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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年12月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 洋佑 議員
質疑・質問日:12/15/2014
会派名:自民改革会議


○鈴木(洋)委員
 それでは、一括質問方式でお願いします。
 まず、議案第193号の浜名湖プレジャーボート係留施設についてお聞かせください。
 この係留施設は違法係留放置艇対策がもとにあり、県の皆さんに御苦労をおかけしたり、関係者の皆さんの御努力によって整備されてきたわけです。いずれにしても、地元の皆さんといいますか、浜名湖に関係する人たちの協力や沿岸の皆さんの協力なくしてはできなかったのではないかと、こんな思いがあります。ですから、そういう人たちとうまくやっていくというと変な表現になりますけども、円満に運営をやっていくことがまずは大事ではないかなと思っております。
 そこで、今度、指定管理者の選定がされたわけですけれども、どういうような観点から公益財団法人浜名湖総合環境財団が選定されたのかをお聞かせください。

 それから、建設委員会説明資料63ページの津波災害警戒区域等の指定についてお聞かせください。
 添付された資料に手引がありますが、実を言うとこれを見ても余りよくわかりません。
 私は今定例会の本会議で内陸フロンティアについて質問をさせていただきました。いろんな思いがあって質問をさせてもらったのですが、知事の答弁には森づくりの話もあり、最終的には沿岸都市部のさらなる企業立地を推進してまいりたいというふうに決意しています、とこういうようなことでした。今後、この指定に向けては関係の市や町と協議を進めることになっております。
 いずれにしても、地震が来て津波が来たときにそれに対応する能力を持った地域にしていきたいということは大変すばらしいし、有効なことでしょう。まだ内容を精査して見たわけではないものですから申しわけありませんけども、そういうことだろうと思っているわけです。
 ところが、私は本会議の質問の中でも申し上げましたけれども、一方でこういう指定をされるとその土地の皆さんは、指定されて本当に大丈夫なのかという気持ちもあると思うんですね。具体的に言うならば、土地の価格が下がったり、そこにあった企業が高台へ移転してしまうということにつながりかねない、こんな思いがあります。この辺のところは丁寧にやっていただけるということを何回も何回もお聞きしておりますけども、どうなのでしょうか。

 それと、もう1点は資料の中にあります指定の区分として、津波災害警戒区域と津波災害特別警戒区域とに分かれています。津波災害警戒区域については調整が整った市町から順次指定するという説明ですね。
 津波災害特別警戒区域は、市町の推進計画等の検討に合わせ、市町と連携、調整しながら検討を進めるということですけれども、これらを含めてどんな調整をやって区域の指定を行うのかについて具体的な進め方、指定の仕方を教えていただきたいと思っております。
 
 そして、3点目ですが先ほども6番委員からお話しいただきましたが、浜松市沿岸域防潮堤の整備についてです。私は近所なので毎日見ているんですけれども、毎日状況が変わっておりまして、ありがたい話だなと思っております。今は17.5キロメートルを整備されていますけども、その次には東へ行って五島海岸のほうで発注がされるということを仄聞しております。何で東なのか、それで、西のほうへ来るにはいつごろになるのか、この計画について教えていただきたいと思います。

○柳本港湾企画課長
 浜名港プレジャーボートスポット指定管理者候補の選定についてお答えいたします。
 指定管理者の公募に当たりましては、現地説明会を行ったところ、2団体が来ました。1つがビル管理会社を業とするところ、もう1つが浜名湖総合環境財団でございました。選定に当たりましては、選定項目の管理運営の中に、地元との調整、連絡がきちっとできるのか、さらに水域関係者、いわゆる市や民間マリーナの方々との調整、連携を図ることができるのかという観点を審査項目の中に入れ込み、その部分についても審査会の質疑応答等で明らかにしたところでございます。
 この財団につきましては、浜名湖内の公共係留施設の管理運営の実績があり、財団の情報紙等においてプレジャーボート所有者への航路の安全確保に関する啓発や情報提供、さらには湖内でのアサリ採取のルールについての情報提供等を行うなど、浜名湖を使っている方々との連携についての十分な実績があるという点を評価され、候補者として選定したものでございます。以上です。

○長繩河川企画課長
 津波災害警戒区域の指定への心配の声についてお答えします。
 津波災害警戒区域の指定によって地価がさらに下落するのではないか、あるいは企業がさらに流出するのではないかと心配する声があることは承知しております。
 一方、南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法により、地域においては既に警戒避難体制等の整備が進んでいるということがございます。これは安心情報として静岡県ではこういう体制が進んでいるんだということをアピールする材料でもございます。
 そういった意味で、津波災害警戒区域の指定をすることによって、その地域が安全・安心な体制が整う、あるいは整いつつある地域であるということを周知する効果も期待できると思っております。県としては、市町と協議しながら指定を進めていきます。

