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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成19年12月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:三ッ谷 金秋 議員
質疑・質問日:12/13/2007
会派名:平成21


○込山委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○三ッ谷委員
 ぜひこれは部長にお考えをいただきたいなと思うんですが、合併につきましてお伺いをします。
 今回の説明資料の中にも、合併推進構想の対象市町の11の組み合わせが示されています。知事は合併に伴う市町の合併調印式には必ず立会人というんでしょうか、ある意味で上部組織としていろんな席に行って署名、捺印もしているわけですよね。
 今回もこの知事の提案説明の中で、現下の状況の理解と継続的な取り組みを強く働きかけてまいります、こういう原稿でお読みになりました。私は、第1次合併の中にも、合併に伴う疲弊というんでしょうか、あるいは合併に伴う痛みというのがあると思います。合併した中心地は痛みを余り感じていません。残念ながら、合併に伴う痛みを肌で感じているのが第1次合併したところの衛星の地域である旧町民の皆さんです。
そこで伺うんですが、まず1点目が、知事の立会人としての職責の意味をまずお聞かせいただきたいなと思うんです。

○藤原総務部長
 市町村合併につきましては、県としての役割があるわけですけれども、調印式に出ておりますのは、直ちに法的な意味を持つものとは認識しておりません。市町村がそれぞれ意思を固めて合併をするという機会に、広域的な自治体の長として参加しているものというふうに認識をしております。

○三ッ谷委員
 部長のおっしゃるとおり、それは第一義的にはそれぞれの市町が自発的に取り組んで合併に持っていったわけです。きょうお伺いしたいのは、知事がそういうふうな現下の情勢をしっかり各首長さんに把握してもらって、できることであれば、先ほど冒頭の部長の説明じゃないけれども、地方交付税等のいろいろな流れを考えていくと、やっぱり広域的に合併した方がこれからの地域が豊かになりますよと、こういう説明だと思うんです。それで、合併に伴ういろんな調印事項があるわけですよね。多分、県の総務部の皆さんが出向をして、いろんな御指導をしたりという地域もあります。私が質問したいのは合併調印書に書いてある文言の内容についてです。
 今回は平成の大合併で、ある程度力を込めているから、合併特例債等を発行しながら、基幹道路の整備だとか、あるいは地域と地域の点を結びつけて、合併をより肌で感じてもらうような施策を当局がとっているのはよく承知をしています。しかし、その当時、例えば私の地域をとりますと、1市3町1村の合併で、知事も調印式の日に言っていました。「まさか皆さんのところが、こんなにスムーズに調印までこぎつけるとは思わなかった」と。お隣の方はもう確実にできると思ったらだめだったけれども、うちのところはよくできたねと、こういう知事からのコメントをいただきました。それに伴っていろいろ合併書の内容がありますよね。しかし、合併に伴う出直しの選挙で首長がかわると、合併書に取り上げたことがなかなか履行できないと。こういうところの指導について、総務部長はどのようにお考えでしょうか。

○藤原総務部長
 委員御指摘のように、新しい市町になってどうやって新市町を建設していくかという内容のお話だと思うんですが、基本的には各市町、あるいは構成していた村を含めた信頼関係の中でやっていかれるべき事柄であろうと思っております。県として、どうしてもこれはこうだからというふうに入るかどうかは、その時点で考えていくしかないのかなというふうに考えております。

○三ッ谷委員
 一歩踏み込んで、もう少しやっぱり指導監督という意味で眺めていただきたいなと私は思うんです。ここにもありますけど、ただ行政区の面積だけが広くなれば、静岡県の目的が達したというんじゃなくて、それに伴って生活が豊かになったり、安心・安全が肌で確かめられるようなものにならないと、合併した意味がないじゃないですか。それが果たされているかどうなのか。ことしの一般質問でも県民アンケート調査のとり方、あるいはこれからそれをどう利用するかということも出ていました。私は、特にこの合併については、全部やれとは言いませんけど、たまにはどこかの市に無通知で、合併後生活が変わったのか調査をすべきだと思うんです。そして、1つの新市の事例でもいいから、それを取り上げて、やっぱり合併はよかったっていうような、当局も自信を持って合併を進めるだけの内容をつかんでほしいと思うんです。それがないと、ただ合併しろ、合併しろと。合併しても現実にはなかなか合併の豊かさが伝わってこないというのが、うちの地域含めてあると思うんです。そういう点につきましてはいかがお考えでしょうか。

○藤原総務部長
 特に周辺部というお話がさっきございましたけれども、確かに生活が一変したというのがすぐに見えてこないケースがあるだろうと推察はしております。我々は、「孫子の代のために」とよく申し上げますけれども、中長期的な立場で考え、じゃあ単独で残ったときに果たしてこのサービスが確保できたであろうかといったようなことも、他方で我々としても説明をしていかなくちゃいけないのだろうと思います。
 それともう1つは、今いろんなツールがあって、地域自主組織なんていうツールも、もう少しうまく使えないかっていったことを内部で研究したり、学識経験者の方にもお願いして研究したりもしております。そういった結果もフィードバックしつつ、対応していきたいと考えております。委員のおっしゃる、合併したところの意見をちゃんと聞くべきじゃないかというお話については、現在、国でも第29次地方制度調査会の中で同じような議論がされているというふうに聞いておりますので、そういったところの議論なんかも十分参考にしながら、引き続き注視してまいりたいと考えております。

○三ッ谷委員
 それはよくわかりました。ぜひ今部長がおっしゃったような御配慮をいただいていくということで。現在5つの合併協議会が立ち上がっている。私は、なぜそういうことをお願いしたいかというと、現在の合併に向かって努力している地区がありますよね、合併協議会の立ち上げに対し皆さんが力強い働きかけをしているということもよくわかります。首長がいろんなところで合併はいいものだと思って力説するから、町民も市民も、皆さんがそれはやるべきだってきっと思いますよ。しかし、やってみると合併に伴ういろいろな問題点があったりということで、新しい5地区に、県が力強い働きをするっていうんですから、やっぱりその点も踏まえて、ぜひ御配慮いただきたいなというのが1つです。

 また、先ほども消防広域化の話が出ていますけど、消防団の皆さんが、できれば合併に伴う地域同士が集まってという話をよくしているんですよね。私のところは、ブロックが焼津市からうちのところまでというようなお話だそうなんですが、その中でも市町村合併の話がやっぱり出てくるんです。私も地域の中では合併に賛成の票を入れた1人ですけど、伴って責任も感じます。部長もおっしゃるように、今、階段を上がっていく途中だから、なかなか大変ですよということはわかっていても、私の地域の場合、新磐田市に対して周りが不平ばっかり言ってて、二、三年たってもなかなか打開できないと、本当にそんな気になります。
 それから、当時の合併協議会の役割の中で、それぞれの地域の特色、あるいは自然環境を網羅して、なるべくそこのゾーンを生かしていきたいというようなことで取り決めが細かく書いてあるわけですよね。しかし、やっぱりそういう事柄ができ上がっていってこそ、初めて県民に、静岡県が率先をして合併をしてよかったなということになるわけです。私は2月議会の代表質問でありますので、ぜひとも今言ったようなことを、資料をしっかり用意して総務部長にお伺いしますので、御協力をお願いして終わります。

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