまして、今度は詳細設計をこの中で検討していくと。その年にも当然プレイベント的なものはやっていく予定なんですが、その内容につきましては、その実行委員会の中で意向を踏まえまして、どのような内容でどこでやるのかというのも決めていきたいと考えております。
 最終、24年の秋には、その本番が始まるわけなんですが、それ以前についても、予定は秋なんですが、その前、半年間にはまたもう1回プレイベント的なものを開いて、より盛り上げていく予定でございます。
 そして、3点目が併催行事の場所。併催行事の場所を、先ほど会場を選定するときの理由にも言いましたが、併催行事はエコパの周辺の森林等を利用してやる予定でございます。行事の日程、要するに最終年の24年のときの予定なんですが、1日目がお手入れで、2日目が式典というような関係になります。式典と同時にその併催行事も一緒に行うというようなことでございます。以上でございます。

○石橋委員
 建設業者と予算との関係でございますけども、予算が43.6%、それで建設業者の数が約1割減ですよね、いかに1社当たりが大変な思いをしてるかというのが、この数字を見させていただいて、理解できるわけであります。私どものような過疎地域を抱えている地域になりますと、その建設業者っていうのは、防災面で何かありますと、警察とそれから消防団と、それからその次に役に立ってもらうのが建設業者なんですね。建設業者が不況でなくなってしまう部落とか区が出てきますと、何かあって道路が遮断したときに、どうにもならないということになるわけでございまして、私はそういったことを考えて、いろいろ建設業者がこれから生き残るために、何があるのかなということを日ごろから考えてるんですけども、島根県では、酪農で肉を都会に送って成功してるというようなことも起きているようでございまして、ぜひ、そういったことを考えますと、静岡県のモデルといいますか、建設業を健全に育成するために、特に耕作放棄地との関係あるいは森林整備の関係、先ほどの間伐を含めて建設業との関係、そういったものをより強化していただいて、建設業界の生き残りをぜひ御指導をいただければということで、答えは結構でございますけども、要望いたしまして、私の質問は終わります。

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