 それから、津波災害特別警戒区域の指定についての市町との調整についてでございますが、先般の常任委員会にて、津波災害特別警戒区域の指定の基準案をお示ししたところでございまして、その基準案の一つ一つについて、各沿岸市町に対して意見聴取を近々に行う予定でございます。そういったことを通じて出てきた意見について一つずつ検討しながら、あるいは建設委員会委員の皆様の御意見を伺って、津波災害特別警戒区域に関する指定基準及び手引を取りまとめていきたいと考えております。

○石垣河川海岸整備課長
 浜松市沿岸域防潮堤整備の進め方についてお答えします。
 工事の状況を毎日ごらんになっていただいてありがとうございます。
 次期の工事につきましては、試験施工その1ということで、馬込川の東の平成25年度に実施した付近を行う計画でおります。これは浜松市南区、あるいは西区という地区のバランスを考えたこと、あるいは設置位置を検討してプラントの数をなるべく少なくしてコスト縮減を図る案を検討した結果でございます。平成27年度の早い時期には、西側の浜名バイパスの横あたりを整備する準備もしており、17.5キロメートルを早期に完成するように努めてまいりたいと思います。以上であります。

○鈴木(洋)委員
 ありがとうございます。
 津波災害警戒区域の指定につきましては、ぜひ、それぞれの事情が市町にあるものですから、丁寧の上にも丁寧な進め方をしていただきたいと思いますし、それが本当の意味での内陸フロンティアといいますか、効果がある方法につながっていく早道ではないかなという思いがあるものですからお尋ねをさせていただきました。

 それから、プレジャーボートの件はわかりました。大変明快な答弁をしていただきましてありがとうございます。浜名湖に詳しい人に頼んだと、こういうことですよね。はい、わかりました。

 それから、防潮堤の整備についてはできるだけ早く完成するようにお願いをしたい。それぞれの御努力の中で、一生懸命やっていただいているんだろうと思っております。

 そこで、今防潮堤を整備している部分の西側についてです。
 建設委員会説明資料35ページの3の県内その他の地域高規格道路の状況という表の中で、豊橋浜松道路があり、整備区間は浜松市西区篠原町から愛知県境約18キロメートル、全体で約40キロメートルとなっています。現在整備している防潮堤の西を整備するときに時間差はあると思うんですけれども、この道路整備と一緒にやると非常にいいんじゃないかなと思います。素人考えで都合のいい考え方ですがそうすれば丈夫な道路もできるし、丈夫な堤防もできるんじゃないかなという考え方なんですね。これは全く別々の考え方で進んでいると思うんですが、意見として言わせてもらいました。どうぞよろしくお願いします。

○杉保河川砂防局長
 ただいまの御意見に少しコメントさせていただきます。
 湖西市の静岡モデル検討会がありまして、最大クラスの津波にどう対応しようかということで議論をしています。その中では3番委員から御指摘がありました浜名バイパスの4車線についても俎上にのせてございます。今は橋梁形式になっていますが、盛り土形式にしてL2の津波に対して防御の機能を持たせることはできないかという議論も進めており、浜松河川国道事務所にも話をしています。まだそれほど具体的ではありませんが、それも1つの防御の方法だということで、これからどのように進めていこうか検討しております。
 御提案のとおり、位置的にも、整備時期についても、防潮堤の整備とマッチングする部分がございますので、これからもう少し調整を進め、より具体的な話にしていきたいと思います。

○鈴木(洋)委員
 同じ静岡県民で、浜松市だけお金があってすごくいいものができちゃったけれど、湖西市はどうかと。なので、こういう道路整備をするのならば、一緒に防潮堤もやったらどうだと、こういうことでございます。御理解をいただく答弁もありました。一番効率的じゃないかなという思いがあるので、あえて質問をさせていただきました。

 それから、これは今までの質問と違いまして、私の今定例会の本会議で質問させていただいた遠州灘海浜公園篠原地区へのスポーツ施設の建設についての要望を申し上げます。
 いずれにしても、知事以下それぞれの必要性というのは感じていただいておられるようなのですから、あえて要望させていただくわけですけども、これから浜松市との間で勉強会を開いてやっていくということです。
 浜松市は浜松市の意思でこの案件についてどう対応するかということをやっておられると思いますし、浜松市は浜松市なりの考え方を持っています。私は直接この場所ではっきり申し上げるわけにはいきませんけれども、明快な答えを持っているんじゃないかなと思っております。それを明快に出すには、やっぱり浜松市は浜松市の議会対策上、やらなきゃいけないことも多分大きく背負っていると思います。市の当局と市議会との調整もこれからというようなところもあろうかと思いますので、ぜひ、その勉強会に当たっては、浜松市と静岡県が忌憚のない腹の内を出して、この辺まで考えているよ、あるいはこの辺までが受けるということも含めて、実現できるよう前向きな形で、時間的な問題もあろうかと思いますが、ぜひよろしくお願いしたいという要望を申し上げまして、私の質問を終わります。

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