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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山本 隆久 議員
質疑・質問日:03/08/2021
会派名:無所属


○山本委員
 一問一答方式で質問させていただきます。
 まず、建設委員会説明資料26ページの中央新幹線に関する動きとその対応のうち課題解決に向けた体制で、大井川利水関係協議会が工事に係る大井川水系の水資源の確保及び水質の保全等について流域の関係者が一体となって対応すると書いてあります。
河川法の手続でいきますと、河川管理者である県は申請が出されれば利水上の支障を生ずるおそれがないことなどを審査基準に照らし許可の判断を行うと書いていますが、まずこの水資源の確保について流域の関係者が一丸となって対応するとは具体的にどのような対応をするのでしょうか。

○梨建設政策課長
 利水関係について一体となって対応する点についてお答えします。
 説明資料27ページにもありますが、参考1(3)大井川利水関係協議会の事務局はくらし・環境部が担当しております。会員には記載のとおり水利用を直接利用している団体、それから企業、流域の市町、静岡県が加わっております。まさに水を使っている方の直の声を団体として整理して、必要に応じて事業者であるJR東海、場合によっては国へどういった話をしていくのか取りまとめるところと認識しております。

○山本委員
 ありがとうございます。
ということは、例えば大井川の利水関係協議会の皆さんがこのぐらいの水量の減だったら問題ないと仮に判断した場合に、河川法の手続において治水上、利水上の支障を生ずるおそれがないと判断されるということでしょうか。

○梨建設政策課長
 河川法における判断についてお答えします。
 河川法で規定する部分については、いわゆる治水上、利水上問題がないという点で許可していることがあります。ここで大井川利水関係協議会から頂いた判断は当然十分尊重されるものですが、最終的には河川法を判断する行政側でしっかりと見極めるものと考えております。

○山本委員
 ありがとうございます。よく分かりました。
 もう1つ、JRとの交渉等の対応を当面大井川利水関係協議会が行っていくとなると、川勝知事が全量を戻すと約束したのだから1滴たりとも、という発言はこの関係協議会も同じ意見であるとの認識でよろしいでしょうか。

○梨建設政策課長
 当協議会がもう少し頻繁な頻度で開かれていればそのあたりを確認できるんですが、今現在のところ、例えばこの中に入っております関係市町もございます。そういった話でいきますと県と同じ考え方と認識しております。

○山本委員
 ありがとうございました。
一緒ならば問題はございませんが、そこにずれや話が大きくなっているようだったらややこしくなると思いますので、随時確認をお願いしたいと思います。

 続きまして、説明資料38ページの新たな広域道路交通計画について、先ほど長繩交通基盤部長より重要物流道路制度を契機とした新たな広域道路交通計画について3月5日に本県政の計画を策定したと御案内がございましたが、その中で、重要物流道路は平常時、災害時を問わず安定的な輸送を確保する道路網を形成するもので、物流機能が強化されることにより物流の効率化、安定化や地域産業の活性化が期待されると。また計画中の道路については、新たな広域道路交通計画を策定した後に追加指定を行う予定とされているとのことでした。
まず、重要物流道路の指定によって道路整備における個別の支援があるのか、それから現時点で指定されている道路に対しては従来と比較してどのくらい支援が乗せられるのかお聞きしたいです。

○羽田道路企画課長
 重要物流制度に指定された路線について、どのような支援があるかお答えいたします。
 現在、第1次指定となっております重要物流道路の指定路線については、国の補助事業として支援を受けられます。個別補助制度に移行した箇所につきましても補助率が55%ありまして、さらに内示の段階でも我々の要望額に満足したものが得られると伺っています。
 また、県事業以外の国による事業についても事業がより促進されていると承っております。

○山本委員
 ありがとうございます。
令和2年4月1日時点で県内853キロと非常に長く、その道路によってもばらつきがあると思いますが、全て完成するのはどのくらい先の見通しでしょうか。

○羽田道路企画課長
 重要物流道路に指定された道路の事業進捗についてお答えします。
 令和2年4月に指定されている重要物流道路は現在供用中の路線が大半でして、供用中路線についてもこれから整備するところですが、国並びに県の事業はそれぞれ目標年度がまちまちですので相対的に何年度とはお答えしかねます。

