• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年9月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中沢 公彦 議員
質疑・質問日:10/08/2014
会派名:自民改革会議


○中沢(公)委員
 よろしくお願いします。主要国首脳会議――サミット及び関係閣僚会合の誘致と浜名湖観光圏のことで、分割方式で。サミットのほうだけ聞きます。
 関係閣僚会合は置いておいて、サミットを誘致する場所として、浜松市、浜名湖を中心とするエリアということであります。浜名湖観光圏はもちろん、この浜名湖を中心としたところでありますので、ちょっと関連があると思いますので、一緒くたにして聞きますが、まずそもそもとして教えてほしいことがあるので聞きます。今、手を挙げている自治体が列記されているわけでありますが、県の名前がない、市だけのところがありますよね。これは、どういう違いというか、意味なのか、まずそれを教えてください。

○伊藤文化・観光部長
 サミットの誘致につきましては、企画広報部が中心になってやっておりまして、私どももいろいろと情報はいただいているところでございます。詳細なところは聞いておりませんので、場合によると十分に伝えられないことがあろうかと思いますが、県だけ、市だけということで出ているところがあるかと思います。招致に当たってはそれなりに組織体制を固めて、きちんとした受け入れ体制を確立することが条件として求められます。例えば洞爺湖サミットのときにも、当然、現地の市町だけではなくて、北海道、また国も主体的に入って、安全な会場の提供というのが求められました。ですから、現時点で県だけ、市だけというところもあるかもしれませんけれども、地域として一体となった誘致体制を当然求められると考えております。

○中沢(公)委員
 企画広報部がやっているということは承知していたんですが、何でそれを聞いたかというと、浜名湖観光圏も、このサミットもそうなんですが、例えばここにも書いてあります機運の醸成とか、求心力を高めるとか、一体となってとか、ブランド力がどうのこうのとか、どっちも似たようなことが書いてあるんです。要するに名称というかブランド名って非常に大事だなと思っているんですね。例えばサミットも、企画広報部に聞いてくれと言われたらそれまでなんですが、これは静岡サミットなのか、浜松サミットなのか、浜名湖サミットなのか、ふじのくにサミットなのか。こういうところからスタートしていかないと。求心力を高めていくときに、よく地元でもサミット誘致を県議会議員や市議会議員がもっと声を出して、みんなにその気になってもらうように、いろんなところで話をしてくれよと言われるんですが、名前が大事だと思うんです。ふじのくにサミットはやめてくれと思ってはいますが、浜名湖サミットなのか、浜松サミットなのか。
 実は、浜名湖観光圏もそれと同じで、浜名湖を売っていくために浜名湖というブランド力でいくということであれば、もっと浜名湖を前面に出すような方法がいろいろあると思うんです。僕は浜松市に住んでいて、舘山寺というのは知っているんですが、実はほかは余り知らないです。例えば雄踏温泉や奥浜名湖温泉、静岡茶の中にも掛川茶だったり、川根茶だったり。よくわかんないなというのと同じで、舘山寺を推すのか、浜名湖を推すのか。この浜名湖観光圏は浜松市中心部も入っていると言われちゃうとややこしくなりますが、何となく名前がぼやっとしているんです。どっちもね。名前って本当に大事だと思っていましてね。宣伝するにしても、プロモーションをかけてみんなにイメージを植えつけるにしても、名前がないとイメージがつかないんじゃないかと思っているわけです。
 そこで今、あえて聞いたのは、浜松市は静岡県が絡んでいますよね。ほかに県が絡んでいないエントリーのところがあるのをなぜ聞いたかというと、静岡県がうまいぐあいに絡んでくれればいいんですけど、邪魔なかかわり方をされて静岡市みたいになっちゃうのは嫌だなと。浜松市は浜松市で非常に独自色も強くて、一生懸命に頑張っている各業界団体の人がいますから、ぜひそういった配慮をお願いしたいなと思っています。だから浜名湖観光圏のことで絡めて聞くと、これは浜名湖ですか、それともほかにブランド的なものを何か立ち上げたり、ブランドのコンセンサスを図っていく作業というのもしていくんですか。まずはそれを伺います。

○掛澤観光政策課長
 お尋ねの浜名湖観光圏ですけれども、こちらは浜名湖だけというわけではなくて、浜松市、湖西市全域でございます。2泊3日以上の滞在地域にして「住んでよし 訪れてよし」の地域にするのが観光圏の目的ですので、主たる滞在促進地区として浜松市の中心部とか弁天島、あるいは三ヶ日、奥浜名湖に泊まっていただこうというところで、残余の地域については交流地区ということで、日帰りとか小トリップみたいな形で進めております。

○中沢(公)委員
 そうじゃなくて、ブランド名みたいなものを考えられますかということです。つまり、今の話でいうと、ブランド名的な感じではやらないということですよね。

○掛澤観光政策課長
 ブランド名というか、基本コンセプトを「うみの中に立ってみる〜ゴールデンルートで触れて味わう日本の恵み」としています。中沢委員のお話ですと、これでは訴求力がないということで、サミットを誘致する場合には花も食もサイクリングもできる、湖もある、そういう全般的なことを言っていてもだめなものですから、何か浜名湖観光圏の、浜松地域の特徴を絞った形のキャッチフレーズとか、そういったものは必要かなと思っております。以上です。

