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委員会会議録
質問文書
令和５年決算特別委員会総務分科会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 小沼 秀朗 議員 |
| 質疑・質問日： | 10/31/2023 |
| 会派名： | 自民改革会議 |
○小沼委員
一問一答方式にて質問させていただきます。
説明資料171ページ、個人住民税の徴収対策について伺います。
県財政の収支均衡を目指し中長期的に安定した財政構造への展開を図るため個人住民税の徴収対策を実施したとのことですが、令和４年度における取組内容と収入率を含めた成果についてどのように分析しているのか伺います。
○橋税務課長
令和４年度につきましては、副知事をトップとする静岡県個人住民税徴収対策本部会議による数値目標の設定や、本部会議の推進組織として各財務事務所に設置されました地区部会による進行管理、分析等に加えて税務課及び財務事務所職員による市町への短期派遣による支援を行いました。その結果、個人県民税の令和４年度収入率は前年度の96.9％から97.2％と0.3ポイントを向上しています。また、翌年度への繰越しとなる滞納繰越率につきましても3.2％から2.8％と減少したところであり、着実に取組の成果が出ていると考えております。
○小沼委員
今御答弁の中に、令和４年度から税務課だけでなく財務事務所職員の市町への短期派遣事業を行っているとのことでしたが、令和４年度の支援の内容と成果、また工夫した取組等があったのか伺います。
○橋税務課長
市町短期派遣は、令和４年度は税務課の個別事案の対策班について収入未済の多い団体へ集中的に短期派遣を実施いたしました。また、財務事務所については各財務事務所で設置された地区部会の分析に基づいて選定した支援が必要な市町に対し短期派遣を実施する等、税務課と財務事務所で役割分担をして実施しております。
具体的には税務課は週４日集中派遣をしておりますので、こういった特性を生かして執行停止や即時欠損の処理、高額事案のヒアリング及び進行管理を行うほか、個別事案の財産調査や滞納処分により具体的な支援を行いました。
また、財務事務所についても管内の市町から派遣をしてヒアリングの実施等の進行管理の支援や執行停止の判定、現地調査等、納税セッションの支援等の各所の状況に応じた支援をした結果、令和４年度に短期派遣を実施した市町は実施していない市町に比べて収納率の伸びが0.20ポイント上回り、着実に成果を上げていると考えています。
また４年度に工夫した点ですが、新たに派遣職員からのチャットアプリを導入しまして、情報共有、また即時性についてより市町の課題に迅速に対応できる工夫をして取り組んだところであります。
○小沼委員
新型コロナウイルス感染症の拡大や豪雨等による災害対応などの影響によって県財政は厳しい状況が続いています。県の財源として重要な役割を担う県税の収入の確保は極めて重要であります。説明資料171ページの表にもありますように、他県と比較しますと全国の順位は低い状況が続いておりますので、引き続き税収確保に努めていただきたいとお伝えします。以上です。
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