○山本委員
 続いて3番の新たな広域道路交通計画でございますが、具体的に新しい広域道路計画に位置づけた代表的な路線を紹介頂いて、併せてその狙いも教えていただきたいと思います。

○羽田道路企画課長
 代表的な路線についてお答えします。
 現在、県が整備を進めております金谷御前崎連絡道路をはじめ国で調査中である浜松三ヶ日・豊橋道路――仮称でありますが――また本県と神奈川県で行っている伊豆湘南道路などがネットワーク計画に位置づけされています。

○山本委員
 ありがとうございます。
効果的に指定していく中で、目的としてICT、自動運転等の技術の進展を見据えたという条件が3番の中に入っているのですが、具体的にどのような道路か、もしお答え頂けるとしたら教えてください。

○羽田道路企画課長
 今回策定した新たな広域道路交通計画においては、広域的な道路ネットワークとともに交通拠点、防災拠点の位置づけに加えてICT自動運転等の技術の進展を見据えたICT交通マネジメントについても基本方針の中で定め、現在実施中の計画を盛り込んでおります。
 例えば下田等で行っている自動運転の計画や静岡市が計画しているしずおかMaaSの計画など、将来を考えた計画を盛り込んでいるところです。

○山本委員
 ありがとうございました。
自動運転って遠い未来のようですぐ近い感じもするものですから、県としても過疎地域へ使うのかそれとも中心市街地で使うのか、近未来の話ですので計画に基づいた道路改良をしていただきたいと思います。

 続きまして、説明資料41ページのナショナルサイクルルート指定促進事業について教えてほしいのですが、現在藤枝市から磐田市までのいわゆる御前崎まで降りて遠州灘を西へ向かう格好で整備を進めるとのことです。私たち浜松の人間としますとやはり浜名湖の周遊道路はまさに自転車にぴったりであり、ナショナルサイクルルートは静岡県を代表するコースかと思うのですが、最終的に磐田から浜名湖までのナショナルサイクルルート指定を目指す意向はございますか。

○羽田道路企画課長
 磐田から浜名湖に向けたナショナルサイクルルートについてお答えします。
 41ページ3番のナショナルサイクルルートの指定までのプロセスに書いてありますように、1月29日に国で太平洋岸自転車道がナショナルサイクルルートの候補ルートに選定されております。この太平洋岸自転車道については和歌山から千葉の太平洋岸を沿岸沿いに選定しておりますので、浜名湖から磐田沿岸部の間は候補ルートに入っております。
 さらに6番委員がおっしゃる浜名湖の周遊については、今後も本県として政令市と共に指定に向けた働きかけを国にも行いながら着実な整備を進めていくことを考えております。

○山本委員
 ありがとうございます。ひとつよろしくお願いします。

 続きまして、説明資料42ページの「新しい生活様式」に対応した道路環境整備事業でございますが、平成13年度から身近な道路が抱える課題に対して迅速に対応する緊急対策事業を実施してきております。令和3年度からの2か年については新しい生活様式に対応した道路環境整備事業が本議会に提出されているところです。
 近年の緊急対策事業は、安全・安心な道路空間の確保や時々の事象に対応する施策を実施してきており、効果を発見しているとのことです。
まず、平成13年度から今年度までにあった時々の緊急課題の中ですごくよかった事例がありましたら御紹介頂きたいと思います。

○羽田道路企画課長
 これまでの緊急対策事業についてお答えします。
 まず、平成13年から16年までに始まった交通円滑化緊急対策事業は渋滞対策並びに事故対策として交差点の改善、右左折レーンの設置、狭隘なところのすれ違い、困難解消などを行った結果交通の円滑化に資することになりました。
 少し飛びますが、平成19年から20年度にかけて2か年で行った緊急交通改善事業については医療関係機関の周辺などにおける交差点の改善等で右左折レーンを設置することにより救急搬送等の円滑な搬送に寄与できるところも効果としてあったと思われます。さらに医療関係機関の周辺における歩行空間の整備で歩道の設置等を行い、病院を訪れる方等の利便性の向上にも寄与できていると思っております。
 近年では平成27年、28年に行った安全・安心緊急道路対策が通学路の合同点検結果を踏まえた安全対策で児童、学童等の安全をより高めることで緊急に実施したものです。代表的な事例は以上です。

○山本委員
 ありがとうございます、大変丁寧にお答え頂きましてありがとうございました。

 そうすると、近々2年で目標全てほとんどクリアをされてきたと思うのですが来年度、再来年度の2年はコロナに対応して自転車とかの利用が増えてきて今までとは視点が変わってくると思うのですけど、その辺の留意点をお考えでしたら教えてください。

○羽田道路企画課長
 「新しい生活様式」に対応した道路環境整備事業に際する留意点、視点についてお答えします。
 コロナ禍により通勤通学の手段を公共交通機関からマイカーや徒歩または自転車に転換する人が増加傾向にあります。また余暇の過ごし方も変わっており、移動の自粛等が求められる中、自宅周辺等々でウオーキングやサイクリングを楽しむ人が増えているところがコロナ禍における社会情勢であることから来年、再来年の2か年にかけて歩行者への利便性向上、自転車への走行空間の確保でこの事業を進めていきたいと考えております。

○山本委員
 ありがとうございます。
特に2年間で50億円、単年度にしては25億円で、この下の表に道路利用環境や通勤とあり、事業箇所は精査中と下に米印であるのですが、今後どのようにどこを対象と決めていくかをお聞かせください。

○羽田道路企画課長
 本事業の箇所の選定の考え方についてお答えいたします。
 まず道路利用環境改善ですが、歩行者を対象に生活道路並びに公園や神社仏閣の散策路等々周辺エリアの県管理道路について箇所を選定していくこととしています。
 通勤、通学の整備については駅、高校または公共施設等からおおむね半径5キロ圏内の自転車が走行できる環境を整える箇所として選定していきたいと考えております。
 また、防草対策については生活道路、観光道路も含め主な観光施設からのおおむね半径5キロの箇所について視認性の向上、景観の向上で選定していく予定です。

○山本委員
 ありがとうございます。
いずれにしましても、県直轄の道路よりも市町が管理している道路のほうが多いと思いますので市町の要望等もよく情報交換してすり合わせた上で、2年間で集中的に改善していただけたらと思います。

 最後に、遠州灘海浜公園篠原地区の野球場について1つだけ質問させていただきます。
 先ほど5番委員からも質問がありました中で、来年度はインターネットや書籍で調べて、予算で関係者に直接会っていろんなお話を聞いて情報収集をしていくとのことでしたが、1年間みっちりこの情報収集に時間をかける予定でしょうか。

○内山公園緑地課長
 見直し作業全体につきましては、情報収集を含めてなるべく早くスムーズに行いたいと思っております。できれば来年度前半ぐらいまでに見直し作業ができればと考えております。

○山本委員
 ありがとうございます。
ということは、前半に情報収集して来年度中に見直し案の作成までなのか、それとも見直し案の作成を終えて意見の聴取までいく予定でいるか、どちらかお聞かせください。

○内山公園緑地課長
 説明資料53ページ4番のアフターコロナ対応への見直しと書かれた黒いエリア、白抜きの文字で書かれております。6番委員がおっしゃったのはこの中にある県民意見の聴取を含めていつまでかということだと思いますけれども、先ほど答弁させていただいたのはこの黒い部分全体をできれば来年度の前半に行えたらと考えております。

○山本委員
ということは、来年度中にプランの選定までこぎ着けることができるとの解釈でよろしいですか。

○内山公園緑地課長
 コロナの関係で、直接面会して情報収集したりすることはかなり不確定要素があります。ですのでどの程度影響を受けずに作業が進められるかにもよりますが、ステップ2以降の作業については切れ目なくスムーズに行えるように準備していきたいと考えております。

○山本委員
 ありがとうございました。
確かに不確定な要素はたくさんありますけれども、ゴールまでどのくらいのもので歩くのかスケジュール感をしっかり持っていただかないと、不確定要素があるからとずるずる遅れていくのはよくないと思うので、その辺はしっかりやっていただきたいと要望して私の質問を終わります。ありがとうございました。

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