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委員会会議録

質問文書

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平成24年8月内陸フロンティア振興特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:前林 孝一良 議員
質疑・質問日:08/06/2012
会派名:公明党静岡県議団


○前林委員
 午前中とはちょっと違った観光の観点で御質問したいと思いますが、その前に、この富士の国が漢字になったのですね。広報紙では「ふじのくに」とされているのが、突然漢字で登場して、何かちょっと違和感があったのですが、なぜでしょう。教えてください。

 午前中の説明の中で、1300万人がネオパーサを利用されたというお話がありました。観光誘客は非常に大事な観点ですし、また、東名とは違ったルートで新東名ができているということで、これをきっかけに交流が進めばという気持ちを持っております。
 ただ、1300万人というのが、ネオパーサの利用者ということで、これは観光客ではありませんので、通過の一環であるということを考えると、数が多いからいいなというわけにもいかないのではないかと思っております。この新東名をどれだけの方が通過されるかということよりも、インターチェンジでどれだけの方が下りてくださるのかということのほうが、むしろ重要ではないかと。
 そういう意味で、フリーペーパーが出されまして、私も見させていただきましたが、新たな観光ルートみたいなものも紹介されておりまして、そういう意味では、この観光誘客への取り組みも、しっかりされているなということを感じている次第です。
 これからお盆を迎えるわけですので、現状がどうかということは、まだこれからなのかとは思いますが、新東名が開通することで、どのくらいの方が、新たに県内の観光地に入ってきてくださるのか。その辺のもし見通し、見込みみたいなものがあれば、教えていただきたいと思います。

 それから、10ページのところに、滞在型グリーン・ツーリズムの話で、農林漁家民宿という言葉が乗っています。細かいことで恐縮ですけれども、確かに、この新しいタイプの観光ということで、この農林漁家、新東名には漁家はないと思いますが、非常に興味を感じたのですけれども、開業実績が3件ということで、非常にまだわずかな状況ですけれども、例えば、こういうものを今後の取り組みとして、どのような目標を設定されているのか。あるいは数、この3件が多いか少ないかわかりませんが、例えば、こういうものに関しての課題といいますか、そんなものをどのように感じているのか、ちょっと教えていただきたい。

○篠原政策企画局長
 富士の国の漢字表記についてです。
 県では、平仮名でずっと静岡県のことを「ふじのくに」というふうに言っていまして、大体、定着してきているのかなというふうに考えております。ここで漢字にしておりますのは、その後の国土軸との関係をしているのですけども、海外の人は日本のことを富士山の国だということで、富士の国というイメージができているというふうに考えておりまして、いろいろあると思いますけど、富士の国と漢字で表記する場合は、いちおう日本のことを指しているという形で書いております。以上です。

○藤原観光政策課長
 観光誘客についてお答えいたします。
 まず、実態としまして、新東名開通後のゴールデンウイークについて、主要な観光施設について入り込みを確認してございます。一部、御紹介いたします。
 例えば、浜松いなさインターチェンジから10分の竜ケ岩洞では、全体として昨年と比べて30%増。昨年というのは、東日本大震災で観光客が少なくなったようなイメージを持ちがちですけれども、ゴールデンウイークは、やはり一時的にお客様が観光地に出ないようにしていたのが、多分我慢できなくてだと思いますが、出てきた時期でもございますので、それと比べまして、竜ケ岩洞で30%増、玉露の里、藤枝岡部インターから10分程度のところですが、これも25%増、また、あさぎりフードパークは2万3000人を超え、森掛川インターから20分程度のアクティ森でも30%増加ということで、内陸部の観光施設は、かなりお客様に来ていただいたところです。
 一方、現東名の至近の、例えば、焼津のさかなセンターや富士川楽座は、逆に車が減るのではないかということを心配されて、多くのエージェントのほうに声をかけてお客様に来ていただいたりしたということで、前年並みということでした。新東名はもちろん増えましたし、現東名のほうも昨年並みということで、皆さん、誘客ができたということで、よかったと思っております。
 これを踏まえて、観光としては、せっかくこのようにお客様が来ていただいているところですので、例えば、誘客キャンペーンということで、県内406施設を対象にフォトラリーをしまして、新東名、現東名18カ所にも写真を撮る場所をセットしたりしまして、誘客に励もうと思っております。
 また、NEXCO中日本と協働により、観光情報誌「まるごと静岡ドライブガイド」を18万部製作しましたが、中京圏、あるいは首都圏からの誘客のためのドライブガイドということで、ガソリンスタンドを中心に置いてございます。この中では、基本的に、県内で一泊していただこうということで、新東名、あるいは現東名を使った周遊のコースをつくりまして、ぜひ静岡に来ていただいて一泊してください、こんな観光施設もございます、ということでPRしているところです。以上です。

○鈴木交流政策課長
 農林漁家民宿に関してお答えをいたします。
 農林漁家民宿につきましては、旅館業法の規制緩和されている要綱を活用しまして、平成22年度に私どもで基準を策定いたしました。平たく言えば、農林漁業者が自宅を使って民宿を開業できるということで、規制緩和の内容としましては、客室面積が33平米未満であるとか、それから、客室の定員、宿泊者の定員がおおむね9人以下というような形で基準を策定いたしまして、中山間地、内陸部のグリーン・ツーリズムの拠点施設ということで、開業を支援しているところでございます。
 大まかな目標という形では、1年間、基準の周知等を図ってきまして、現在開業が3件ですので、年間10件から20件程度、開業していってくれればと考えておりますが、特に中山間地で宿泊施設がないところで開業を促進していきたいというふうに考えております。
 課題としましては、まだまだ制度が周知できていないのかなということで、私どもで研修会や説明会を通じて制度の周知を図っているということと、もう1点は、グリーン・ツーリズムですので、宿泊だけではなく、周辺での農業体験など、いろいろな体験施設との連携を図っていかなければいけないということが、もう1つの課題かなというふうに考えております。以上です。

○前林委員
 漢字の富士の国は日本、平仮名は静岡県ということでよろしいですね。わかりました。

 観光誘客については、先ほど言いましたように、通過するだけでは困ります。新幹線の「のぞみ」みたいに、ただ通るだけでは何も静岡県は恩恵がないわけですので、やはり今お話がありましたように、インターチェンジからおりていただいて、新しい今までとは違った観光地に客を呼び寄せるような、そういう施策を図っていくことが大事かなと。
 あとは、各地域の取り組みが、やはり非常に温度差があるような気がしないでもないです。私は、今は森町あたりの取り組みが非常にすごいなと感じているのですが、やはり各地で取り組みができるよう支援もお願いしたいと思っております。

 それから、農林漁家民宿について、まだまだ手間暇をかけて指導することが必要かなと感じております。やはりこれから、こういうものが、まさに中山間地の活性化のために大事な部分かなという気もしますので、ぜひその支援の強化をお願いしたいと思います。以上です。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

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