○中沢(公)委員
 意見ですが、やはりこういった展開にとっての名称というのは非常に大切だと思っています。だから浜名湖だけじゃないのでと言われちゃうとそれまでなんですが、何かいいブランドの求心力をつくらないとですね。
 例えば、伊豆がそうでしたよね。伊豆は1つとか言いながら全然1つじゃない。よそから観光客が来るときに、あそこは伊豆なんですよ、誰がどう考えたって。それを伊豆の国市だったり、伊豆市だったり、松崎町だったり、河津町と呼ばれても、よそから来る人にとっては伊豆だろうっていう話になるわけです。だから、伊豆は1つというキャッチフレーズで始めたわけですよ。ところが、全然1つじゃないと。
 だから、やっぱり求心力をつくるというのはそういうことだと思います。伊豆の人たちも、伊豆を売り込むにはどうすればいいんだと言いながらも、総論賛成、各論反対みたいなところでまとまらないという話をよく聞きます。例えばさっきお茶のことを言いましたが、お茶もメロンもそうですね。いつになったらメロンは統一ブランドになっていくんだということは、もう30年も言っていますよね。こういうことが静岡県はやたらと多くて、文化も観光も大事で、その歴史も大事なんだけど、売り出すときのブランド力、名称というのは非常に大切で、ましてや浜名湖観光圏という新制度に乗っかったのはごくごく最近の話ですから、逆に言うと新しくつくりやすいですよね。そういう意味では、ぜひそれをお願いしたいという意見でこれは終わります。

 この観光圏、平成30年度までの5カ年計画の中で、さまざまなことが事業の計画に乗っかっています。サミットの誘致が来年の春ぐらいには多分、内定されますね。6月に正式発表になると思います。まだ誘致決定していないので何なんですが、もし誘致が決まった場合、当然、これは浜名湖観光圏の目玉イベントとして位置づけられていくのではないかなと私は思っているわけです。サミット後の、例えば舘山寺温泉も含めた、あの周辺も含め、サミットをやって終わりではなくて、サミット後のこの地域の捉え方をどう思われているか伺います。

○藤原観光交流局長
 サミットが開かれますと、サミットそのものの開催地は浜名湖周辺になると思いますけれど、全世界一斉に浜松市ですということが広がります。ですから一挙に浜名湖周辺地域のブランドが高まり、世界からメディアが来ますから、その皆さんにメディアツアーで当然その地域の文化だとか、観光であるとか、風習といいましょうか、地域全体を世界に一斉に発信していただきます。ですから、終わった後もサミットをやった地区ですよという非常に大きな資源となることになります。
 至近な例で言いますと、洞爺湖サミットをやったホテルは今もサミットをやったホテルですということで地元の新聞にも出ます。あるいは、あのときに乾杯に使ったのは磯自慢だったと思いますけれども、静岡県は静岡酵母を使ってとてもいいお酒ができるところですとどんどん海外の方にPRしていきます。そういうものを長く続けていけるように、最大限の努力をしたいと思います。以上です。

○中沢(公)委員
 やっぱり地元の方とか観光に携わる方も、それをすごい懸念されているんですね。サミットは賛成だけど、サミットをやって終わりではなくて、サミットをやった後、日本人も含めて、外国人にどのようにそこに足を運んでもらうか、継続性をもってやれるか。これは地元のホスピタリティーを高めなきゃいけないのは当然のことながら、その後、その財産をどう残しながら生かすかという戦略が必要です。これは完全に戦略だと思います。
 洞爺湖にも行ってきましたが、いろいろ残っているんですね。首脳の手形とか、洞爺湖サミットの際に首脳が通った場所を歩いてみましょうみたいなツアーがあったりとか、いろいろ残しているんです。その後の波及効果が280億円と、とんでもない金額があって、サミットがなければ誰も知らないようなところですね、あそこは。ところが、サミットをやったおかげでとんでもないことになったという、あれはマイナーがうまく利用できたパターンだと思うんです。
 そういう意味では、浜名湖というか、舘山寺というか、浜松市のあの辺の観光圏は多分マイナーなほうなんですね。そんなにメジャーなほうではないと思うんです。観光協会の皆さんに聞いても、浜名湖や舘山寺って多分知らないでしょうと。だから、これを売り出す努力をしないと、まず始まらないんですよと言っている方が多いですね。だから、さっきのブランド名にもつながってくるわけですが、いずれにしてもサミット後の戦略は非常に重要でして、それをどういうふうに地元地域、業界団体の皆さんに提示申し上げるかということも、実は求心力や機運の醸成にもつながるという。だから後の話なんだけど、実は前段階の機運の醸成に物すごく関係してくるんです。だから、そこは相当練り込んでいただいたほうがよろしいのではないかなと思っています。それも意見です。
 最後になりますが、ふじのくにサミットだけはやめていただいて、ぜひ浜名湖観光圏に意義のあるものを、文化・観光部から企画広報部に意見していただけるとありがたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。

○和田委員長
 ここでしばらく休憩といたします。
 再開は13時15分とします。

( 休 憩 )

○和田委員長
 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
 質疑等を継続します。
 発言願います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp