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委員会会議録

質問文書

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平成28年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中沢 公彦 議員
質疑・質問日:03/09/2016
会派名:自民改革会議


○中沢(公)委員
 1問お願いします。
 きょうは3月9日でありますが、間もなく5年前に起こりました東日本大震災の日を迎えるわけであります。あの悲惨な東日本大震災の被害を忘れることなく、さまざまな立場の方々が、後世につないでいかなきゃいけないなと思っておりますが、先般そのことに関連しまして、2月20日の土曜日の日経新聞に、津波による証拠物流出という記事が出ました。その当時のことに思いをはせれば、当然のことながら警察の皆さんは、そういった書類の管理どころではなくて、住民の救出救助を最前線で頑張っていただいているわけですから、この災害発生時においてそういった証拠物や書類等の確保が後回しになるのはいたし方ないことだと思います。
 ただ、そのことはどうこうではないのですが、事実として例えば宮城県警等ではそういった証拠物がなくなって、その後の捜査に支障を来しているということも書かれています。例えばそれが本県で考えてみたときに、海岸から近い場所に警察署や交番が散在していると思いますが、県内の警察署、交番等でそうした証拠物、捜査資料等々が流されるおそれのある箇所の有無、さらには災害時に備えた保管の考え方について伺いたいと思います。以上です。

○田中刑事部長
 平成27年6月に発表されました第4次地震被害想定をもとにお答え申し上げます。
 津波によります浸水被害が予想される警察署といたしましては下田、湖西の両警察署、さらに沿岸部に位置する県下39の交番・駐在所が対象となっておるわけであります。これらの対象施設におきましても、交番・駐在所につきましては一時的に証拠品、捜査書類などを保管する場合もありますけれども、基本的には速やかに警察署に送達されてございまして、現状といたしまして警察署におきましては、2階以上の倉庫などにこれらを保管している状況にあります。また通常、例えば自転車でありますとかオートバイでありますとか車両などの大きな証拠品は、敷地内に別途保管されている事情にございます。これが現状でございます。
 思わぬ災害からこれらを守るためには、例えば2階ではなく物理的にさらに高い場所に証拠品を移すこともございましょうし、また堅牢な保管スペースを確保する。さらには書類ベースで今つくっているものについても、デジタル保管して別途に保管すると。るる考えられるわけでありまして、今後その点も考えていかなければいけないのかなと考えているところでございます。
 いずれにいたしましても、5番委員御指摘のとおり、捜査において証拠品や捜査記録は極めて重要な価値を持っているわけでございます。一概に証拠品と言いましても、その手法的な評価は、るるあるわけではありますけれども、津波などで流出したりすることがないように、これを実際に経験している5番委員御指摘の宮城県にも、近々の視察を考えているわけでありまして、委員の方々あるいは関係部局の御理解、御協力を賜りながら、可能な限りの施策を持って備えてまいりたいと考えているところでございます。

○中沢(公)委員
 今御答弁いただいたような対策を念頭に置きながら、万が一の災害に備えた対応をお願いしたいと思います。
 いずれにしても、万が一の災害が発生した際には、とりもなおさず警察の皆さんには住民の救助、そして被害を最小限に食いとめるための最前線での活躍が何よりも期待されると思いますので、そういったことにまた御尽力いただきますようにお願い申し上げまして終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp