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委員会会議録

質問文書

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令和3年11月25日アフターコロナ生活環境づくり特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉山 盛雄 議員
質疑・質問日:11/25/2021
会派名:自民改革会議


○杉山(盛)委員
 全然違う観点からお伺いしたいんですが、アフターコロナの後に、例えば今、先生のお話ですと、こういう議会はいろんな議論をする場ですから、テレワークとかリモートというわけにはいかないだろうと。しかし、会社によっては、相当数のテレワークとかリモートでやっている会社が増えているとのことでありますが、一番懸念されるのが、実はアフターコロナの後に来る人口減少で、理由は何かといいますと、男女の間の関係は、変な言い方をすると、男性の性欲によって女性を口説いて、結婚して子供ができるという過程でずっときているわけです。リモートだとか、今の特にスマホを使った会話でありますと、女性から最近は口説いているんでしょうけれども、昔は男が女の人を口説いてお付き合いする、結婚するパターンが非常に多かった気がするんですね。つまり人間関係の構築において、いろんな体験、経験をしながら、自分自身の体験、経験によって相手の人を選んでいったり口説いたりということが、非常にできにくい世の中になってくるなとすごく僕、実は懸念しているんですよ。
 1つの体験として、私は学校法人、高校の経営者でもあるんですけれども、それまで学校へ来たくなかった子供が、学校に行けなくなった途端に行きたがるんですよ。つまり、俺、学校に行きたくないよといって休みがちだった子供たちが、コロナによって強制的に学校が休校になった後に、物すごく来たがるわけです。生徒同士のコミュニケーションが、すごくやっぱり大事なんだな、楽しいなっていうことを体験した子供たちなんですよ、去年の卒業生とか今年の卒業生って。これは非常に大事なことだなとそういう観点からもすごく感じたんですけれども、先生の御意見があればお伺いしたいなと思います。

○坂下哲也参考人
 私が最近ショックだったのは、自民党の外交部会に出たときに教えてもらったグレタさんでしたっけ、エコのお嬢さんがいますけれども、あの子が子供をつくらないと発言したと報道されて、理由は何かというと、人間が増えるからCO2が増えると。だから私は結婚もしないし、子供もつくらないって答えているんですよ。それってどうなのかなってちょっと思っていまして、ただ、今おっしゃったように、来るなと言われて、来たときにコミュニケーションのありがたみが分かってくるということは、やっぱり人間って一人じゃ生きられない世界ですから、そこに戻ってきているわけで、今、インターネットの世界でたくさんの人に自然につながることが普通になっている。でも、そのつながった人って、本当に自分のことを思ってくれてるとか分からないわけですね。でも、そこを確認するためのワンクッションをCOVID―19が起こしたと思えば、これは非常にいいことで、そうすると去年の卒業生の方たちは、きっとちゃんと恋愛をして、彼氏、彼女をつくって、多分、少子高齢化も止めていくことになるんじゃないですかね。
 ダンパーという人類学者が、人間がつながれる数って150人が限界だと言ったわけです。1200万年ぐらい前に人類が分かれて、200万年ぐらい前から人間の脳みそのサイズは変わってないと。その中では、つながれる人間は、どんなに情報空間が広がっても150人が限界だと言ったわけです。だから、その150人をちゃんと見つけ出せるタイミングをこのCOVID―19がつくったと思うと、非常にそれはいいことだったんじゃないかと私は思います。高校の卒業生の方たちは、非常によかったんだと僕は思います。

○杉山(盛)委員
 コロナ禍で、私自身も県議会議員になってもう22年ですが、月に一度か二度、必ず在宅日を設けまして、どんな方でも受け入れて、どんな陳情でも受け入れるという日があるんですよ。4期の幹事長をやらせていただいているときに、最大で1日150組の人が来たんです。いろんな陳情を伺って、今でも先日やったときには18組ぐらいだったんですけれども、いろんな方々のお話を聞いてあげることで、その人の目を見たり言葉を見たりする中で、すごく実は気になっていることの1つはですね、自分の子供の就職のために来る親がいるわけですよ。その親と子供が2人並んでいるときには、私が、あなたはどんなところにと聞くと、この子はですね、実は全然営業は駄目だもんで、事務ですって。あなたに聞いてないから出ていってくれって、しばらくすると親を出すわけですよ。子供に直接聞くと、答えるんですよ、ちゃんと。だからそういう子供に育てている親だっていうことが分からないので、よく、そんな子に育てたつもりはないといって育っているんですよね、そんな子に。というようなことも、会って初めていろんな問題を聞いてみて、その人の問題点が何かが分かるんですけれども、まさしくそのテレワークだとかね、スマホとかで会話していて、それで聞いたり感じたりすることができるのかと心配をすごくしてるわけ。
 先日もあるところで言ったんですけれども、強制出社と言った社員がいるというんですが、出社することが当たり前で、会社が決めることなんだけれども、在宅でいいじゃないのって思っている従業員って結構いるじゃないですか。先ほど先生が言ったように、こういう点ですごく時間のロスが省けるとか、こういう点ではすごく電車通勤だとお金がと言うけれども、その反動が、例えば鉄道会社にきていることも実はあるのも事実なんですよ。人が乗ろうが乗らまいが電車は動くわけですから。1人しか乗らないのと10万人乗ってくるのとでは、全然これは違うわけですよね。
 だから、人の流れが戻ってくるのになかなか時間はかかるけども、正直、在宅だとかテレワークは決していいとは思わないし、人との触れ合いとかを考えれば、コロナ禍というのはどういう世の中を目指していくべきか、二極化されていくのだろうなと考えているんですけれども、また何か御意見があったら。

○坂下哲也参考人
 今のことについてAIというのがありますね。AIはみんなすごいって言います。AIはすごいというのは、人間でいうと視覚しか使っていない。だから簡単にいうと、写真をいっぱい読んで、似たものがあったら見つけます。AIって目でしか判断していない。でも人間はそうじゃなくて、言葉もあるし、においもあるし、感触もあるわけです。五感でやっているわけですよね。だから、五感でやっぱり対応していかないと人間はつくれないし、知恵も出てこないんですよ。テレワークはあくまでもツールで、その割り切りをやっていかなきゃいけないんだと私は思います。先生の御意見には共感します。

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静岡県議会事務局議事課

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電話番号:054-221-3482

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