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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成24年12月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:石橋 康弘 議員
質疑・質問日:12/20/2012
会派名:自民改革会議


○石橋委員
 それでは、簡潔明瞭に質問させていただきます。
 皆さん方も御案内のごとく、日本の医療費は大変な金額で毎年伸びているわけでありますが、その一因で、入院の必要のない高齢者が介護施設へ移るのがおくれているということが問題になっているようでございますけれども、このことについて静岡県の状況、これが1番目。

 それから2番目、静岡県の医療費の中に占める薬代の額と比率、それがわかりましたら、教えていただきたい。

 3つ目、先ほども問題になりました、保育所のパート、非正規雇用ですね。私が問題にしているのは、そのサービスの質の低下を非常に心配しております。非正規雇用の方の待遇がどうなっているのか、一律なのか、あるいはどういうふうに県が監督しているのかということをお伺いしたいと思います。
 特に、どこの民間でも言えるんですけれども、正規の人よりも、熱心なパートのほうが非常にレベルが高いお仕事ができるということがあるんですね。ですから、きちっとそういった働きに対して報いる体制ができているのかどうか、どのような把握をしているのかということをお伺いします。

 それから4つ目、待機児童。静岡県の保育園に入れない児童が何人ぐらいいてそれに対する対応。

 その次、老人ホーム。今何人ぐらい待機しているのか、それに対する対応。以上、それだけとりあえずお伺いします。

○望月こども未来課長
 まず待機児童につきましては、平成24年10月1日現在で、全体で1,023人の待機児童の数が発生しております、これは年度途中にだんだん子供が生まれて、入れたいという方たちがふえてくるもんですから、年度後半に向けて、待機児童がふえていくというような状況になっております。
 対応ですが、1つは、施設整備の関係について前倒し等でなるべく受け皿を多くするということと、もう1つは、小回りがきくような保育ママだとか小規模保育所、それから定数の改定に向けた取り組みを促進させることによって、少しでも待機児童を減らすという努力をしていきたいというふうに思っています。

 それから、御指摘の非正規職員の待遇の関係なんですが、全体のデータは持っておりません。基本的にはパートとか非正規であっても、時給でやっている形でなっているもんですから、委員御指摘のように、やっぱり待遇において給与面等々で劣るのかなというような認識を私も持っております。以上です。

○村松介護保険課長
 老人ホームの待機状況という話ですけれども、特別養護老人ホームの入所希望者についての状況については一番新しい数字が平成24年1月1日現在で、入所希望者が3万人以上です。これは重複があるものですから、市町で調べまして、重複を除きますと1万3000人弱と。それからそのうち、在宅での人が5,700名ぐらい、さらにひとり暮らし等で緊急性が高いと思われる方は1,800人ぐらいいるということです。対応としては、特別養護老人ホームの整備について毎回大きな予算を議会で承認いただいております。また介護保険につきましては、計画に基づきその範囲内で整備を進めているという状況です。

○海野国民健康保険課長
 最初の医療費の話ですけれども、手元の資料では37兆円のうち、65歳以上の高齢者の方が20兆7176億円で、全体の55.4%。さらに75歳以上は11兆4685億円で33.3%ということですが、そのうち入院の必要のない方というのは、特に統計はありませんので、それはわかりません。
 それからもう1点、薬代です。薬代そのものではないんですけれども、33兆8000億円のうち、調剤報酬に当たる分が6兆5600億円になります。この調剤報酬の中には、調剤の技術料も含まれていますので、薬代だけではありません。その辺はちょっと区分できませんので、そこまでしかわかりかねます。

○宮城島健康福祉部部長代理
 高齢者の中で、入院が必要のない方の推移でございますけれども、私は介護保険の改正のときから携わっております。そのときに、社会的入院というのが、大変に問題になりまして、入院の必要のない方、本来なら介護施設に入る方、そういうふうな方々が多数病院にいるんじゃないかということが問題になっておりました。しかしながら、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設といった施設の整備が急速に進みまして、そういったいわゆる社会的入院と言われるような方がゼロとは言えないとは思いますけれども、私の知る限り、ほとんどなくなったというふうに聞いております。
 ただ、いまだに特別養護老人ホームがあいていないから少し高い介護老人保健施設に入るとか、特別養護老人ホームには入れないから介護療養病床のほうにいるというふうな方、まだ介護療養病床に入っていらっしゃる方もいますので、本当にその人に合った施設に必ずしも入っているわけではないというような状況もあるかもしれませんけれども、昔に比べると大変改善されたものと認識しております。以上でございます。

○石橋委員
 要するに、入院の必要のない高齢者が介護施設に行くというのはゼロに近いということで、減ってきたということだね。医療費を減らすにはそういった努力もありますが、もう一度チェックしたほうがいいと思います。

 それから、保育の関係です。待遇をよく調べて、やっている仕事は同じでも、待遇が市町によって違うということのないように、しっかりと見守ってやっていただきたいということです。必要なものは使わなければだめなんですよ。でも、必要なものをカットしているから世の中がおかしくなる。子供のために、教育のために使わなければだめなんです。ですから、しっかりそれをやっていただきたいと思います。
 それから、フランスなんかに行きますと、全部先ほど言った保育ママですね。みんな喜んで預かってくれますよね。だから、そういう社会的に大きく子供たちを包んであげるというシステムをぜひ構築していただきたいと思います。

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